【文章は60−20−1で制す!】
コピーライター・田口まこ氏が、『短いは正義』と題して、文章をラクに書く一番の方法は”短く書く”ことだと提起し、短く書けるようになるために役立つプロの文章術を指南する一冊。
■書籍の紹介文
文章を短く書く。
あなたは実践できていますか?
本書は、文章は短く書くほど「相手に伝わる」と説き、30年に及ぶコピーライター歴で培った「短く書く技術」を指南する一冊。
文章は、相手に伝わらなければ意味がありません。
したがって、「短く書く技術」は誰もが身につけるべきものなのです。
では、どうすれば短く書けるようになるのか。
意識すべきことは、たった3つです。
(1)一文60文字以内にする
(2)タイトル・見出しは20文字以内にする
(3)一文1メッセージにする
この「60−20−1」を意識する。
これだけで、短く「相手に伝わる」文章が必ず書けるようになると著者は断言します。
最初のうちは、書くことがイヤになるほど窮屈さを感じるとおもいます。
ですが、継続するうちに短く書くことがゲームのように楽しくなっていきます。
ブロガーとして、日々意識して取り組んでいるわたしの経験からそう言えます。
そして、短く書くことに慣れてくると読み手の反応が変わります。
ブログ読者からは「読みやすくポイントが分かりやすかったです」と。
著者さんや編集さんからは「要点をコンパクトにまとめてくれてありがとう」と言われる機会が増えていきました。
おもわず個人的な話をしてしまいましたが、ぜひあなたにもこの喜びを味わっていただきたい。
そのために役立つ使いやすいテクニックが満載だったので、ついつい。
だれでも、一生懸命に文章を書きます。
頑張ったのだから、相手に気持ちよく伝わってほしいですよね。
頑張るポイントを、本書を使って「短く書く」にする。
これだけで、相手もあなたも気持ちよい気分を味わえます。
「60−20−1」。
意識して短く書いていきましょう!
◆短く書く。
短いは正義
田口まこ ダイヤモンド社 2021-9-29
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■【要約】15個の抜粋ポイント
そもそも「短く書く」とは、具体的にどういうことなのか?
それは、ワンセンテンスを短くするということです。
より具体的にいえば、「一文60字以内」。
これが”短く書く”ための鉄則です。
これさえ守れば、スラスラとストレスなく読める文章が必ず書けます。
「一文60字以内」は、一般的な文章を書く場合です。
企画書やウェブ記事などのタイトル・見出しについては、より短く「20字以内」を目指してください。
一文60字以内を目指すために、「ワンセンテンス・ワンメッセージ」を常に意識しましょう。
これさえ守っていれば、読みやすく短い文が必ず書けます。
ここでは、ワンセンテンス・ワンメッセージを実現するためのポイントを3つお伝えします。
◎メッセージごとに文を小分けする
◎「いらない情報」を見極める
◎タイトル・見出しは「広げる、選ぶ、磨く」
●4つの「ていねい沼」
①「いただき」
②「してあげる」「してくれる」
③「していただいてよろしいでしょうか」
④「のほう」
文章にリズムの悪さや読みづらさを感じるなら、接続詞が原因かもしれません。
削って意味が通じるなら取る。
今日からは、ムダな接続詞を入れる習慣はやめにしましょう。
早く、正確に伝わる文章を書く。
そのために、もっとも簡単で、すぐに効果を感じられるのが「数字」の活用です。
数字は相手の理解を促し、表現上の魅力も増します。
数字によって、文章に「具体性」と「説得力」が生まれるからです。
数字を洗い出す際に気をつけたいのは、具体的でリアルな数字を使うことです。
「あいまいな数字」では、人の心は動かせません。
「強み」を数字で表すだけで印象的なフレーズがつくれます。
「なるべく早く送ってください」
「できるだけ早く開始してください」
「もっと細かく報告してください」
あいまいで相手に誤解を与えやすい言葉を、私はテキトーワードと呼んでいます。
(略)
テキトーワードは、可能な限り数字に置き換える。
それがもっとも誤解を生まない方法です。
●数字の「見せ方」3つのコツ
(1)身近な数字で実感させる
(2)数字+「ひと言」で思い通りに伝える
(3)数字の切り口、単位を変える
どんな文でも、「字面」はとても大切です。
当たり前すぎて忘れがちですが、文は目で読んでいるからです。
形容詞をひらがなにするだけで、一気に文章の印象がやわらぎます。
「はい」「わかりました」「了解です」など、短い言葉だけでは、どうしても冷たい印象になります。
自分にその意図がなくても、相手の気分を害してしまうこともあるでしょう。
(略)
そこで役立つのが、「あ、」なのです。
このまま送るとぶっきらぼうな印象になるかもしれない。
そう思ったら、文頭に「あ・い・う・え・お」をつけて、気持ちを上手に文章に乗せましょう。
文は、最後に目にした言葉が記憶に残ります。
より強調したい内容は、文の後ろに持っていくのが有効です。
●タイトル、見出しを強くする10のテクニック
(1)言葉を入れ替える
(2)「てにをは」を抜く
(3)「べき」で言い切る
(4)同じ言葉を重ねる
(5)アテンションワードを入れる
(6)オノマトペで表現する
(7)二者択一で問いかける
(8)韻を踏む
(9)反対語ミックスで興味を引く
(10)対句でギャップをつくる
■【実践】3個の行動ポイント
【1720-1】文章を書く際は「一文60字以内」を徹底する
【1720-2】タイトル・見出しは「20字以内」を徹底する
【1720-3】文章を書く際は「1文1メッセージ」を意識する
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】短いは正義
【著者名】田口まこ ・ 著者情報
【出版社】ダイヤモンド社
【出版日】2021/9/29
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】書く力を身につけたいときに
【キーワード】ことばのチカラ、文章力、伝える
【頁 数】216ページ
【目 次】
第1章 短く
第2章 わかりやすく
第3章 強く
この本が、あなたを変える!
短いは正義
田口まこ ダイヤモンド社 2021-9-29
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田口まこさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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