【書評:1314冊目】即効! 成果が上がる 文章の技術(尾藤克之)

【SNS時代の文章作法】
コラムニスト・尾藤克之氏が、伝えたいことがハッキリしている文章は”伝えたい要点”が明確だと指摘して、誰でも身につく、伝わる文章の技術を解説する一冊。書く土台となる作法を学ぼう!

■この本の紹介文

文章の書き方。
きちんと学んだ経験がありますか?

 

本書は、ブログやSNSで「注目される文章を書きたい!」と思っている人が、まず押さえておくべき”文章作法”を解説する一冊。

 

文章の読み方は学校教育で学びますが、文章の書き方を学ぶ機会はほとんどありません。
結果として、残念な文章を書く人が大量生産されています。

 

残念な文章とは、どのような文章だとおもいますか。
それは、読者の目にふれない(読みたいと思わない)文章のことです。

 

文章とは、他人の目にふれて読まれるものです。
言い換えれば、読者の目にふれて読まれて、はじめて文章といえるのです。

 

では、どのように書くことで文章になるのでしょう。
この点をわかりやすく学べるのが本書です。

 

まずは、この本に書かれていることを吸収してください。
その思いをこめて、”文章作法”と表現しました。

 

ある世界に足を踏み入れるなら、その世界の作法を学ぶ必要があります。
文章を書くという世界に足を踏み入れるなら、文章の作法を学ぶ必要があります。

 

徹底的に作法を吸収する。
文章上達において、これ以上の最短ルートはありません。

 

◆SNS上の有名人ほど、学んでいる。

■本がわかる!15の要約ポイント

いま求められる文章の技術とは、相手に的確に伝える能力のことです。

 

最初の100文字(レポート用紙で最初の3行)はとくに重要です。
この3行で読者の心にフックが掛からないと読んではもらえません。

 

書く際のポイントは「自分の伝えたいことを書く」のではなく、「相手に促したいことを書く」ことです。

 

●自分の文章を客観視する3つの方法
①1日空けてから読み直す
②印刷して読み直す
③声を出して読み直す

 

たくさんの人の目にとまる文章は、普段の生活でよくつかう言葉で作成することを心がけましょう。
難しい言葉をつかうよりも、相手に伝わりやすい文章を書けることが大切だからです。

 

接続詞は、つかいこなせれば、理路整然としますが、間違ってつかうと支離滅裂になります。
伝わりづらい文章には、「そして」「しかし」などの同じ接続詞が連続していることがあります。

 

ひとつの文章の中で助詞をつかう場合は、
「2つまでをルールとする」
「異なる助詞をつかう」
「表現や言い回しを工夫する」
ことで、スマートな文章になります。

 

「なにを」から始めるのではなく、「なぜ」から始めて、「どのように」「なにを」の順番で展開することで人をひきつけます。

 

迷った際には、どちらが一般的に使用されている言葉か調べることが大切です。
原則的には件数が多いほうを使用してください。

 

文章のすべてのアプローチは、自分目線ではなく「読む人目線」でなければいけません。
自分目線とは「自分が伝えたいこと」、読む人目線とは「相手が知りたいこと」です。

 

結論ファーストにすることで、筆者が「最も伝えたい主張」をくり返し主張することができます。
結論から文章を書けば、ひとつの文章の中で、何回も読ませることが可能です。
読者は、自然に「その主張」を受け入れやすくなる効果があります。

 

売れる見込みとは、わかりやすく説明すると、「読者のベネフィットがあるかどうか」です。

 

文章がわからなくなってきたらパートごとに区切って整理することをおすすめします。

 

文章数は少なめに絞り込むことで、アピールポイントを絞ることが大事です。

 

くり返し文章を書き、高い意欲で、練習をくり返せば、必ず文章は上達する。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1314-1】最初の100文字に注力して書く

【1314-2】「読者目線」「読者のベネフィット」を軸に文章を推敲する

【1314-3】接続詞について勉強する

 

■ひと言まとめ

書くことで、深みは増していく。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】即効! 成果が上がる 文章の技術
【著者名】尾藤克之著者情報
出版社明日香出版社
【出版日】2018/10/15
オススメ度★★★☆☆
こんな時に書く力を身につけたいときに
キーワード文章力ことばのチカラ情報整理
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 成果が上がる!マインドセット
第2章 まずは「基本スキル」を身につけよう
第3章 文章の「やってはいけない!」
第4章 「説得力」を高める技術
第5章 「好感度」を高める技術
第6章 とっておきの「読ませる」技術
第7章 とっておきの「伝える」技術
第8章 うまい・伝わる!実践ワーク

 

この本が、あなたを変える!

 

尾藤克之さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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