【110冊目】世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方(福原正大)

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”知力には、これでいいんだは、一生こない”海外のトップスクールを目指す学生を対象にグローバルリーダーを育成している著者が明かす、世界で求められる「本物の知力」の身につけ方を大公開!!







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■本の概要
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【書籍名】ハーバード、オックスフォード…世界のトップスクールが実践する考える力の磨き方
【著者名】福原正大
【出版社】大和書房
【出版日】2013/10/23
【推薦度】★★★☆☆
【目 次】
第1章 「認識」を磨く
 第2章 「国家」を理解する
 第3章 「自由」をつかむ
 第4章 「経済」を知る
 第5章 「科学技術」「自然」観を持つ

 

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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。

本日ご紹介するのは、「思考力」に関する一冊。

著者は、福原正大さん。
IGS社長として、海外のトップスクールを目指す学生を対象にグローバルリーダーを育成している方です。

本書は、世界のエリート教育を知り尽くした著者が、世界で求められる「本物の知力」の身につけ方を、世界基準の頭のよさ」をつくる31の方法でまとめ上げています。

知力に「これでいいんだ」はないと、私は思っています。
「上には上がいる」
「やったらやっただけ自分の知肉になる」
こんな気持ちを少しでもお持ちのあなたには、きっと響く一冊だと思います。

それでは、本編をはじめます。

 

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■読書ノート
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確固たる価値観を持つことや、本物の教養を身につけることのほうが、はるかに重要だ。大切なことは、本質的な物事について、しっかり思考し、自分なりの考えを持つことだ。

 
そのブレない価値観を主張し、コミュニケーションを図ることだ。言い換えれば、自分の哲学や価値観、本物の教養をもつことだ。これが、グローバル人材への第一歩だ。

 
教養とは、あなたという人物を形づくる軸だ。自分はどういう考えの持ち主で、何を大切にしているのか。さらに、自分の周囲の人たちは「どう考え、何を大事にする人か」を理解するべきだ。

 
海外のトップスクールの入試では、日本の入試とは違い、知識より、どこまで深く思考できるかが問われる。「あなた自身について書きなさい」これはハーバード大学で、実際に出題された入試問題だ。

 
この難題に向き合うには「認識」という視点が求められる。「認識」こそ、その人を表す要素だからだ。仮に、まったく同じ経験をしたとしても、その人たちはまったく同じ人間になるわけではない。

 
なぜなら、同じ経験を積んだとしても「それをどう受け止めるか」で、価値や意味合いが大きく変わるからだ。どんな物事も「認識」というフィルターを通して理解し、解釈しているのだ。

 
あなたが「これは真実だ」と疑いなく信じていることでも、まるで異なる認識を持つ人が世の中には大勢いる。人は同じ情報に対し、まったく異なる認識をするものなのだ。

 
人と交流する際「この人はどんな認識スタイルを持っているのか」「西洋的かな、東洋的かな」と考えることは重要だ。国籍の違う人たちで会議をすると、この認識の差が大きな問題になるからだ。

 
まず、お互いが「視点、認識に差がある」ということを理解した上で、建設的な話し合いを進めていく。そのためにも、まずは「あなた自身がどんな認識スタイルを持っているのか」を知る必要がある。

 

イギリスの経済学者スチュアート・ミルは「人間は自由な存在だ。その自由を保障するために社会がある。ただし、社会の恩恵を受ける限り、人は自由の一部を制限され、何らかの義務を負う」という。

 
一方、ドイツの哲学者カントは「自由とは、人間が本来的に持つ道徳観に従って行動することだ」と言う。人間は理性の動物だから、理性に則って行動するときこそ、真の自由を獲得しているという。

 
政治評論家ウォルター・リップマンは「私たちは、ステレオタイプ化された情報を与えられ、その情報が意図するように知覚してしまう」と言っている。

 
そもそも、人は自由を求めているのか。社会心理学者エーリッヒ・フロムは「人は自由から逃避するものだ」と言う。「人は自由を手に入れれば入れるほど、孤独になっていく」からだ。

 
人は、自由と平等のどちらをより大事と思うのか。フランスの政治思想家アレクシ・ド・トクヴィルは「通常、人は自由よりも平等をより尊く思う」と述べている。

 
そこにパン屋が2つのパンを持って登場する。お金持ちは、大金を払うからパンを2つとも食べさせてほしいと言い、パンを独占する。これが「自由が時折もたらす直接的な害悪」だ。

 
平等な世の中にあって、人々は徐々に労働意欲を失い、その無気力感が全体に広がり、集団として経済力を落としていく。これが「平等がもたらす害悪」の一例だ。

 
そもそも、平等主義は「一枚のピザをみんなで均等に分けよう。それが全員にとって一番幸せだ」という発想だ。一方、自由主義は「ピザを多く取る人も、少なく取る人もいるのが当然だ」という発想だ。

 
もちろん、自由主義は不平等だ。しかし「ピザそのものを大きくすれば、個人の取り分に差が生じても、結局はみんなハッピーだ」という考えが根底にある。

 
小さなピザをみんなで均等に分けるより、大きなピザを不均等に分けたほうが全体の利益は大きいからだ。トクヴィルが平等を批判し、自由を賛美したのには、そんな考えが根底にあるからだ。

 

資本主義と社会主義、あなたはどちらを支持するか。マルクスは、「あらゆる商品の価値は、その商品に含まれた労働の量に比例する」という労働価値説を唱え、資本家を否定する。

 
一方、経済学者ヨゼフ・シュンペーターは、マルクスの主張に反論する。「生産性を無視して、商品の価値を決定づけるのはおかしい」というわけだ。

 
資本主義が成功し、大企業化が進むと、世の中はどんどん社会主義的になる。だから、シュンペーターは「資本主義には、常にイノベーションが必要だ」と言う。

 
資本主義の大原則は市場経済だ。アダム・スミスの「神の見えざる手」が源流だ。これは「市場価格は一時的に上下するが、いずれ自然に需給のバランスが取れ、自然価格に近づく」と言う考え方だ。

 
同じ資本主義でも、このように「より市場に任せる」というやり方もあれば、「積極的に政府が介入する」というアプローチもある。ケインズは「神の見えざる手」に反論する。

 
一方、フリードリヒ・ハイエクはケインズを批判する。一時的に経済が上向いても、政府のお金が底をつけば新たな問題を生むからだ。個人が成長しなければ、長期的な経済の改善はできないのだ。

 

以上いろいろ述べたが「世界の事情などわからない」と思考を止めないでほしい。様々な知識を得ると同時に、いろんなことについて考えて欲しい。

 
その過程で、あなた自身の価値観を確認し、哲学をより強固にしてほしい。それが「本物の教養」だ。これを磨くことこそが、グローバル人材として輝く人になる条件なのだ。

 

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■実践ポイント
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●知識との出逢いを楽しむ

●知らないを楽しむ

●知るを楽しむ

 

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■まとめ
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「知らない」から、逃げない。

 

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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。

ワンコが完全に昼夜逆転です・・・
昼間はひたすら寝て、夜中にキャンキャン鳴く・・・
ちょっとキツイ。。。

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

 

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■今回紹介した本
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