【書評:120冊目】自分を愛する力(乙武洋匡)

【真の厳しさとは、真の愛である】
『五体不満足』の乙武洋匡氏が、『自分を愛する力』と題して、楽しく生きられるかどうかは、自分を肯定できるかどうかにかかっていると提起し、自己肯定感の育て方を考察する一冊。

■書籍の紹介文

自己肯定感。
高い方だとおもいますか?

 

本書は、『自分が明るく生きられている理由=自己肯定感』をテーマに、自己肯定感の育て方を考察する一冊。

 

・息子としての自分
・教師としての自分
・父親としての自分
この3つの視点から、如何に「自己肯定感は育むことができるのか」を考察していきます。

 

・子どもとの接し方がわからないお父さん・お母さん
・子育てに不安になっているパパ・ママ
・教育に携わる先生
・自分の存在価値がわからないと悩む貴方・貴女

 

すべての人に必ず読んでほしい一冊。
モヤモヤしたものや不安による心の苦しさが取れていきます

 

ひとりひとりが、少しでも自己肯定感を高める。
それだけでも、社会は明るくなっていくことでしょう!

 

◆涙なしは読めない。

自分を愛する力
乙武洋匡 講談社 2013-3-15
売上ランキング(公開時):ー
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■【要約】15個の抜粋ポイント

現在でも、出生前診断で生まれてくる子どもに障害があるとわかれば、中絶もやむなしと考える人が少なくない。
障害者に対する世間の理解や意識は、いまでもその程度なのだ。
それが、いまから四十年近くもさかのぼる時代。
当時の人々の意識は、「見世物小屋」時代を引きずっていたとしてもおかしくない。
(中略)
そうした時代に、僕を積極的に外へと連れだし、ご近所さんに見せてまわり、少しずつ”応援団”を増やしてくれた母の勇気ある行動に、心から感謝している。
こうして、僕は両親からだけでなく、地域の人々からも愛され、認められるようになっていった。

 

(学校が「”何か”あったときのため…」、三年半、母親が毎日付き添った時期を受け)
夏は暑かっただろう。冬は寒かっただろう。
三年半ものあいだに読みおえた文庫本は、いったい何冊にのぼったのだろう。
当時はあたりまえのこととして受けとめてしまった母の献身に、僕はどうやって報いることができるのだろうか。

 

「目に余る”強さ”を削り取り、謙虚な人間に育てていくのか」
「障害をものともしない”強さ”を尊重して育てていくのか」

 

出世が約束された道を、なぜ父は迷うことなく蹴ってしまうことができたのだろう。
それは、おそらく自分が生きていくうえでの優先順位を、自分の人生において何が大切なことなのかを、しっかりと意識しながら生きてきたからではないだろうか。
建築は楽しい。
仕事も大事。
でも、何より大切なのは家族だ、と。

 

僕は”五体不満足”で生まれてきたからこそ、「ほめる育児」を実践してもらえたのだ。

 

たいていの親は、子どもが無事に生まれてきたことへの感謝を忘れ、いつしか、「あれができない」「これができない」と、わが子の”未熟探し”に没頭してしまう。
親だって、自分だって、まだまだ未熟であることをすっかり棚に上げて。

 

周囲に「手も足もない子」などいなかったからこそ、僕はだれかと比べられることなく、あくまで、僕を基準に育ててもらうことができた。
オリジナリティを大切にしてもらうことができた。

 

「まったく、うちの子は、やるまえからすぐにあきらめてしまうんだから…」
わが子の消極的な態度に対して、思わずぼやいてしまう親も多い。
だが、ひょっとすると、その消極性は、「どうせ、この子には無理だろう」という親の思いが伝染してしまっているだけなのかもしれない。

 

「君なら、どうする?」
そんな問いを意識的にぶつけていくことで、模範解答に頼らない「自分なりの答え」を生み出せる子どもに育てていくことができるかもしれない。

 

考えてみれば、僕ら大人と呼ばれる存在だって、けっして完璧ではない。
欠点もあれば、未熟さもある。でも、僕らはみな「完璧ではない自分」と折り合いをつけながら生きているのだ。
そんなことは十二分にわかっているはずなのに、どうもわが子に対しては完璧を求めてしまう。
それが、親というものなのだということがわかってきた。

 

親の言う「あたりまえ」が、子どもにも通用すると思ったら、大きなまちがいなのではないだろうか。

 

クラス文集のタイトル…「色えんぴつ」 ←深いエピソードでした

 

自分の価値観における幸せが、きっと子どもにとっても幸せだろうと決めつけてしまうケースが、あまりにも多い気がするのだ。

 

ただ愛を伝え、ありのままの彼らを受けいれる。
このふたつができていれば、僕は父親としての自分に合格点を与えてやろうと思っている。

 

自分を愛することができれば、きっと人生における景色は大きく様変わりする。
もちろん、それが簡単でないことはわかっている。
それでも、みなさんが「健全な自己愛」を育んでいくうえで、本書が少しでも役立つことを祈念して。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【120-1】自分の人生の優先順位を、1日1回整理する

【120-2】「自分ならどうする?」を常に意識して物事をみる

【120-3】「自分はかけがえのない存在なんだ」と1日1回朝唱える

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】自分を愛する力
【著者名】乙武洋匡
出版社講談社
【出版日】2013/3/15
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に他人の生き方に触れたいときに
キーワード子育て思考自己対話
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 息子として
第2章 教師として
第3章 父親として

 

この本が、あなたを変える!

自分を愛する力
乙武洋匡 講談社 2013-3-15
売上ランキング(公開時):ー
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乙武洋匡さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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