【書評:1724冊目】書く仕事がしたい(佐藤友美)

【書く”仕事”のリアルが見える本】
ライター&コラムニスト・佐藤友美氏が、『書く仕事がしたい』と題して、自身の経験や考え方、働き方を余すところなくシェアしながら、「書く仕事」のリアルな姿を伝授する一冊。

■書籍の紹介文

書くこと。
あなたは好きですか?

 

本書は、書く仕事を20年以上続けてきた経験を余すところなくシェアしながら、「書く仕事」を生業とし、書き続けていくために意識すべきことを伝授する一冊。

 

本書冒頭にあるとおり、文章術の本ではありません。
書き方ではなく、書く仕事について書かれた”仕事術”の本です。

 

SNSやブログにメルマガ・・・。
いまの時代、だれもが書くことができ、それを発表できます。

 

ただ、書くを”仕事”にしている人は意外と少ないのではないでしょうか。
敷居が低いようでいて、どのように仕事を得ていいのか分かりにくい印象を受けます。

 

本書では、著者の20年以上にわたる経験を知ることができます。
どんな仕事があるのか、どんなスキルが必要なのか、どれくらい稼げるのか。

 

こうした、書く仕事を生業とするために意識を向けるべきことが網羅的にまとめられています。
まさに、書く仕事の”リアル”を覗くことができる一冊です。

 

だれもができることを、”仕事”にして生きていく。
そこに生きる者の”矜恃”がひしひしと伝わってきて、「書く仕事」に興味がある人にはまたとない機会となる書籍です。

 

書くほどに、書くことがさらに好きになる
ここに取り憑かれた著者の姿に、ぜひ触れてみてください。

 

◆書く世界に溺れて生きる。

書く仕事がしたい
佐藤友美 CCCメディアハウス 2021-10-30
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■【要約】15個の抜粋ポイント

「いつまでに、どんな書き手になりたいですか?」

 

①依頼を受ける
②取材する
③原稿を作る
④納品する
の4点セットが、ライターの仕事の特徴だと私は思っています。

 

ダサくてもひどくてもとにかく書き続け、現状におけるベストで書き終えて納品し、晒されてdisられても言い訳せず、反省し反省はするが折れず凹んでも戻ってくる。
そして懲りずに次の原稿を納品する。
いつかはもっと上手に書けるはずと信じて書く。
「書く」を続ける。
これが、「”書く”を仕事にする」ことだと私は思っています。

 

私がライターにとって一番大事な素養だと感じるのは、「対象に興味を持ち、面白がれる能力」だと思っています。

 

●売り上げをキープできている人たちの9つの戦略
①広告やオウンドメディアの仕事で安定収入がある
②(出版社や媒体社ではなく)企業の仕事を受けている
③著名人の専属ライターをしている(書籍やブログ、メルマガなど)
④編集者の仕事もしている
⑤編集プロダクション的な仕事をしている
⑥原稿だけではなく、イラスト、写真、動画なども納品できる
⑦ライターになりたい人や、ビジネスパーソンなどを相手に文章を教えている
⑧専門分野があり、その分野でアドバイザーやコンサルティング、講演などをしている
⑨年に1冊程度は数万部のヒット本に恵まれている

 

●ライターの7つ道具
①パソコン(サイズによっては、+モニター)
②プリンター&スキャナー
③レコーダー
④名刺
⑤仕事の実績や連絡先がまとまっているページ
⑥メールアドレス
⑦ノートパッド

 

●仕事を得るための6つの道筋
①書く仕事をしたいと宣言する
②知り合いの伝手をたどる
③誰かに師事する
④編集部or編集プロダクションで働く
⑤学ぶ場所(ライター講座など)にいく
⑥ライター募集に応募する

 

インタビューの失敗は、取り返しがつかない。
とくにウェブの原稿や雑誌の取材は、1回30分から1時間くらいです。
その時間内で相手から引き出せた言葉が翻訳すべき「原文」になるので、その時間は真剣勝負、シビアな時間です。
漁に出たのに魚が獲れなかったら、料理が出せません。
まずは、それを肝に銘じます。

 

ライターの仕事=言語化のお手伝いをすること。
言語化のお手伝いということは、すなわち、取材相手の思考を押し進めることに他なりません。

 

文章を書いて生きていくと決めたときには、ここだけはゆずれない一線を、自分の中に引くことも大事です。
原稿料より、PV数より、大事なのは「自分が自分を信頼できるか」です。
自分を信頼できなくなったら、文章を書いて生きていくことはとたんに苦しくなっていきます。

 

編集者とライターとの関係は、安全安心であることが一番大事です。
そのような心理的安全性が担保されるチーム作りをするのは編集者の仕事だと思う一方で、ライター側もただ受け身であるだけではなく、意識的にそういう関係をつくる努力をするべきだと思います。

 

今すでにお付き合いがある人たちとの仕事をコツコツ丁寧にやって、その仕事相手に「信頼できる人」として認知され、その人(や仕事)を通して「知られる」ことが、結果的には仕事につながりやすいのです。

 

仕事を増やすために、私はこれまで、「1本仕事が終わったら(もしくはその仕事の最中に)、2本企画を置いてくる」ことを意識してきました。

 

自分の24時間を何に懸けるかを考えることは、とても大事だと思います。
だから、仕事の選び方を考えるのも大事。
他の書き手の方から聞いた話で「なるほど」と思ったのは、
①一緒に仕事する人
②テーマ
③報酬
この3つのうち2つをいいなと思ったら引き受ける、という話です。

 

良く書こうと思えば思うほど、私は、私の生きている世界を、好きになります。
私が、この仕事が好きな理由はここにあります。
Love the life you live.Live the life you love.

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1724-1】『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を読む

【1724-2】「自分が自分を信頼できるか」を常に意識して仕事する

【1724-3】目の前の仕事・人に丁寧になる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】書く仕事がしたい
【著者名】佐藤友美著者情報
出版社CCCメディアハウス
【出版日】2021/10/30
オススメ度★★★★☆
こんな時に書く力を身につけたいときに
キーワード働き方稼ぐ力準備力
【頁 数】336ページ
【目 次】
1 書く仕事を知りたい
2 デビューするまでのこと
3 書く仕事に必要な技術
4 書く仕事に必要なマインド
5 とどまらずに伸びていくこと

 

この本が、あなたを変える!

書く仕事がしたい
佐藤友美 CCCメディアハウス 2021-10-30
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佐藤友美さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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