【書評:2015冊目】自己チューのすゝめ(永田雅乙)

【軸を定めないと、時代に流されるばかり!】
フードビジネスコンサルタント・永田雅乙氏が、『自己チューのすゝめ』と題して、自分軸で考えるほど、心に余裕と自信が生まれると提起し、自分軸を養う思考法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

自分らしく生きているか。
この問いに、「はい!」と気持ちよく答えられますか?

 

本書は、自分を中心に置いて考えるほど心に余裕と自信が生まれ、結果、人の役に立てる行動も取れると提起し、自分軸を養う思考法を指南する一冊。

 

自己チューとは、自分勝手に振る舞うことではありません。
自己チューとは、自分を中心に置く自分軸で物事を考えるということです。

 

ときには、自己犠牲さえ賛美するような精神性の社会でわたし達は生きています。
自分よりも他人、自分よりも会社・組織、自分よりも社会、こういったマインドを幼い時から刷り込まれています。

 

百歩譲って、それらが幸福や喜びを返してくれるのなら、まだ折り合いはつくかもしれません。
ですが、現代の社会を見るとどうでしょうか・・・。

 

自分を犠牲にするのなら、極論、何のために生まれてきたのか!という話になります。
「○○のために」と自分を押し殺しても、楽しさも満足感もなく長続きしません。

 

しかし、ただ唯一「○○のために」に当てはめて、心が喜ぶものがあります。
そう、「(自)(分)のために」です。

 

自己犠牲ではなく、自分中心のマインドで生きる。
すると、心の余裕が生まれ、自信が湧き上がり、自然な笑顔でいられるようになります。

 

さらに、そんなあなたに魅力を感じて、取り巻く人間関係も好転していきます。
良い人間関係のもと、人の役に立てる行動を取る機会も増えていきます。

 

つまり、自分中心(自己チュー)で生きるほど、相手のため社会のためにもなるわけです。
もちろん、人の役に立てば、自己肯定感も上がり、自信も積み上がっていきます。

 

こうした好循環を体験しているからこそ、著者は『自己チューのすゝめ』を書き上げています。
固まりに固まった思考を解きほぐし、自分軸を養うために役立つ習慣や心構えがまとめられています。

 

目に留まったものからどんどん実践してみてください。
他人事だと先延ばししがちなことも、自分事だと積極的になれるものです。

 

自分が幸せを感じられるように生きる権利が、あなたにはあります。
その権利を行使するためにも、自己チューでいきましょう!

 

◆前向きになれる一冊。

自己チューのすゝめ
永田雅乙 秀和システム 2023-5-31
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■【要約】15個の抜粋ポイント

とくに相手軸で考えることがナチュラルになっている方は、一度ご自分を「枠にはまってないか」とかえりみることをおススメします。

 

私にとっての自己チューとは、地球があって、自分がいて、いろんな人が存在する世界で、ちゃんと自分を世界の真ん中に置いて、いつでも”自分ファースト”でいようということです。

 

まずは3か月、自分のポジティブな側面に目を向けることを習慣づけましょう。

 

自分ファーストとは、自分の価値観や考えを最優先にし、自分自身を満たすことです。
自分自身が満たされている人ほど、人を笑顔にできるし、幸せにできます。
また、自分の価値観を最優先にして”自分らしく”いると、自分に合わない人は自然と近寄ってこなくなります。

 

目的と手段を取り違えないことと、目的を自分軸で考えることは大事です。

 

大人が楽しくなさそうな顔で出勤している姿や、疲れ切った顔で帰宅しているのを見ていたら、子どもには社会がしんどい場所にしか見えなくなります。
それでは、社会なんて出たくなくなるのも無理はないでしょう。
子どもは社会の宝です。
自分のためにも、社会のためにも、チャレンジや仕事を楽しむという姿勢は大事なのです。

 

”他人からの批判は自分に関心がある証拠だ”と開き直りましょう。

 

今後、社会がかつてのように動き出しても、思い切って自分の価値観のままで生きたほうがいいです。
飲みに行きたくなかったら断ればいいし、まわりが残業していても用事があったら定時で帰りましょう。
自分軸で考えればいいのです。

 

組織には上下関係があるかもしれませんが、個々の人間においては同列であることを念頭に置いて行動しましょう。

 

ネガティブな感情を我慢し続けると、心だけではなく、体にも負担をかけます。
自分自身のためにも「我慢していい人を演じない」と決めてください。

 

成功者ほど失敗し、そこから学んでいるのです。
成功だけを重ねている成功者はいません。
成功者になりたいなら、失敗を恐れないで行動することなのです。

 

他人の浮かれている姿に、気分を害する必要もありません。
そんな浮かれている人を見ている自分自身が「ああはなるまい」と、初心を忘れなければいいだけの話です。

 

最初は強引にでも、そして多少は失敗してでも、ありのままをさらけ出していきましょう。
だんだん他人の目を気にしないようになって、自分軸で行動できるようになってきます。

 

自分が今ありがたく感じられるものに目を向けていきましょう。
今、自分が持っているもの、足りているものへの感謝を忘れないことです。

 

みなさんも自己チューの精神で、ありのまま振る舞って自分を満たしてください。
私と同じ、幸せな光景が見られることを願っています。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【2015-1】「自分らしいかどうか」を判断基準に言動する

【2015-2】我慢して良い人を演じない

【2015-3】「ありがたい」と感じられるものを書き出し、感謝を伝える

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】自己チューのすゝめ
【著者名】永田雅乙著者情報
出版社秀和システム
【出版日】2023/5/31
オススメ度★★★☆☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワードマインド人間関係生き方
【頁 数】232ページ
【目 次】
第1章 なぜ、自分を中心に置いて考えないのか?
第2章 映画(マイストーリー)の主役になろう
第3章 評価や失敗を気にしている時代ではない
第4章 自分の感情と向き合い、自分に素直になれ
第5章 「自己チュー」が無数の笑顔と幸せをつくる

 

▼さっそくこの本を読む

自己チューのすゝめ
永田雅乙 秀和システム 2023-5-31
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永田雅乙さん、素敵な一冊をありがとうございました!

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