【速読力、読めば読むほど、磨かれる!】
速読術コーチ・宇都出雅巳氏が、テクニックに頼らず誰もが実践できる、どんな本でも大量に読めるようになる速読術を紹介。読書とはなんなのか、読書の本質が見えてくる。
本日ご紹介するのは、「速読法」に関する一冊。
著者は、宇都出雅巳さん。
勉強法や聞き方、コーチングなど多分野で活躍されていらっしゃいます。
本書は、著者が長年の読書習慣で気づき実践し続けてきた読書法を、誰でも実践できる形にしてまとめあげた一冊。
システマチックなだけの速読法を語った本とは一線を画す、長年読書をし続けているからこそ気づける、本質的な読書法が多く書かれています。
速読というテクニックに頼っても、そもそも読む習慣を自然につけられていないと意味をなしませんし、継続しなければ無駄になるだけです。
正統派な読書本として、これはオススメ!!
◆速読の本当の意味を知る。
私たちが何かを読むときには、これまでに自分が蓄えてきた知識や情報、経験などの「ストック(蓄積)」を使って読んでいます。
そして、読む速さにはこの「ストック」の量や質が大きくかかわってきます。
普段から本をあまり読まない人が、数日の講習やパソコンソフトで速読法を学んだところで、速く読めるようにはなりません。
速読力=速読技術×(知識・情報・経験などの)ストック
「わかろうとせず、音にしないで見る」ということが、速読技術の核心であり、めざすところなのです。
<従来の読み方>
一つひとつ言葉の意味や文章のつながりを確認しながら聴く(読む)から時間がかかる
<速読>
とりあえずいったん話を聴く(読む)ので時間がかからない!
(例)疑似速読訓練
【手順1】どの本でも結構なのでどこか一段落だけ読む
【手順2】手順1で一回読んだ部分を、単純にもう一回読む
【手順3】「音にしない」「わかろうとしない」を意識してもう一度同箇所を読む
以上を試すと 手順1<手順2<手順3とどんどん楽に読める体験ができると思います。
速読技術に重点を置くのではなく、ストックに重点を置いたほうが、速読力は結果的に早く身につく
速読法を生みだした人の速読訓練とは、とにかく「本を読む」ことだったのです。
まずは「わかろう」としないで、理解は二の次にひたすら文字を追うことに徹し、とにかくたくさんの本を読んだのです。
ストックを増やす効果的な方法
「繰り返し読む」ことです。
同じ本を繰り返し読んで、その本に関するストックを蓄えながら、そのストックを使って速読するのです。
ストックが増えると読むスピードが上がり、読むスピードが上がることで読める回数が増えます
「本は二度以上読まないと読書じゃない」(松岡正剛氏)
●30分速読法
(1)まずは、目次を数分間で5回転、10回転繰り返し読む(2〜3分目標)
(2)次は、「まえがき・あとがき」を何回も回転(5〜6分で10回転目標)
(3)そしてまずは、本文の見出しの拾い読み(5〜6分で3回転目標)
(4)(1)〜(3)で「読みたい!」と思った言葉や章を中心に読む(15分で可能な限り回転)
「本を読んだというのは、まず『要約が言える』ということだ」(齊藤孝氏)
わからないところを探すのが読書だ、ととらえるぐらいでちょうどいい
最後に、速読に必要な大事なことをお伝えしましょう。
頭の回転の速さでも、素早く文字を見ていく力でもありません。
それは「センス・オブ・ワンダー」。
「美しいもの・未知なもの・神秘なものに目を見張る感性」です。
頭の柔らかさ、心が開いていることといってもいいでしょう。
【129-1】これは、と思う本は何回も読む
【129-2】読みおわったとき、本の紹介を自分で自分にしてみる
【129-3】30分速読法を実践する
”楽しむ”を意識して読書してみよう!
【書籍名】どんな本でも大量に読める「速読」の本
【著者名】宇都出雅巳
【出版社】大和書房
【出版日】2011/9/23
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】読む力を身につけたいときに
【キーワード】読書術、インプット、記憶法
【頁 数】192ページ
【目 次】
1 内容を「知っているから」速く読める
2 「高速大量回転法」で速読を実現!
3 30分あればどんな本でも速読できる
4 効率性を重視しすぎる「危険な読み方」
5 速読が本との出会いを広げる
気になったら、今すぐお手元に!
宇都出雅巳さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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