【書評:094冊目】新・プラットフォーム思考(平野敦士カール)

【場をつくる者が生き残る!】
経営コンサルタント・平野敦士カール氏が、『新・プラットフォーム思考』と題して、周りをうまく巻き込み、何倍もの効果をあげるために役立つアライアンス的思考法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

こんな場所があったら楽しいのにな。
そんなことを妄想したことありませんか?

 

本書は、ニーズの多様化する時代にはプラットフォーム型の”巻き込み”が重要になると提起し、”巻き込み”を実現するために身につけておくべき思考を解説する一冊。

 

ニーズが多様化すると、なぜ”巻き込み”が重要になってくれるのか。
それは、自分一人・自社だけでは、対応できないからに他なりません。

 

自前ですべてのニーズに応えようとすると、膨大な資金とエネルギーを要します。
にも関わらず、個別ニーズから上がる利益は限定的では、極めて効率が悪いわけです。

 

であるならば、得意分野をもつ者同士を”巻き込み”、ニーズに応えたほうが効率的です。
そして、巻き込まれたプレーヤーが集まる場所こそプラットフォームです。

 

大切なのは、自分・自社がプラットフォームの管理者になること。
管理者になることで、場のルールを決めたり、場に集まる全体の情報を把握できる大きな大きなメリットを得られるからです。

 

では、どうすればプラットフォームをつくり管理者になれるのか。
そのための思考法が学べるのが、本書の「新・プラットフォーム思考」です。

 

プラットフォームの管理者を合コンの幹事に例えたりと、分かりやすく解説している点が印象的です。
一人じゃ無理、助けがあれば、などと思う機会があるなら、ぜひ読んでみてください。

 

◆場を制する者は強い!

新・プラットフォーム思考
平野敦士カール 朝日新聞出版 2009-12-18
売上ランキング(公開時):ー
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

誰でもたった一人で組織を動かしていくことができる。
世界に名だたる大企業も、はじめはたった一人が創業した会社だ。
一人の思いとアイデアが、周りを巻き込みながら、大きくなったのだ。

 

大切なことは、走り出す前に、自分がしたいことをはっきり認識することだ。
その上で、自分ができないことを、できる人に助けてもらう仕組みの設計図を作り上げるのだ。

 

単に人やモノを集めればプラットフォームが成功するわけではない。
そこで、それを可能にする思考法として提示したいのが「新」という一字を加えた「新・プラットフォーム思考」だ。

 

モノが売れなくなったと言われるが、顧客は、自分が本当に欲しいものにはお金を払う。
これを「本源的欲求」と言う。
ならば、顧客や消費者の本源的欲求を見つけ、それを提供すればよい。

 

本源的欲求を見つけるには、ある製品やサービスに対して、三回「何のために」と質問することだ。
たとえば「高級ホテルは何のため?」と質問してみてほしい。

 

プラットフォーム型ビジネスは“胴元”が多くの人や企業が参加できる「場」や「舞台」を作ることから始まる。
合コンを例にして、プラットフォーム型ビジネスについて説明したい。

 

もしあなたが幹事だったら、一番得をする。
それは幹事であるあなたは、すべての参加者の連絡先がわかるからだ。
参加者にモテる人がいれば、その人目当てで多くの人が参加してくれる。

 

その結果、あなたは多くの出会いのチャンスを得ることができる。
しかも、メンバーの選定はあなただ。
さらにどんな人がモテるかの情報も、いち早くつかむことができるのだ。

 

多くの人は、自社の売上だけを拡大しようとする「自前主義」の発想なのだ。
しかし、ここでは「1人で1億円のビジネス」ではなく「10人で100億円のビジネスを作る」発想を持たなければならない。

 

自分でプラットフォームを作れば、自分の能力や人脈を広げるのに役立ち、必要な情報も自然と集めることができるようになる

 

●新プラットフォーム思考の具現化に必要な4つのこと
(1)サラリーマン根性を捨て、リスクをとること
(2)自分の行動に責任をとること
(3)グローバルな視点を持つこと
(4)自分自身をしること

 

人間力とは一体何なのか?
解釈はさまざまだが、私は「一緒にいると心地よくなり、人をひきつけ、会った人が好きになってしまう力」だと考える。
そんな人間力を高めるには、日々の意識の持ち方が重要だ。それに近道はない。

 

たった一人で組織を動かすには「いかに適切な人を巻き込んでいくか」が重要だ。
それには、まず「自分自身を知ること」だ。

 

新・プラットフォーム思考を持つリーダーは、一つの会社にとどまらず、日本や、世界全体の「利益至上主義」「効率重視主義」を変える可能性を秘めている。

 

そんな大きな視点を持ったリーダーが次々生まれれば、世界は変わる。
ぜひ、あなた自身が、そんなリーダーを目指して、新プラットフォーム思考を実践してみてほしい。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【094-1】「何のために?」を3回唱えて、製品やサービスを分解する

【094-2】幹事役を積極的に引き受ける

【094-3】人間力を磨くために、教養を伸ばす勉強に取り組む

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】新・プラットフォーム思考
【著者名】平野敦士カール
出版社朝日新聞出版
【出版日】2009/12/18
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード働き方思考自己対話
【頁 数】224ページ
【目 次】
第1章 なぜいま新・プラットフォーム思考のリーダーが求められているのか?
第2章 「プラットフォーム」は億万長者のビジネスモデル
第3章 企業はなぜ中間管理職のリーダーを求めるのか?
第4章 誰でもリーダーシップが身につけられる15の鉄則
第5章 「プラットフォーム」を最大化する18のアライアンス術
第6章 時代を読むための知識が身につく「プラットフォーム」勉強法

 

この本が、あなたを変える!

新・プラットフォーム思考
平野敦士カール 朝日新聞出版 2009-12-18
売上ランキング(公開時):ー
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平野敦士カールさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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