【書評:1779冊目】ファンが増える!文章術(山口拓朗)

【継続と貢献で、読者をファンに!】
伝える力【話す・書く】研究所所長・山口拓朗氏が、『ファンが増える!文章術』と題して、あなたに眠る「自分らしさ」を発掘しながら、可能性を広げていく文章術を指南する一冊。

■書籍の紹介文

この人を応援しよう!
それは、どんな気持ちになったときですか?

 

本書は、あなたの文章に「らしさ」を感じるほど読み手はファンになると提起し、「自分らしさ」を発掘しながら、人生の可能性をどんどん広げていく文章術を指南する一冊。

 

取り繕うことなく、長所も短所もさらけ出して生きている
その姿にこころを動かされた、”共感”したとき、人は人に惹かれる(ファンになる)のだとおもいます。

 

この姿を「らしさ」と表現し、「らしさ」を存分に発揮できるようになる文章力の習得を目指すのが本書。
あなたの「言葉」に触れた読者が、その「姿(映像)」に”共感”し、ファンに変わっていくことを目指します。

 

こう書くとおもうかもしれません。
「なんかハードルが高そうだな」「自分には無理かも」と。

 

たしかに、文章を書いて発信するのは緊張しますよね。
「大丈夫かな?」「こんな文章で冷やかされないかな?」と不安になり、「やっぱやめよう」と削除したことは一度や二度ではないでしょう。

 

わたしも、毎日この戦いをしています(いまこの瞬間も…)。
そして、戦いに苦戦するほど、「らしさ」を消す作業をはじめてしまうのです。

 

「こっちの文章のほうが無難かな」「この表現のほうが当たり障りないな」「うん、このほうがよく閲覧するWEB記事っぽい」。
こんなふうに、個性の消えた”無難”という名の『まぼろしの”安心感”』を、自分に与えて発信してしまう魔力に引き寄せられて・・・。

 

その先に、待っているものですか?
はい、興味も関心もまったくされない、あの!”絶望感”だけです。。

 

当然ですよね、「らしさ」ゼロの文章なわけですから。
”共感”するポイントがないのですから、ファンになっていただくなんて夢のまた夢です。

 

そんな”絶望感”を、あなたには極力味わってほしくないとおもいます。
(極力というのは、ときには成長のきっかけになるので、その分です)

 

絶望感を味わなくて済む、「らしさ」を存分に発揮し、どんどん可能性を広げていく文章力。
あなたは欲しくありませんか?

 

◆「らしさ」で読者の心を躍らす!

ファンが増える!文章術
山口拓朗 廣済堂出版 2021-12-25
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■【要約】15個の抜粋ポイント

「自分らしさ」とは、「自分+らしさ」です。
「らしさ」を辞書で引いてみると、「そのものの特徴がよく出ていることを表す」とあります。
つまり、「自分らしさ」とは、「自分の特徴がよく出ていることを表す」こと。
だとしたら、次に考えるべきは「自分の特徴」とは何か、についてです。
次の3つは、SNS発信するうえで本書が重視する「自分の特徴」です。
①好きである
②得意である
③喜びを感じる
この3つを本書では「らしさ3要素」とします。

 

これから「らしさ」を輝かせていくあなたにとって大事なことは、気分を下げる言葉はできるだけ控え、気分が上がる言葉を使っていくことです。

 

劣等感があっても、あなたの心に「熱(高いエネルギー)」があれば、それは立派にあなたの「らしさ」です。

 

違和感を抱いているとき、その人は「らしさ」を存分に発揮できていません。

 

人間はやったことのないことは、好き・嫌いを言うことすらできないのです。
「らしさ」がわからないという人は、とりあえず経験や体験の総量を増やしましょう。

 

自分以外の人がいるから、一人ひとりの「らしさ」が輝くのです。
あなたの「らしさ」があるのは、あなた以外の人たちのおかげなのです。
他人の「らしさ」を尊重し始めたとき、あなたの「らしさ」が輝くのです。

 

目の前に人がいなくても、パソコンやスマホを通じて私たちは徳を積み、小さな自信を積み重ねていくことができる。
この感覚を「実感」として味わった瞬間に、あなたの発信は、「自分だけのもの」ではなく、「人のためのもの」へと変化するのです。

 

「あなたの両手が届く世界」を大事にすること。
これが、SNS発信をするときにもっとも大事なことです。
背伸びをする必要も、よそゆきの自分を演じる必要もありません。
「I Think(わたしはこう思う)」がSNS発信の基本なのです。

 

あなたがSNS発信するうえで集めておきたい情報は何ですか?
それを集めることであなたの「らしさ」が輝く情報は何ですか?
さっそく書き出して、脳内にアンテナを立てましょう!

 

「言葉」で書いて、「言葉」で届ける。
「言葉」で書いて、「映像」で届ける。
文章にはこの2つがありますが、人を魅了する文章を書きたい人が目指すべきは後者です。

 

●読む人のハートをつかむ「書き出し」とは?
①「自分の声」から始める
②「他人の声」から始める
③「自分の意見」から始める
④「問いかけ」から始める
⑤「問題提起」から始める
⑥「気づきや意見」から始める
⑦「物語」っぽく始める
⑧「告白」から始める
⑨「弱み・失敗」から始める
⑩「会話」から入る

 

「情熱」で書いて、「冷静」で直す。
この方法を実践するだけで、文章のクオリティは確実に高まります。

 

どういうフォロワーが集まるかは、あなたが発信するエネルギーで決まります。
あなたは、どんな人に集まってもらいたいですか?
一度、ゴールから逆算して考えてみましょう。

 

人の投稿に「いいね!」や「コメント」をすることで、あなたのことが認知されやすくなり、その結果、あなたの発信に興味・関心をもつ人も増えていくのです。

 

●SNS発信がツラくなったときに問いかけるポイント
・「らしさ3要素」を満たすものは何なのか
・自分のワクワクに従っているかどうか
・何かしらの「思い込み」が自分にブレーキをかけていないか
・自分の中に癒されていない感情がないかどうか
・みずから人生に火を灯そうとしているかどうか

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1779-1】気分が下がる言葉を使わない

【1779-2】経験や体験したことがないものに遭遇したらチャレンジする

【1779-3】読み手の頭で「映像」が浮かぶような表現を意識する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】ファンが増える!文章術
【著者名】山口拓朗著者情報
出版社廣済堂出版
【出版日】2021/12/25
オススメ度★★★★☆
こんな時に書く力を身につけたいときに
キーワード文章力ことばのチカラ信用残高
【頁 数】200ページ
【目 次】
第1章 「らしさ」を発信して人生を展開する
第2章 意外と知らない「自分らしさ」
第3章 唯一無二の「テーマ」で読者をひきつける
第4章 「らしさ」が輝く、愛される文章術
第5章 「共感」と「信用」でファンが増える!

 

この本が、あなたを変える!

ファンが増える!文章術
山口拓朗 廣済堂出版 2021-12-25
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山口拓朗さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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