- 2015-11-25
- 本のシェア
- ★★★☆☆, ディスカヴァー・トゥエンティワン, 川上徹也, 明日のマーケティング力を磨きたいときに
- コメントを書く
【ビジネス弱者の戦略!】
ストーリーブランディングの専門家・川上徹也氏が、ある架空の国のレストランをめぐる寓話を通じて、中小・無名・個人などのビジネス弱者が取るべき戦略を説く一冊。ワークシート付き。
===================
■書籍情報
===================
【書籍名】あなたの「弱み」を売りなさい。
【著者名】川上徹也
【出版社】ディスカヴァー・トゥエンティワン
【出版日】2015/11/19
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】明日のマーケティング力を磨きたいときに
【頁 数】216ページ
【目 次】
ある大学のカフェテリアで
『星ヶ岡のチンパンジー』
『星ヶ岡のチンパンジー』と「ストーリーブランディング」についてのちょっと長い解説
あなたのお店・会社・商品、またはあなた自身を「ストーリーブランディング」するためのワークシート
彼女からの手紙とびっしり書かれたワークシート
===================
■こんな時に読みたい!
===================
・自分はビジネス弱者だと感じるとき
・自分のビジネスの売り出し方を模索しているとき
===================
■1分間紹介文
===================
自分やビジネスをきちんとブランディングできていますか?
思い通りにいかずに、日々模索の日々。そんな人にオススメな一冊。
著者は、川上徹也さん。
湘南ストーリーブランディング研究所代表。
「物語」の持つ力をマーケティングに取り入れた「ストーリーブランディング」という独自の手法で、「小さな会社やお店」「地域」「大学」などが本来持っている価値を見える化し輝く方法を、個別のアドバイスや講演・執筆を通じて提供している。
本書は、ある架空の国のレストランをめぐる寓話を通じて、無名の小さな店が、有名で大きな店に「戦わずに勝つ」ための戦略を教える一冊。その寓話から得られる示唆は、あらゆる立場のビジネスパーソンすべてが身につけるべき戦略に落とし込める。
大きな相手に真正面からぶつかっても、ビジネス弱者に勝ち目はありません。同じ土俵でぶつかりあって、体力で叶いません。ではどうすればいいのか?すべてのビジネスパーソンが日々考えるこの問題への1つのヒントに、この本はいいきっかけになるだろう。
「戦わずに勝つ。」その戦略とは?
===================
■押さえておきたい15のポイント(引用)
===================
『君たちの最大の弱点の中に、最大のアピールポイントがある。それを見つけてアピールしなさい』
「人間は思い込みが強い生き物です。原価はこれだけかかるものだ、という思い込みをはずしてください」
安くすることも、たくさんチラシをまくことも、高級素材を使うことも、お金があればどんな店でもできる。だけど、どんなにお金を貯めて真似しても、結局はどこにでもある店のひとつにすぎない。
変化を恐れないことだ。
青虫を見なさい。
自分が蝶に変化して
空を飛べるなんて夢にも知らないだろう。
ただ、青虫が蝶になるには、
一度サナギになる必要がある。
お客さんが見るもの触れるものに、意識を向けるようになりました。
身近にありすぎて、当たり前すぎて気づかなかった大切な宝もの。
「レストラン」ということばには「元気を回復させる」という意味があります。
価格には、「時間軸」という視点を取り入れなければならないということ
値下げしたことによって、あなたの商品の価値も下がります。
バカ正直に「商品そのもの」だけを売る「物を売るバカ」になってはいけないのです。何かしら感情的な消費に訴える「商品以外の何かを売る店」になる必要があります。
ストーリーブランディングを簡単にいうと、
「あなたのお店、会社、商品が本来持っている価値を、人の心が動くように、わかりやすく見える化する」
ことです。
携帯電話というコモディティに対して、iphoneはブランドです。ノートはコモディティですが、モレスキンはブランドです。
いずれも、特定の人にとっては、「名前を聞いただけでイメージがわき、特別な感情を抱く存在」になっている商品だからです。これがブランドです。
ストーリーの黄金律とは、次の三要素です。
・何かが欠落している、または欠落させられた主人公が、
・なんとしてもやり遂げようとする遠く険しい目標やゴールに向かって、
・数多くの葛藤、障害、敵対するものを乗り越えていく
この三要素が含まれていると、人はそのストーリーに心を動かされてしまいます。
●ストーリーブランディングの3本の矢
①志(こころざし)
②独自化のポイント
③魅力的なエピソード
●お客さんとラブストーリーを築く5つの方法
①人を売る
②志や地域貢献を売る
③店を学校にする
④問題解決を売る
⑤期待値の1%超え
===================
■これをやってみよう!3つの実践ポイント
===================
【637-1】自分の弱点を書き出す
【637-2】書き出した弱点の中から強みを探す
【637-3】探した強みの中からストーリーブランディングを考える
===================
■今回のまとめ
===================
あなたの「弱み」は、あなたがそう思っているだけ!
===================
■編集後記
===================
本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
めっきり寒くなり、そろそろ暖房を入れないと
夜のパソコン仕事が大変になってきました(; ^ω^)
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
===================
■今回紹介した本
===================
川上徹也さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
===================
■読了までの時間
===================
00時間51分
通勤時間にて。
■【読者登録受付中】メルマガの配信を開始しました!■
登録はこちらから
※注意※
携帯アドレスで登録される方は、
「@sharedoku.com」のドメインを指定受信にして下さい。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。