【シェア読書:111冊目】人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論 (渡辺奈都子)

【選択理論とは未来を変える心理術】
心理カウンセラー・渡辺奈都子氏が、
世界62カ国で学ばれる注目の心理学=選択理論を紹介。
人間関係をしなやかにするたったひとつのルールである選択理論を、はじめて知る。

■この本の紹介文

本日ご紹介するのは、「選択理論」に関する一冊。

 

著者は、渡辺奈都子さん。
心理カウンセラーとして、「選択理論」という最新心理学を日本に広める活動をしている。

 

選択理論は、精神科医ウイリアム・グラッサー博士が提唱した心理学。
現在では62カ国で、いろいろな立場の人に学ばれています。

 

私たちが抱える悩みの90%以上は、人間関係の問題だと言われています。
本書で説明する選択理論の提唱者である精神科医のウイリアム・グラッサー博士は、
人の悩みの中心的問題はお互いが望んでいるのに互いにうまく関われていないことにある」と言っています。

 

コミュニケーションストレスを劇的に解消する可能性をもった「選択理論」。
ぜひアナタも一緒に学びましょう(^^)/

 

◆選択は、あなたを救う。

■本がわかる!15の要約ポイント

人間関係の背後には、立場の異なる2つの心理学が働いています。ひとつは「選択理論心理学」、もうひとつは「外的コントロール心理学」と呼ばれるものです。

 

外的コントロール島の人は、「私は、相手をコントロールできる」と信じています。
それに対して、
選択理論アイランドの人は、「私は、自分だけをコントロールすることができる」と信じていたのでした。

 

私たちは、自分に操作的に関わってくる人は嫌いですが、自分と良い関係を作ろうと努力してくれる人との関わりは心地よく感じるものです。

 

私たちは、大切な人であるからこそ放っておけないし、期待してしまうし、自分の理想に近づけようと変わってほしいと願います。
だから、外的コントロール島の人たちは、自分の期待と異なる様子を目にすると、文句を言ったり、ガミガミ行ったりして、暮らしているのです。

 

●外的コントロール心理学の3つの信条
第一信条:「私は外側からの簡単なシグナルに反応して行動する」
第二信条:「私は、人がしたくないことでも、自分の思うようにさせることができる」「他の人でも、私の行動、思考、感情をコントロールすることができる」
第三信条:「私の言うとおりにしない人を馬鹿にし、脅し、罰を与える、あるいは、言うことを聞く人に褒美を与えることは正しいことであり、私の道義的責任である」

 

●関係を破壊する「致命的な7つの習慣」
(1)文句を言う
(2)脅す
(3)責める
(4)罰を与える
(5)批判する
(6)褒美で釣る
(7)ガミガミ言う
※頭文字をとって「もんおせばひほうが(門おせば悲報が)」でゴロ覚え

 

●関係を良くする「身につけたい7つの習慣」
(1)耳を傾ける
(2)励ます
(3)尊敬する。敬意を払う
(4)受け入れる
(5)違いを交渉する。調整する。話し合う
(6)信頼する
(7)支援する
※頭文字をとって「みみはとうとく うちはしんし(耳は尊く内は紳士)」でゴロ覚え

 

●行動の4要素
行為(acting):外から見て分かる動作や表情
思考(thinking):頭の中で考えること、イメージすること
感情(feeling):快/不快、気分や気持ち
生理(physiology):身体反応、体内のコンディション

 

私たちの行動には、直接コントロールできるものとできないものがあります。
ー直接コントロールできるもの:<行為>と<思考>
ー直接コントロールできないもの:<感情>と<生理反応>

 

私たちは成長するに従い、<基本的欲求>を満たす人やモノや出来事や考え方に出会い、その習慣、それらをパシャっ!と写真を撮るようにして特別な場所に保管します。
そのような「自分にとって気分の良いイメージ写真」を貼っておく、まるでアルバムのようなところを<上質世界>と呼んでいます。

 

誰かに何かを伝えるとき、自分の話に関心を持って耳を傾けてほしいと願うのであれば、その人の<上質世界>に自分を入れてもらうことが重要です。

 

自分の<上質世界>にある大好きなものに対して、自分自身が一生懸命に取り組み、挫けることなく瞳をキラキラさせてハンドルを向かわせているような状態であると、その姿を見ている人の<上質世界>に入りやすい

 

気が合う人を見つけるためには、自分の<上質世界>に入っているものを分かち合うことが大切

 

●自分を変える方法
(1)行動を変える
(2)願望を変える
(3)見方を変える(「視点を変える」「意味を変える」)

 

<現在>には、いろいろな可能性が埋もれています。
<現在>が変われば、<未来>は変わります。
過去がどうであれ、いまどの道を進むのかは自分で選ぶことができます。
今歩いている道が変われば、やがて辿り着く先が変わってきます。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【111-1】タイムアウト(感情が高ぶった時に沈める行動)用の行動アイテムになりうるものを書き出す

【111-2】自分の<上質世界>を書き出してみる

【111-3】「今、自分が言おうと(しようと)していることは、目の前の人との関係を近づけるか?遠ざけるか?」を常に考える

 

■ひと言まとめ

あなたの<上質世界>というアルバムにはどんな写真が貼られていますか?

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論
【著者名】渡辺奈都子
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
【出版日】2012/12/26
オススメ度★★★☆☆
【こんな時に】明日の人間関係を良くしたいときに
【キーワード】人間関係コミュニケーション自己対話
【頁 数】272ページ
【目 次】
第1章 人間関係を決めるたったひとつの違い
第2章 外的コントロール島の悲劇
第3章 選択理論アイランドの人間関係の秘訣
第4章 自分自身を上手にコントロールするために
第5章 もっと楽になる自分の生かし方
第6章 より良い人間関係を築くために
第7章 自分を幸せにする秘訣

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

渡辺奈都子さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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