【今の働き方で満足ですか?】
実業家・本田直之氏が、『あたらしい働き方』と題して、多様な働き方を模索する企業の事例を紹介しながら、価値観や常識に囚われない働き方を考えるキッカケを与えてくれる一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
いまの働き方。
窮屈さを感じていませんか?
本書は、先進企業を取材し、いままさに世界で生まれつつある「古い価値観や常識に縛られないあたらしい働き方」とは何なのかを示した一冊。
時間を提供する労働スタイルは近い未来に姿を消す。
このことを強烈に印象付けられる内容です。
・いい波が来た時はミーティングを中断してサーフィンを楽しむパタゴニア
・日数制限のない有給休暇を持つエバーノート
・労働時間を朝9時から午後3時までに変えてしまったスタートトゥデイ
・サイコロを振って基本給を決めるというカヤック
付加価値や高い生産性を生みだせるなら、出退社時間も勤務場所も自分で決められる。
労働者ベースでも、ひとりひとりが主体的に自分の人生を生きる、そんな時代が本格的にはじまっています。
ようやくいい時代がきた・・・!
では、ありません。
とてつもなく厳しい時代がはじまったと認識をしなければいけません。
会社からすれば、望む快適な環境を与えているわけですから、一層シビアに結果を求めてきます。
与えられる時代から、自ら選択する時代へ。
言い訳が通用しない、真のプロフェッショナル時代の幕が開けたわけです。
逃げていては、条件の悪い仕事しかなくなっていく。
まさに「仕事のプロフェッショナル」としての覚悟が必要なのです。
紹介されている多様な働き方にイメージを膨らませながらも。
自分の仕事への姿勢を正す、良い機会となる一冊です。
◆働き方が選べるの怖さを知る。
あたらしい働き方
本田直之 ダイヤモンド社 2013-6-7
売上ランキング(公開時):ー
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■【要約】12個の抜粋ポイント
多様な価値観のある社会というのは、誰もがアンハッピーになるかもしれないことを恐れずに大胆な取り組みをすることによって、誰かがすごくハッピーになる社会ではないでしょうか。
会社から独立しないと自由はない、などという時代ではもはやなくなっています。
会社を辞めなくても、理想を追求できる会社はあるのです。
連続で働かなければいけない、という概念をなくし、途中で子どもを送り迎えしたり、在宅ワークを可能にしている会社だってあります。
午後3時に終業時間を迎えられる会社もある。
細切れの時間でかまわないから能力を発揮してほしい、という会社もあります。
2012年、なんと労働時間を、朝9時から午後3時までに変えてしまったのです。
午後3時には、仕事を終えて会社を出ても構わない、ということです。
実際、スタートトゥデイでは、その日の仕事が終わっていれば午後3時に社員は本当に帰ってしまいます。
利益率の高さが、あたらしい働き方を可能にする。
グーグルにはストリートビューなどを生み出した有名な20%ルールがあります。
仕事時間の20%を自分の好きなことに使える、というもの。
偶然から何かが生まれる。
あえて社員が通る廊下を狭くして、社員同士が近づいたり、コミュニケーションを交わす機会を増やすようにしている、と語っていたのは、IDEOでした。
自分でいくら考えても、アイディアは拡大していかないことが多い。
何かとの“化学反応”も起きないのです。
だからこそ大事なことは、誰と考えるか、です。
レベルの高いチームの中で一緒に考えるから、より面白いアイディアが生まれてくる。
一人だけのマイクロカンパニーがたくさん集まって、ひとつの会社になる。
そんな時代が来るのではないか。
■【実践】3個の行動ポイント
【035-1】仕事の不満を書き出す
【035-2】理想の働き方を書き出す
【035-3】書き出した「理想の働き」に優先順位をつけて、上位から順に検索をかけてみる
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】あたらしい働き方
【著者名】本田直之 ・ 著者情報
【出版社】ダイヤモンド社
【出版日】2013/6/7
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】生き方、働き方、キャリアアップ
【頁 数】316ページ
【目 次】
第1章 あたらしい働き方がどんどん出てくる今、なぜまだ昔の基準でのままで会社を選ぶのか?
第2章 自分にあった働き方を選ぶために、考えておくべき要素とはどのようなものか?
第3章 あたらしい働き方を手にいれるために必要なこと
この本が、あなたを変える!
あたらしい働き方
本田直之 ダイヤモンド社 2013-6-7
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本田直之さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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