【しぶとさとは覚悟の表れ!】
資金調達コンサルタント・上野光夫氏が、『3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則』と題して、プレッシャーに心折られることなく、自分の道を進むための心の習慣を指南する一冊。
■書籍の紹介文
自分のしぶとさ。
どれくらいあると思いますか?
本書は、金融機関勤務時に多くの社長と接した経験から、困難やストレスに心折られることなく「しぶとさ」を発揮するための心の習慣を指南する一冊。
しぶとさとは、覚悟の表れである。
本書に登場する経営者達の姿を想像すると、このようにおもいます。
覚悟が、腹をくくらせ「しぶとさ」の源になる。
「絶望的な場面でまだそんなセリフが言えるのか!」という、鋼のメンタルを発揮するのです。
この鋼のメンタルは、生まれ持った才能ではなく、身につけることができる。
そのために役立つ、46個の心の習慣にまとめあげたのが本書です。
やや著者の主観が過ぎる部分もあるので、好き嫌いがハッキリする本という印象です。
ただ、社長の経営者としての覚悟を知るには、よい機会となる内容だとおもいます。
自分の会社の社長を観察するバロメーターにするもよし。
取引先の社長の信用度を測るバロメーターにするもよし。
もちろん、自らの仕事への覚悟を見つめ直すもよし。
しぶとさについて考えるのに、役立つ一冊だとおもいます。
◆腹がくくれると凄みがでる!
3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則
上野光夫 日本実業出版社 2013-2-28
売上ランキング(公開時):ー
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■【要約】9個の抜粋ポイント
「しぶとい経営者」は、嘘に近い「ハッタリ」や「二枚舌」を、場面に応じて使い分けています。
本当は、注文してくれるお客様がノドから手が出るほど欲しいので、「ぜひお願いします」と言いたいところを、グッとこらえて「ハッタリ」をきかせているのです。
苦しいとき、正直に「自転車操業でとても苦しいから金を貸してほしい」と言ったら、返してもらえるか心配で誰も貸してくれません。
経営状態が厳しくなってくると、当然お金が少なくなってきます。
すると、多くの経営者は焦りから、手っ取り早く儲けられそうなことに手を出してしまい、結果的に傷を広げてしまいがちです。
「しぶとい人」はそこで腹をくくり、事業計画の練り上げにじっくりと時間をかけるのです。
O社長が実践していたのが、人の評価は「第三印象」で決めるということです。
「第三印象」とは、「第一印象」に「第二印象」(他の人からの評判)を加えたうえで、その人とじっくり付き合って、最終的に自分の眼で判断した印象のことです。
経営者の中には、ある程度儲かって元手ができると、甘い誘いに乗ってしまい、リスクの高いビジネスに手を出し大損する人がとても多い。
「人は誰でも間違うことがあるので、3回までは許してあげよう」
(四国のある工務店の社長)
「しぶとい人」になるためには、たとえ、相手がこれまで頼りにしてきた人であっても、あまりにも理不尽なことをされたらキレなければいけません。
人のもてなしにお金を使うことは、後々に効果が現れる「生きたお金の使い方」
■【実践】3個の行動ポイント
【314-1】自分の眼で判断を下す
【314-2】3回までは、人の間違えを許す心構えをもつ
【314-3】おもてなしには、出来るだけお金を使う
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則
【著者名】上野光夫
【出版社】日本実業出版社
【出版日】2013/2/28
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】マインド、メンタル、働き方
【頁 数】222ページ
【目 次】
第1章 ピンチに強い人の思考法則
第2章 何があっても折れない心をつくる
第3章 人間関係の泥沼の中で生きていく
第4章 お金のピンチを乗り越える
第5章 トラブルを乗り越え成果を上げる
第6章 「ここ一番の勝負」でしぶとく勝つ
第7章 「しぶとさ度」を上げる秘訣
この本が、あなたを変える!
3万人の社長に学んだ「しぶとい人」の行動法則
上野光夫 日本実業出版社 2013-2-28
売上ランキング(公開時):ー
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上野光夫さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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