【シェア読書:770冊目】超チーム力(リッチ・カールガード/マイケル・S・マローン)

【変革はチームから起こる!】シリコンバレーを知り尽くした2人のジャーナリストが、数多くのチームマネジメントの慣例と最新科学を紐解きながら、成功する可能性が上がる「超チーム力」のつくり方を考察する。

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1分間紹介文
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仕事は、個人でやる方が成果が出るだろうか?
仕事は、チームでやる方が成果が出るだろうか?
「チーム」というものに疑問があなたの中にあるのなら、本書は興味深い

 

著者は、リッチ・カールガードさんとマイケル・S・マローンさん。
リッチさんは、フォーブス誌の発行人。人気を博すコラムニストでもある。
マイケルさんは、ピュリッツァー賞候補に二度のぼったシリコンバレーを知り尽くすジャーナリスト。

 

本書は、シリコンバレー式の最新チームマネジメント方法を提示した一冊。過去から現在までのチームに関する有用な慣例をまとめ、最新の科学研究と合わせて、強固なチームをつくる秘訣を探っていく

 

『なぜ、人間はチームをつくるのだろうか?』
この根本的な疑問に答えていきながら、チームをどう組むことでパフォーマンスを最適・最大化できるのかに迫っていく流れが、とてもおもしろい。

 

一人の天才が世の中を変えてきたのではない。
いつの時代の変革の裏にも「チーム」ありなのだ。

 

自分のチームが今後も生き残るために。押さえておきたい一冊。

 

B770

 

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本のエッセンスがわかる15のポイント
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優秀なチームの存在は、強い組織の核となるものだ。

 

●チームマネジメントの四つのポイント
・逆境を勝ち抜くチームであれ
・反目ではなく協働するチームであれ
・メンバーの潜在能力を最大限に引き出すために最大限のサポートを与えよ
・チームのサイズと構成がすべてを左右する

 

テクノロジーの指数関数的かつ強力な進歩(=スピードの向上)と、世界市場における新たな”つながり”の爆発的な増加(=リーチの増加)ー有史以来まれに見るほど巨大な二つの力が結びつく今日においては、人類最古の文化的現象である「チーム」の存在が、かつてないほど重要な役割を担うことになる。

 

人間の意識は「7±2」の領域で最も大きな効果を発揮する。それより人数が少ないと、チームはたいてい二人組か三人組に分割されてしまう。一方、それより多いと、より安定した五人組や六人組へと枝分かれする傾向がある。

 

自分が善い行動を取れば取るほど、周囲の人間も善い行動を取るようになるのである。

 

複数の科学者から成る研究チームが書いた論文では、個人の論文よりも、常套性はもとより、新規性を含む要素が盛り込まれている率が40%も高いことが判明した。単純に言えば、チームで取り組んだほうが、革新的で新しいアイデアが生まれやすいということだ。
(略)
すなわち、多様な考えが組み合わさって混じり合うことで、真に革新的なものが生まれるのだ。

 

人間を人間たらしめるのは、言語の才能などではない。他者とパートナーを組むことによって、一人きりではとうてい達成できないことも、チームとして成し遂げられるー生まれながらにしてそう理解していることが、人間の特色なのだ。

 

人間であるということは、生涯をとおして連続・多発的にひたすら誰かとペアを組むということなのだ。

 

●ペアの識別と分類を生産的な方法で利用するための9つの要素
1 ニーズを見極める
2 環境をととのえる
3 目標を決める
4 測定基準を定める
5 ほどよい距離感で管理する
6 観察者としての目を養う
7 きっかけを作る
8 記録を残す
9 変化をマネジメントする

 

爆発しやすく不安定、ある意味で最も興味深いチーム構成ーーそれがトリオ。

 

人間はいっときに五〜九桁の数字しか暗記できない。それと同じように、私たちが一度に興味を持つことができるのも、五〜九人の人間だと考えられる。

 

チームのライフサイクルで注意したい5つのポイント
・できるかぎり規模を小さく留め、理想的なチームサイズに近づける
・コミュニケーションに常に目を配り、チーム内の意思疎通の質を向上させる
・スキルや考え方の多様性を最大化する
・成果や目標達成を評価し、褒める
・変化を注意深く管理する

 

教科書通りの理想的なチームを作ったとしても、それでもなお失敗することもあるだろう。どんな法則やマニュアルを駆使したとしても、成功する保証などどこにもない。できるのは、成功の可能性を増やすことだけだ。

 

●設定するべき6つのキックオフイベント
1 正式なスタートの決定
2 関係性の設定
3 ルールの設定
4 文化の設定
5 姿勢の設定
6 コミュニケーションの設定

 

すべてのチームが偉大な成果を上げられるわけではないが、すべてのチームは偉大なチームになることができる。

 

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これをやってみよう!3つの実践ポイント
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【770-1】善い行動は伝播すると信じる

 

【770-2】人との関わり合いを楽しむ心を磨く

 

【770-3】保証を追い求めず、可能性を上げる努力をする

 

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今回のまとめ
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チームの可能性を追求せよ!

 

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本日紹介した書籍情報
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【書籍名】超チーム力
【著者名】リッチ・カールガードマイケル・S・マローン
【出版社】ハーパーコリンズ・ ジャパン
【出版日】2016/4/28
オススメ度★★☆☆☆
【こんな時に】明日のリーダー力を磨きたいときに
【キーワード】リーダー職場環境成功法則
【頁 数】400ページ
【目 次】
第1章 変化は猛毒 正しいチームで毒を制す!
第2章 チームに隠された魔法の数字
第3章 新しいチーム科学
第4章 違いの力
第5章 最強のチームの育て方
第6章 チームの基礎
第7章 ペア 12+5タイプのパートナーシップ
第8章 トリオ 不安定な関係
第9章 チームの典型 中規模サイズのケーススタディ
第10章 チームから組織へ
第11章 チームの誕生と寿命
第12章 チームの引退と死

 

気になったら、今すぐお手元に!
b770

 

リッチ・カールガードさん、マイケル・S・マローンさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

 

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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