【行動を起こせば、人生は動き出す!】
精神科医・樺沢紫苑氏が、「もしも社畜ゾンビが『アウトプット大全』を読んだら」と題して、大作『アウトプット大全』の要諦を、イメージしやすいマンガ形式にして指南する一冊。
■書籍の紹介文
「昨日はどんな一日でしたか?」
ふりかえって言葉にしてみてください。
(可能なら人に話してみましょう)
本書は、人生はアウトプットで変わると提起し、みずからをアウトプット型に切り替えるために役立つ行動を、イメージしやすいマンガ形式にして指南する一冊。
この本は、2018年刊行の大作『アウトプット大全』のガイド本。
270ページに及ぶ知識の”要諦”を、ギュギュっと圧縮してコミック化したものです。
アウトプットとは、能動的/自発的に生きる、ということ。
考え方・行動・言葉、そのすべてをアウトプット型に変えていくことを提唱していきます。
なぜ、提唱するのか。
それは、人生が劇的に好転していくからです。
自分で考えて、自分でアイデアを出し、自分で決断する。
自分から行動する「能動型」で生きると、とにかく目の前が”楽しく”なっていきます。
”楽しい”気分になるということは、日々の捉え方がどんどんポジティブに変化していきます。
これが継続されることで、前向きでポジティブという”陽”の空気に包まれた人生になるのです。
このことを、”社畜ゾンビ”と呼ばれるほどどん底の主人公・外山健(とやまたける・28歳)。
彼の”社畜ゾンビ”脱出へのマンガストーリーをとおして、イメージしやすく示したのが本書です。
『アウトプット大全』本体の内容には、もちろん遠くおよびません。
ですが、アウトプット型というものをイメージするのには、最適な内容に仕上げられています。
前半にマンガ、後半に解説という構成。
視覚的な学習と知識的な学習をひとまとめに実施できるので、記憶への定着もスムーズだとおもいます。
まずは、本書で示される30個のアウトプット行動を試してみましょう。
そのうえで、より深く知りたいと感じたら、ぜひ、『アウトプット大全』にも手を伸ばしてみてください。
変わりたいとおもうなら、やるべきことはひとつ。
変わるための「行動」を起こすことです。
◆自分から、自分から行動する。
もしも社畜ゾンビが『アウトプット大全』を読んだら
樺沢紫苑 サンクチュアリ出版 2022-3-8
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■【要約】15個の抜粋ポイント
「アウトプットが苦手」という人は、まずは思いっきり敷居を下げてみる。
「昨日のことを話す」というのは、最も簡単なアウトプットとしておすすめです。
書くことは、文字とともに、感情を吐き出す効果もありますので、ストレス発散にもなります。
インプットとアウトプットの黄金比は3:7
休憩時間は「雑談」することを、強くおすすめします。
「自分の秘密」「自分のマイナス部分」など、心の中を打ち明けることを、心理学では「自己開示」といいます。
自己開示することで、相手のあなたに対する親近感がアップし、人間関係が深まる。
これを「自己開示の法則」といいます。
さらに、自分が自己開示をすると、相手も自己開示をしてくれる。
これを「自己開示の返報性」といいます。
たくさん本や資料を読む。
ノートやカードに何かを書き出してみる。
プレインストーミングする。
今、直面している問題や課題と徹底的に格闘することが必要です。
その後、数日、またはそれ以上の時間、放置します。
すると、親鳥が卵をあたためてヒヨコが生まれるように、アイデアが「孵化」するのです。
「教える」ことで、自分の理解度や不十分な点が明確に見えてきます。
その自分の不十分な点を、さらに勉強し(インプットとして)補っていく。
つまり、「教える」はアウトプットであり、フィードバックであり、さらなるインプットでもある。
自己成長の3ステップをすべて含んだ、三位一体。
完全、最強のアウトプット術であり、自己成長術であるといえるのです。
「行動する」と現実が改善します。
そうすると、楽しくなる。
もっと行動したくなる。
意欲も湧いてくる。
「要約力」「まとめ力」をアップさせるためには、文章をまとめるトレーニングをするといいでしょう。
Twitterを使う簡単にできます。
Twitterは140文字までしか投稿できません。
何か伝えたいことがあった場合、140字以下にまとめなければいけない。
その制限がちょうど、トレーニングになるのです。
どんなに素晴らしいアイデアでも、メモしなければ、10分後には忘れてしまうのです。
話をリアルにイメージしてもらうためには、「例」「権威」「数値」を使うといいでしょう。
「ワクワクするほう」を「5秒で」選ぶ
●目標を実現するための”3つのコツ”
(1)毎日目標を見返す
(2)目標を公言する
(3)定期的にフィードバックする
「謝る」からこそ、前に進める
1日に3回、「ありがとう」を言うだけで、確実に人生は好転します。
■【実践】3個の行動ポイント
【1823-1】考えるときは、どんどん書き出す
【1823-2】ワクワクするほうを直感で選択する
【1823-3】「ありがとう」を口癖にする
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】もしも社畜ゾンビが『アウトプット大全』を読んだら
【著者名】樺沢紫苑・ 著者情報
【作画者】齋藤邦雄
【出版社】サンクチュアリ出版
【出版日】2022/3/8
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】働き方、アウトプット、生き方
【頁 数】200ページ
【目 次】
第1章 ゾンビになりました
第2章 昨日はどんな日でしたか?
第3章 フィードバックください
第4章 これが俺の成功法則
第5章 現実を変えるのはアウトプットだけ
【解説篇】
この本が、あなたを変える!
もしも社畜ゾンビが『アウトプット大全』を読んだら
樺沢紫苑 サンクチュアリ出版 2022-3-8
Amazonで探す Kindleで探す 楽天で探す
樺沢紫苑さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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