【290冊目】問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい(山田真哉)

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【会計・家計力を磨きたいアナタ向け】『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の山田真哉さんが、5年ぶりに送り出した一冊。会計士的な物事の考え方や数字の捉え方などが学べる”分かりやすい”紙上講座。楽しめます!

 

 

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■書籍情報
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【書籍名】問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい
【著者名】山田真哉
【出版社】小学館
【出版日】2012/12/13
【推薦度】★★☆☆☆
【目 次】
1日目 平社員会計学
2日目 数字力
3日目 社長会計学
4日目 パーソナル・ファイナンス

 

 

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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。

 

本日ご紹介する一冊は【問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい(山田真哉)】

 

著者は、山田真哉さん。
数々の会計や数字にまつわる著書で「一大会計ブーム」を巻き起こした会計のプロ。

 

あなたへの質問です。
「自分の周りを流れるお金の流れをきちんと把握していますか?」

 

本書は、ビジネスパーソンに求められる「平社員会計学」の知識や、経営的なセンスを磨くために必要な「社長会計学」などの教養を、身近なエピソードを交えながら講義方式でわかりやすく解説。消費増税後のビジネスや資産運用に役立つ知恵や情報が満載!!

 

楽しく会計について学べる導入編と位置づけられる内容になっています。
新社会人や数字くらい読めるようにならないと・・・という方は是非お読みになってください!

 

それでは、本編をはじめます。

 

 

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■本の抜粋ポイント
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企業 ⇒ 売上 - 費用 = 利益(or損失)
個人 ⇒ 収入 - 消費 = 貯金

 

”感情”ではなく”勘定”で考えること。
これが、会計の鉄則その1。大事なことですからずっと覚えておいてください。

 

<高級料亭などが低価格ランチをやる真の目的>
・夜の高級懐石(バックエンド商品)
= 不定期高収入 → カード払 → 入金は数か月後 → 資金ショートの危険
・昼の定食(フロントエンド商品)
= 定期低収入 → 現金払い → その場で入金 → 資金繰りの安定

 

ここで、会計の鉄則その2。
「現金さえあれば会社は潰れない」

 

本来得られたはずの利益が得られなかったことによって生じる損失を「機会損失(オポチュニティーコスト)」と呼びます。「機会費用」という言い方もありますが、個人的には「たられば損失」と読んでいます。今回のケースで言うと、「もし落ちていなかったら儲かったのにな~」という仮定上の損失です。

 

いつも売りきれないのが安心感、
いつも売りきれてしまうのがブランド価値

 

会計でもダイエットでも、今がわかるから、過去や将来とのつながりいが見えてくる。会計というと、お金にまつわるややこしい話だと思われがちですが、その本質は数字を通して現在と未来を計ることなんですね。
「数字を通して現在と未来を知る」
これが会計の鉄則その3です。

 

定期的に特定の数字の動きをとらえ、記録していくと、現在と未来のつながりが浮かび上がってきます。当然ですがその「つながり」は感情に左右されません。そしてその「つながり」を知ることこそ、会計というものの本質なんです。

 

●数字のロジック
(1)ナンバリング:数字を時系列などで並べることで論旨が生理
(2)ランキング:効率性とドラマ性
(3)フィッティング:「神話性を持った数字」を時と場所に合わせて使う

 

●財務三表
1.貸借対照表
- ストップウォッチ:ある時点での会社の財産
- 「自分の財産」と「他人から借りている財産」を照らし合わせた表

2.損益計算書
- 通信簿
- 利益か損失か:「増収増益」「増収減益」「減収増益」「減収減益」

3.キャッシュフロー計算書
- 入試
- お金が増えたか減ったか

☆各々の詳細は、本書に詳しく!!

 

現役時代は45年。
これを一期、二期、三期に分ける。

 

一期:就職してから結婚し、子供が10歳になるまで。
二期:子供が10歳から就職するまで。
三期:それ以降

 

お金が貯められるのは、一期と三期。特に一期が重要。

 

「投資は回収してこその投資」という鉄則です。
ポイントは2つあります。
1つは、「安全性の高さ」。元本が減りづらいモノに投資をしたいですね。
もう1つは、流動性の高いモノ(=現金化しやすいモノ)に投資をすることです。

 

僕が「会計っていいな」と思う点は、常に「一歩引いた視点」を提供してくれるところです。
数字に置き換えることで論理的になり、感情を排除して勘定で考えることで冷静な判断を下すことができる-。

 

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■実践する効果があると感じたポイント
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●自分の人生を、一期・二期・三期で考える

●数字を通して自分の人生を考える

●捉えた数字から逃げない

 

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■本のひと言まとめ
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数字を自在に活用できる能力を身につけたら、あなたはどんな風に変われると思いますか?

 

 

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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。

 

今日は1日横浜をウロウロしながら打ち合わせしていました♪
こういう仕事の1日も楽しいですね(*^^)v
日々、いかに楽しむかですね(^_-)-☆

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

 

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■今回紹介した本
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問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい(山田真哉)
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山田真哉さん、分かりやすい本をありがとうございます\(^o^)/

 

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