【どう話すかで、相手の行動は変わる!】
心理学博士・榎本博明氏が、『思うように人の心を動かす話し方』と題して、仕事で、家庭で、恋愛で…、効果絶大な心理テクニックを使った人の心を動かす話し方を解説する一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
思い通りに動いてくれたら・・・。
こんな願望を抱いたことはありませんか?
本書は、心理学に基づいた人の心を動かす話し方を解説しながら、すぐに使えるキラーフレーズを紹介する一冊。
「思い通りに相手が動いてくれたら…」という願望を実現する方法が書かれています。
36項目の方法論と、すぐに使える10個のキラーフレーズが学べます。
「心理学にとっては当たり前のことですが」など、学者然とした上から目線の表現が多いのは学習意欲を削がれます。
そのため、1項目は3〜4ページとコンパクトにまとまっているので、目を引かれた部分だけ読むのが、気分を害さずに済むでしょう。
もちろん、相手あっての人間関係です。
一方的な自己満足や自己中心的な接し方では、関係は破綻してしまいます。
自分の気持ちと相手の気持ち、そこに心理学の要素をミックスする。
すると、自分らしい人間関係を築いていくことができるようになるでしょう!
◆すぐ使える心理テクニック
思うように人の心を動かす話し方
榎本博明 アスコム 2013-8-30
売上ランキング(公開時):ー
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
■【要約】13個の抜粋ポイント
人間は理屈よりも気持ちで動く
■キラーフレーズ3
「どうぞ、お使いください」
⇒人は何かをもらうと返さなければ気持ちがおさまらないという心理現象を使うのに有効
■キラーフレーズ4
「詳しい説明は、また次の機会に」
⇒完成直前のところで中断された内容は、完結した内容よりもよく記憶されるという効果を活用
⇒いい場面でCMに入られた時の不満な心理がまさにこれ
■キラーフレーズ7
「どうぞ、お座りください」
⇒身体がくつろげる状況ほど説得は功を奏する
⇒相手にとって、おいしい状況、気持ちよい状況に、常に注意をする
■方法5:手ごわい相手の説得は、お茶を飲みながら話す
⇒飲食という行為自体が、他人の意見を受け入れやすい無防備な心理状態をもたらす
■方法7:「ない」と言われるとほしくなる
⇒選択肢は多くても困るが、あくまで自分で選択肢を減らしたいのが人間心理
■方法14:「おいしい話」をどのタイミングで出すか
⇒聞き手の関心が向いているなら、徐々に盛り上げてから武器を出すクライマックス法
⇒聞き手の関心が向いていないなら、最初にガツンと武器を出すアンチ・クライマックス法
■方法16:衝撃的すぎる脅しは、説得効果を低下させる
⇒脅しが強いほどひきつける効果はあるが、喚起された恐怖があまりに強いと、抑圧が働いてすぐに忘れられてしまう
■方法19:会わずに電話で話したほうがよいこともある
⇒感情の刺激をする要素が少ない分、意見の調整に電話はもっとも効果的
■方法21:流行は、3〜4人からはじまる
⇒集団圧力が作用しはじめるのは、20〜40%の間
⇒グループの3割以上がある行動をとると、「みんながそうしているから」
■方法24:サクラ効果は、5人で絶大になる
⇒サクラ5人が空を見上げると、通行人の8割が空を見上げる
■方法30:「競争心の強い」には、サクセスストーリーが有効
⇒夢を見させて、身近な成功例を出し、おだてれば説得成功
⇒「あなたなら成功の可能性が非常に高い」をさりげなく送る
■方法31:「自信のない人」には、たっぷりの自信で圧倒する
⇒自信のある人は明るく威勢のよい雰囲気の説得者に弱い
⇒自信のない人は暗くて沈んだ感じの説得者に弱い
■【実践】3個の行動ポイント
【080-1】自分がどんな言葉に心を動かされるか書き出してみる
【080-2】相手の気持ちを想像しながら、掛ける言葉を選ぶ
【080-3】挙げたポイントを実践する
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】思うように人の心を動かす話し方
【著者名】榎本博明
【出版社】アスコム
【出版日】2013/8/30
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】人間関係、話し方、心理学
【頁 数】206ページ
【目 次】
第1章 このキラーフレーズが、人の心を動かす
第2章 この話し方で、人は思うように動く
第3章 なぜ、人は説得されるのか
第4章 相手次第で「心の動かし方」は変わる
この本が、あなたを変える!
榎本博明さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
■お知らせ
▼【聴いてね♪】書評ラジオ番組
「米山智裕のBook of the Week」
▼「いいね!」応援をありがとうございます!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。