【書評:1385冊目】残業ゼロのノート術(石川和男)

【残業は、時間とチャンスを奪い続ける!】
6足のわらじを履く現役会社員・石川和男氏が、20年以上おこなってきた「残業ゼロのノート術」を解説する一冊。1冊のノートが、仕事量そのままに残業ゼロを実現する!

■この本の紹介文

残業がゼロになる。
どんな気持ちになりますか?

 

本書は、1冊のノートを活用することで残業ゼロは実現できると提起し、仕事もプライベートも充実させるノート術を解説する一冊。

 

働き方改革が叫ばれる昨今。
みなし残業やサービス残業など、「会社にいる時間=稼ぎ」という方程式は崩れる一方です・・・。

 

「残業ゼロなら、趣味の時間をより充実できる!」と思った方は正常。
「残業ゼロになったら、残業代稼げないじゃん!」と思った方は危険と言えなくないでしょう。

 

残業とは、そもそも「仕事が残った状態」を指します。
本来なら定時に終わっているべき仕事を、終わらせることが出来なかったともいえます。

 

このとき、残業が発生して、「仕方ない」と思うか、「何故なんだろう?」と思うか。
重要な分岐点になります。

 

まずは、きちんと後者を選ぶことが重要です。
「何故?」の問いがたてば、”改善”が生まれるからです。

 

この”改善”のツールに役立つのが、本書で紹介される「やることノート」というツール。
このノート術によって、仕事量はそのままに、残業ゼロに近づいていきます。

 

「やることノート」の効果は、20年以上に渡り残業ゼロを実現し、獲得した時間で6つの仕事をしている著者がなによりの証明。

 

建設会社の総務部長として勤務しながら、税理士、大学・専門学校講師、セミナー講師、コンサルタント、ビジネス書作家としても活躍しながら、プライベートも充実させています。

 

残業時間が減り、その分の時間をやりたいことに充てるようになると思います。
「残業をしている『ヒマ』なんてない!」と。

 

ぜひ、この感覚を味わってください。
1冊のノートをちょっと工夫するだけで手に入るのですから。

 

◆残業ゼロで、年間20日が手に入る!

残業ゼロのノート術
石川和男 きずな出版 2019-2-19
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■本がわかる!15の要約ポイント

いまのうちから「残業が当たり前」の働き方から脱出し、空いた時間で第2、第3の仕事を見つけるための勉強や活動の時間をつくっておくことが、これからの時代における最高のリスクヘッジになるのです。

 

仕事をスピードアップするために最重要ともいえるべきポイントは、すべての作業に「〆切を設ける」ことです。

 

もしもなにから手をつければいいのかわからない状況にあるなら、それはあなたの仕事をもっと細切れにしなければならないサインかもしれないのです。

 

(ノート術の)やり方はいたってシンプルです。
「やることをノートにすべて書き出し、終わった順に、赤ペンで丸をつける」
突き詰めて言えば、これだけです。
(詳しい作成法は、P.49〜参照)

 

ルーチンは別の用紙に一覧にしてまとめています。
ルーチン表には、日々のルーチンがすべて書いてあります。

 

やることがすべてノートに書かれていれば、どこまでやればいいのか、どこまで終わっているのかが明確です。
仕事に優先順位をつけることも簡単になるため、優先度の低い仕事に時間をとられることもなくなります。

 

頭が冴えている午前中の2時間のパフォーマンスは、夜の4時間や6時間に相当すると言われています。
(略)
私は午前中のこの時間を「ガムシャラタイム」と名づけています。
できればこの時間帯のうちに、1番時間がかかりそうな大きな仕事をやってしまいましょう。

 

「コレをしたら集中モードに切り替える」というスイッチを決めてみてください。

 

「やることノート」をつけていれば、過去の自分が似たような仕事をどのくらいのペースで進めていたか記録されていますので、競争することが可能です。

 

やる気を出すための基本は、やはり、仕事を細分化することです。

 

自分が面倒くさくて後回しにしたいと思ったものほど、「すぐやる」が効果的になります。

 

前例を探し、そのやり方を盗めれば、大幅に手間が省けます。
逆にいうと、豊富に前例があるのに、ゼロから悩んでしまうのは、大変な無駄です。

 

これまで残業によって消費されていた時間を、自分の新たな仕事につながるようなことの習得につなげてほしいのです。

 

●夢を先延ばしにしないための4つの技法
(1)17時になったら強制的に勉強をはじめる
(2)スケジュールに入れてしまう
(3)昼休みを利用する
(4)朝の時間を活用する

 

人生の目標を持たない人は、ダラダラと残業を続けてしまいます。
そんな方は、人生の〆切を意識して、まずは夢をノートに書き出すことからはじめてみてください。
夢を目標にすれば、残業を減らそうと思うようになるでしょう。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1385-1】すべての作業に〆切を設ける

【1385-2】ルーチンを一覧表にまとめておく

【1385-3】「やることノート」(P.49〜)を実践する

 

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】残業ゼロのノート術
【著者名】石川和男著者情報
出版社きずな出版
【出版日】2019/2/19
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード働き方準備力副業
【頁 数】189ページ
【目 次】
1章 あなたを悩ます残業の原因
2章 残業をなくす「やることノート」
3章 残業をゼロにする時間の使い方
4章 自分もチームも残業させない仕事術
5章 仕事を加速させる「目標」の威力

 

この本が、あなたを変える!

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石川和男 きずな出版 2019-2-19
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石川和男さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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