【3×3で読者を惹きつけろ!】
コラムニスト・尾藤克之氏が、『3行で人を動かす文章術』と題して、人を動かし、結果を出す文章の書き方を指南する一冊。最初の3行で3つを訴求できれば、読者は夢中になって読む!
もくじ
■書籍の紹介文
おもわず目に留まり、最後まで読んでしまった。
そんな経験をしたことがありますよね?
本書は、書き出しの3行でいかに読者を惹きつけるかに重点を置いた、人を動かし、結果を出す文章の書き方を指南する一冊。
”おもわず目に留まる”。
これこそ、著者のいう「最初の3行」が”書けている”文章にあたった証拠です。
最初の3行、おおよそ、100文字。
このなかで、「刺さる!」「伝わる!」「心をつかむ!」の3つを訴求できるかが勝負の分かれ目。
ここで読者に訴求できれば、つづきを読んでもらえる。
逆に、うまく訴求できなければ、つづきは読まれないというわけです。
文章を書くということは、伝えたいメッセージがあります。
まずは、その思いを凝縮して凝縮して、「最初の3行」に表現するのです。
そのうえで、文章の性質によって、順を追って本文を書いていく。
これを意識して文章を書くことで、徐々に”読まれる文章”が書けるようになるのです。
では、どうやって「最初の3行」に思いを凝縮させればいいのでしょうか。
そのために必要なエッセンスとテクニックが、本書には凝縮されています。
最初の3行を制す者が、読者を動かす。
本書の内容を吸収して、伝えたい思いがとどく喜びを手にいれましょう!
◆「最初の3行」がすべて。
3行で人を動かす文章術
尾藤克之 WAVE出版 2019-6-6
売上ランキング(公開時):18,333
Amazon Kindle 楽天
■【要約】15個の抜粋ポイント
文章を書きはじめてからも、言葉や表現に迷うことがあったら、いったん立ち止まり、ターゲットを再確認することをおすすめします。
文章では、伝えたいメッセージを主張しなければ意味がありません。
主張がない限り、読者にとって得られるメリットもないので、伝わることもありません。
読者にとって価値のある情報とは「どこで食べたか」ではなく、「何が得られるか」のヒントが散りばめられている情報です。
たとえば、「今日、これから休憩したいけどどこに行こうかな」と思ったときに、思い浮かべるような内容でなければいけません。
視点が多いほど切り口は多様になり、1つのテーマであっても、媒体やターゲットに合わせて複数の記事をかき分けられるようになります。
「わかりにくい箇所はないか」「間違いや勘違いがないか」などと、常に自分の文章を批判するつもりで読み返してください。
読者の気持ちをつかむには、導入部分にフックとなる「何だこれは!」と思わせるような印象的な話題を用意しないと、次に誘導できません。
この導入部分のフックで必要なのが本書の主題でもある3行です。
私の場合は、漢字(30パーセント)、ひらがな(70パーセント)を目安に構成しています。
書き出しで明るくポジティブな文章が並ぶだけで、読者は「読んでみたい」と思ってくれます。
数字にはトリックがあります。
数字は客観的データなので錯誤を誘いやすいのです。
「今日からできる」「誰でもできる」「簡単にできる」などはハードルを下げるための効果的なベネフィットです。
多くの人にわかるネタを取り扱い、「この情報はご存じでしたか?」と提供して、読み終わったあとに納得感を与えるのです。
文章にとっての「付加価値」とは「おっ、そうなのか!」と、知の発見につながることです。
ズバリ、読者にとってメリットを感じる文章です。
(メールでは)丁寧な対応のつもりが、相手にしてみたら迷惑な場合もあります。
相手とはどのくらいの関係か、どの程度の気づかいが必要か、常に自分が受け取る側になって、スマートな対応を心がけましょう。
メールを書くときに優先するべきは、短い時間で、的確に相手に要点を伝えることです。
まずは、「刺さる」「伝わる」「心をつかむ」ことを意識することです。
そして、最初の3行(100文字)に注力してください。
読者は最初の100文字で興味を持てないとストライキを行使するからです。
■【実践】3個の行動ポイント
【1452-1】批判的な視点をもって、書いた文章を読み返す
【1452-2】文章を書いたら「文字チェッカー」で漢字の使用率を確認する
【1452-3】最初の3行(100文字)に注力して文章を書く
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】3行で人を動かす文章術
【著者名】尾藤克之 ・ 著者情報
【出版社】WAVE出版
【出版日】2019/6/6
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】書く力を身につけたいときに
【キーワード】文章力、ことばのチカラ、アウトプット
【頁 数】208ページ
【目 次】
第1章 言葉で“9割”評価される時代
第2章 そもそも「伝わる言葉」とは何か?
第3章 基本を押さえてスムーズな文章を組み立てる
第4章 3行で心をつかむ技術
第5章 言葉に磨きをかける一歩進んだテクニック
第6章 文章は誰の視点で考え、評価を求めるか
第7章 そのメール、相手に刺さりますか?
この本が、あなたを変える!
3行で人を動かす文章術
尾藤克之 WAVE出版 2019-6-6
売上ランキング(公開時):18,333
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尾藤克之さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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