- 2015-3-20
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- ★★★★★, スティーヴン・ダブナー, スティーヴン・レヴィット, 考える力を身につけたいときに
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【こどもを見習え!】世界でシリーズ750万部超!世界で断トツに読まれているグローバルスタンダードの思考法がついに日本上陸!こどものように、バイアスから自由になり、ゼロからフリークに考える方法とは?
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■書籍情報
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【書籍名】0ベース思考
【著者名】スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナー
【出版社】ダイヤモンド社
【出版日】2015/2/14
【推薦度】★★★★★
【頁 数】280ページ
【目 次】
第1章 何でもゼロベースで考える
第2章 世界でいちばん言いづらい言葉
第3章 あなたが解決したい問題は何?
第4章 真実はいつもルーツにある
第5章 子どものように考える
第6章 赤ちゃんにお菓子を与えるように
第7章 ソロモン王とデイビッド・リー・ロスの共通点は何か?
第8章 聞く耳をもたない人を説得するには?
第9章 やめる
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■本書を読む理由
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・主要書店で大々的に展開されている注目の一冊
・タイトルと表紙買い
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■本書から得たいもの
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・ゼロベース思考の本質
・自分の思考の弱点
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■1分間紹介文
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ゼロベース。
本書の”ゼロベース”は、あなたの想像を超える”ゼロベース”だ。
全米で初版50万部と超異例の数字で刊行された世界でいま最も注目すべき気鋭の経済学者による本年最大の話題作が、ついに日本上陸!!
著者によると、普通、人は常に脳に染み付いている何らかの偏見や既成観念などのノイズを通して思考しているという。しかし、それが思考の幅をどんどん狭め、可能性を縮めていることを、本書で嫌というほど味わうことになる。
でも、その嫌な気持ちから逃げずに向き合い、しっかり脳に汗をかけば、バイアスから解放されて、問題にゼロベースで対峙することで、核心に切り込み、ズバリと問題解決することができる思考法が身につく。
理想は「なんで?なんで?なんで?」と叫べること。「どうしてこうなる?」「これじゃダメなの?」と疑問に思いつづけられること。
そう。しばしば親を質問攻めにして困らせる、こどものように。
この本は、外せない。
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■Key Phrase(15の気に入った一文)
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たいていの人が忙しさにかまけて、ゼロベースで考え直したり、ものごとをじっくり考えることすらしなくなっているのだ。あなたが最後に考えごとに没頭して時間を過ごしたのはいつだろう?
人は実際のコストを払わずにすむと、無駄な消費をしがち
問題を解決しようとするとき、真っ先にやったほうがいいのは、道徳のコンパスをしまいこむこと
子どもたちの進歩に勇気をもらおう。今度答えられるふりしかできないような質問をされたら、まず「わかりません」と言ってから、「でも調べてみたらわかるかもしれません」と忘れずにフォローしよう。それからベストを尽くして調べてみる。正直な告白を前向きに受けとってくれる人がこんなにも多いのかと、びっくりするだろう。次の日か次の週にでも、きちんとした答えを返せればなおいい
全力で無視してみよう。問題を解決するだけでも十分難しいのに、最初から無理だなんて決めつけていたら、解決できるものもできなくなってしまう
フリークみたいに考えるってことは、問題の根本原因をつきとめ、それをとり除けるよう、力のかぎりを尽くすってこと
アイデアをひねり出したり質問をしたりするとき、8歳児みたいな考え方をするのは、とても実り多いこと
楽しむ、小さく考える、わかりきったことでも臆せず言ってみるーこういう子どもっぽさを、大人も忘れずにいたほうがいい
いちばん大事なのは、相手の頭のなかに潜り込んで、相手にとって何が大事なのかを理解することだ。口で言う分には簡単に思える。自分がインセンティブにどう反応するかを考えたことは、誰にでもあるはずだ。でもここで必要なのは、幸せな結構生活の秘訣よろしく、相手が何を求めているかを相手になったつもりで考えること
重要なのは、模範的な人間の理想的な行動より、生身の人間が現実にどう行動するかを考えることだ。生身の人間は予想外の行動に出ることも多い
嘘をついている人やずるをしている人は、正直な人とは違うインセンティブに反応する
●相手の意見を変える議論の組み立て方
1.主役は自分じゃなくて相手
2.自分の主張が完璧だというふりをしない
3.相手の主張のよい点を認める
4.罵詈雑言は胸にしまっておく
5.物語を語る
●3つのやめることをためらわせる力
(1)やめるのは失敗を認めることだと聞かされてきたこと
(2)サンクコスト(埋没費用)の考え方
(3)目に見えるコストにとらわれて、「機会費用」(逸失利益)のことにまで頭が回らないという性向
プロジェクトの関係者を全員集めて、「プロジェクトが実行に移されたが、目も当てられない大失敗に終わった」と想像してもらう。それから一人ひとりに失敗した原因を具体的に書き出してもらうのだ。死前検証なら、誰も自分からは言いたがらなかったプロジェクトの欠陥や疑問点を洗い出せることを、クラインは実証した
やめることとは、フリークのように考える方法の核心にある
「やめる」って言葉がおっかないなら、「捨て去る」と言いかえてもいい
自分を押しとどめている一般通念を捨て去る。自分を引き止めている人為的なバリアを捨て去る。自分が知らないということを恐れる気持ちを捨て去る。真ん中を狙うほうが成功率が高いと知りながら、ついゴールの隅を狙ってしまうクセを捨て去るってこと
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■Take Action(実践ポイント)
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【15-0133】壁にぶつかったり、煮詰まった時は「やめてみる」を実践
【15-0132】答えられない時は正直に「分かりません」と答え、「調べれば分かるかもしれません」とフォローする姿勢を身につける
【15-0131】考える時は「道徳のコンパス」を外す
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■今日の一言
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頭の中に、線を引くな!壁を設けるな!
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
明日は職場の友人の結婚式。
久しぶりの結婚式に若干緊張(^^;
天気もまずまずなので、良い式になりますようように\(^0^)/
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
読書習慣の専門家
米山智裕
感謝!
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■今回紹介した本
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スティーヴン・レヴィットさん、スティーヴン・ダブナーさん
刺激的な一冊をありがとうございます\(^0^)/
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■読了までの時間
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02時間31分。
カフェでじっくりと。
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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