【シェア読書:197冊目】内向型人間のための伝える技術(望月実)

【3つの技術で、伝えるが楽に!】
公認会計士・望月実氏が、内向型人間のための伝える技術と題して、内向型の人の特性を最大限に活かした具体的な伝える方法を紹介する一冊。もう、社交的なフリをしなくていい。

■この本の紹介文

「うまく伝わったかな?」
「わたしと話すのつまらなくないかな?」
人と話しているとき、こう考えてしまうことありませんか?

 

本書は、「内向型」の性質がつよい方に向けて、その性質を最大に活かしながら、コミュニケーションを楽にする方法を、具体例を交えながら紹介する一冊。

 

「内向型人間」とは
内気で心配性、精神的に疲れやすい反面、情報感度が高く、誠実で正確な仕事ができる人(著者の定義)

 

一般的には、外向型人間(明るく初対面でも苦もなくコミュニケーションできる)を求める傾向が強いように感じます。
しかし、内向型人間が無理に外向型のフリをしても、ストレスが溜まる一方です。

 

そうではなく、内向型である自分をきちんと認めましょう。
その上で、内向型の強みをうまく活用した方法でコミュニケーションをとりましょう。

 

これが、この本の骨子です。
読み終わる頃には、「内向型でいいんだ!」と勇気が湧いてくることでしょう。

 

特に、著者が勧めるのが「3つの技術」を伸ばすことです。
それは、
(1)相手のニーズを知る技術
(2)情報を整理する技術
(3)わかりやすく言語化する技術
この3つです。

 

具体的にどう伸ばしていくかを、具体例とともにしっかりと学べる構成です。
技術の伸ばし方を身につけたとき、あなたのコミュニケーションは大きく変わっていることでしょう。

 

◆内向型のままで、いいんです。

■本がわかる!15の要約ポイント

内向型人間は自分の頭の中に浮かんだビジョンを実現するために粘り強く行動することができるため、知的・芸術的な分野で多くの人が活躍しています。
<代表的な内向型人間>
ニュートン
アインシュタイン
ショパン
スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
J・K・ローリング(ハリー・ポッター著者)
ラリー・ペイジ(Google CEO)
マーク・ザッカーバーグ(Facebook CEO)

 

内向型人間が外向型人間に負けないパフォーマンスを上げるためには、自分の考えを整理して伝える能力を身につけることが不可欠です。

 

コミュニケーションの満足度=相手が必要としている情報×相手が受け取りやすい形

 

初対面の人と会うときは何を話題にすればいいか迷ってしまいます。
相手が何に興味があるか分かりませんし、自分の話をしても相手に興味を持ってもらえるか心配です。
そんな時に外さない話題がひとつあります。
それは、相手の良いところを見つけてほめることです。
そこで私は、事前に相手のほめる場所を探してから会うようにしています。

 

自分の考えを文章という形でアウトプットすることによってはじめて、自分の考えを俯瞰することができます。
文章になった自分の考えを読み返すことによって、論理的矛盾や論理がうまくつながっていない部分が見えてきます。
そのような部分を一つひとつ突き詰めていくことにより頭の中が整理され、だんだん分かりやすく伝えられるようになってきます。

 

自分の頭で考えてもしっくりとくる表現を思いつかない時には、本を読んだり人の話を聞きながら使える表現を探すようにしています。

 

プレゼンで何を話すかという内容はもちろん大切ですが、それと同じくらい、「なぜその結論に至ったか」という思考プロセスをしっかりと説明できることが大切

 

苦手意識を減らすために一番効果的なのは、良い部分をほめてもらうことです。

 

しっかりとしたお辞儀をされると、話し手からの敬意を感じ、その人の話を聞いてみようかなという空気になります。

 

話し方を改善する第一歩は、自分が人前でどのように話しているかを知ることです。
とはいえ、人前に出ると緊張してしまいますので、実際に話している時には自分がどのように話をしているかを冷静に分析することは不可能です。
そこで私は、自分の講演をボイスレコーダーに録音して話し方を分析することにしました。

 

できないことにこだわっていてもしかたがありません。

 

アイディアの良さはいくら説明しても伝わるものではなく、そのアイディアをすばらしいと感じる人とめぐり会うことが一番大切

 

楽しい雰囲気を作るためには、相手を楽しませる話をするか、相手の話を楽しそうに聞くかの2つしかありません。
あまり話が得意ではない私は、相手の話を興味深く聞くことによって、できるだけ相手を楽しませるようにしています。
私は聞き上手になることによって、コミュニティの中で聞き役というポジションを取っています。

 

感謝を伝えるためには、「ありがとう」という言葉でしっかりと伝える必要があります。
私はできるだけ機会を見つけて、「ありがとう」「ありがとうございます」「どうもありがとう」というお礼の言葉を言うようにしています。
感謝するということは、相手の価値を認めることになります。
私はできるだけたくさんの人に感謝をすることによって、たくさんのことを学び、たくさんの人と良い関係を築いていきたいと考えています。

 

成長するために大切なのは、まわりの人のアドバイスを取り入れながら、ゆっくりと進んでいくことです。
現実をしっかりと見つめながら、自分にできることからやっていくことが大切です。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【197-1】「なぜその結論に至ったか」そのプロセスを説明できるようにする

【197-2】周りの人から「話し方のよかった点」をフィードバックしてもらい、そこを伸ばす

【197-3】できることから実践する

 

■ひと言まとめ

焦らず、じっくりと。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】内向型人間のための伝える技術
【著者名】望月実
出版社阪急コミュニケーションズ
【出版日】2014/1/30
オススメ度★★★☆☆
こんな時に伝える力を身につけたいときに
キーワード話し方情報整理苦手克服
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 内向型人間のコミュニケーション戦略
第2章 仕事を効率よく進めるコミュニケーション術
第3章 ロジカルシンキング
第4章 情報を整理して伝達力を高める
第5章 話が苦手な人のための話し方トレーニング
第6章 相手目線で企画力を鍛える
第7章 自分に合ったコミュニティを作りあげる

 

この本が、あなたを変える!

 

望月実さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

ここまで読んで、ちょっと目が疲れたなと思ったらこちらを!!

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