【書評:847冊目】自分を鍛える!「知的トレーニング」生活の方法(ジョン・トッド)

【なぜ、自分を鍛える必要があるのか?】
牧師ジョン・トッド氏が、200年以上も前に世に送り出した「自分を鍛える方法」を記した歴史的名著。今の自己啓発のすべてに通ずる「知的トレーニング」生活の方法とは?

■書籍の紹介文

充実した日々。
おくれていますか?

 

本書は、「知的トレーニング」すなわち勉強することの大切さを、時間・読書・人間関係など、さまざまな側面から自己修練について解説する一冊。

 

・“いい習慣”をつくれば、疲れないで生きられる!
・1冊の本を120パーセント活用し吸収する方法
・“知性のごちそう”でもてなすコツ
紹介されている内容は、素朴でありながら強力、シンプルかつ確実なものばかりだ。

 

言われなければ、この本の内容が200年以上も前に書かれているとは気づかないほど。
これは、この本には本質的なことしか書かれていない証左となる。

 

あなたが今日よりも明日、明日よりも明後日。
充実した人生を送っていきたいのなら、この本は長く手元に置くべきだと確信する。

 

あなたは、充実した日々を送りたいですか?

 

◆200年のときを超えて、あなたの元に。

自分を鍛える!「知的トレーニング」生活の方法
ジョン・トッド 三笠書房 2016-10-21
売上ランキング(公開時):12,006
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■【要約】15個の抜粋ポイント

誰もが、何らかの分野で秀でる能力がある。
それを引き出すことができれば、必ず伸びる。
学ぶ目的は、頭脳を活発にして、明確に役立つようにすることだ。

 

何かを手に入れるには、必ず努力が必要なのだ。
自分が所有したり、他人に提供したりする価値のあるものには、必ず「努力」という対価が支払われる必要があるのだ。

 

一定の時間があれば、必ず一定の成果を引き出す態勢が常に整っている頭脳、それこそが、本当に鍛えられた頭脳なのだ。
そういう脳を手に入れたいなら、脳を極限まで働かせるべきなのだ。

 

多くの先達が残した膨大な量の思想や観察、経験を、我々が踏み台として利用し、高い地点に立ち、知識の限界や領域をさらに拡大していかなければ、意味がない。

 

頭脳とは、優れた人物になるための道具のようなものだ。
勉学とは、その頭脳の使い方を学ぶために必要なことだ。
だからこそ、勉学に励むことが重要なのだ。

 

はじめは、面倒くさいと感じるものでも、ひたすら毎日、例外なく規則的に繰り返していれば、楽しくなるものなのだ。
すべて習慣は、こうして形成されていくのだ。

 

「勤勉」抜きには何も得られない。
すぐに努力しはじめるべきだ。
大きな成果を期待せず、こつこつ努力することこそが、立派な仕事を成し遂げるための第一歩なのだ。

 

誰もが、自分の専門分野に関しては、人の知らないことを知っているものだ。
だから、それについて教わることは、恥ずかしいことではない。
必ず価値があるのだ。

 

読書、会話、作文など、何事も、やる価値があることなら、入念にやるべきだ。
この習慣が身に付かなければ、他にどんな知的訓練を自分に課しても意味がない。

 

一つひとつ、入念に、丁寧に取り組むべきだ。
これを繰り返すうちに自然に速くできるようになるのだ。
一つのことだけ、断固としてやり遂げる人が、結果的に多くの業績を残すのだ。

 

傑出した人物は、誰もが注意深く読書する習慣を持つものだ。
この習慣抜きに、ひとかどの人物になることはできない。
読書は充実した人間を、会話は機転の利く人間を、執筆は緻密な人間を作るのだ。

 

読書は精神の糧だ。
食物が、血管を循環する血液の糧であるようなものだ。
読書に熱中しないような人間に、立派な精神活動ができる見込みはないのだ。

 

読書で成長したいなら、丁寧に読むことだ。
ガツガツ飲み下された食物は、胃が消化できず、体を素通りするだけだ。
頭脳も同じだ。
慌しく詰め込まれた知識からは、栄養が吸収できないのだ。

 

何を、人生の目標にするべきかは、誰にとっても難しい問題だ。
それでも、いつも「自分の能力をいかに発揮するべきか」を考え、目標を持って生きるべきだ。

 

大事なことは、計画を立て、目標をもって生きることだ。
その間は、常に満ち足りて、安らかな気持ちになれる。
自分が「有意義な人生を生きている」ということをはっきり自覚できる。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【847-1】得たいのなら、努力の対価を払うと覚悟を決める

【847-2】何事も、入念に丁寧に行うと決める

【847-3】本は精読する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】自分を鍛える!「知的トレーニング」生活の方法
【著者名】ジョン・トッド
出版社三笠書房
【出版日】2016/10/21
オススメ度★★★☆☆
こんな時に学ぶ力を身につけたいときに
キーワード教養勉強法読書術
【頁 数】208ページ
【目 次】
プロローグ ものを「考える頭」には限界がない!
第1章 “いい習慣”をつくれば疲れないで生きられる!
第2章 集中力・記憶力が格段にアップする「短期決戦」法!
第3章 緻密な頭をつくるための読書法!
第4章 こうすれば自分の「持ち時間」が最大限に生きてくる!
第5章 一目置かれる人の「話し方・交際術」
第6章 頭・体・気力を鍛える一番の方法
エピローグ あなたも“自分の壁”を破れる!

 

この本が、あなたを変える!

自分を鍛える!「知的トレーニング」生活の方法
ジョン・トッド 三笠書房 2016-10-21
売上ランキング(公開時):12,006
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ジョン・トッドさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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