【外は、磨いた変化がわかりやすい!】
ビジネスコンサルタント・三枝理枝子氏が、『人は「そとづら」が9割』と題して、人付き合いの9割を決める、どんな人にも気に入られる「そとづら」の作り方を解説する一冊。
■書籍の紹介文
自分の「そとづら」。
磨いていますか?
本書は、「そとづら」は心と心をつなぐ「おもてなし」に通じると提起し、どんな人にも気に入られる「そとづら」の作り方を解説する一冊。
「そとづら」を良くする。
なんとなく、ネガティブなイメージを持ってしまいます。
「そとづら」よりも、中身(うちづら)を磨くことのほうが大切だと多くの人がおもっています。
しかし、著者は『逆である』と指摘します。
まずは、「そとづら」を磨くことに集中する。
磨かれるのに比例して、自然と中身(うちづら)も磨かれていくと説きます。
なぜ、「そとづら」から磨くことを勧めるのか。
それは、
・「そとづら」のほうが変えやすい
・「そとづら」は変化を認識しやすい
この2点を挙げます。
では、具体的にどうすれば「そとづら」を磨けるのか。
端的にやるべきことを学べるのが、本書です。
やや、専門性を鼻に掛けたような回りくどい表現が気になります。
ただ、学ぶ理由とやるべき行動が明確に示されているので、興味がある方は挑戦してみてください。
◆磨く順は、外→中。
人は「そとづら」が9割
三枝理枝子 アスコム 2013-10-12
売上ランキング(公開時):ー
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■【要約】15個の抜粋ポイント
人間を、家にたとえると「そとづら」は「玄関」だ。
家の中に入る時、最初は玄関を通る。
明るくきれいな玄関にしておくか、逆に、薄暗く、乱雑な感じの玄関にしてしまうのか、あなた次第だ。
誰でも、初めて訪れる家は期待と不安が入り混じっている。
良い関係を築こうと思うなら、迎え入れる側は、それなりの玄関にしておくはずだ。
ひとりの人間でも同じだ。
「そとづら」が悪ければ、たくさんのチャンスを失ってしまう。
反対に「そとづら」をよくするだけで、チャンスは巡ってくるのだ。
どれほど内面に素晴らしい人間性を秘めていたとしても「そとづら」が悪くて、そこに触れてもらうことができなければ、理解してもらうことはできない。
そんな寂しい思いはしたくないはずだ。
「そとづら」を整えることは、自分の身を修める方法の第一歩なのだ。
しばらくは「そとづら」を意識するべきだ。
「うちづら」のほうは、自然に振る舞えばいいのだ。
初対面では、相手の失礼にならないような会話をするのは当然だ。
とはいえ、これは案外難しいことだ。
ならば、せめて穏やかに話すことを心がけるべきだ。
穏やかに話すというのは、まず争わない、戦わないことだ。
ひとつの話題を深刻に受け止めて議論すべきではない。
感情的になるのもNGだ。
興奮して大声で、思いつくままを口にするのは大人げない。
早口もダメだ。
自分の得意分野の話題になると、つい早口になってしまう人が多い。
だが、早口は、聞いているほうは疲れてしまう。
できるだけ避けるべきだ。
「私は」「僕が」より「○○さんは・・・」と相手を主語に会話を進めていく。
そうすれば、相手も話を聞いてくれて、どんどん会話に心を入れてくれるようになる。
「ありがとう」という言葉は「そとづら」をよくするために欠かせない言葉だ。
仕事中はもちろん、日常生活でも、どんどん使うべきだ。
「自分の顔を好きになる」
私はこれこそが「そとづら」をよくするために最も必要なことだと思う。
人間は不思議なもので、自分自身の「そとづら」をよくしていると、やがてそれが本物の自分であるがごとく「同化」していくものだ。
最初はかなり意識的にしていたことが、続けているうちに、やがて習慣化し、次第にそれが素の自分になっていくことがあるのだ。
大事なことは、自己演出をして、作り上げた自分自身の役をいかに楽しみながら演じるかだ。
そして、そんな自分を喜び、楽しめるかだ。
これこそが「そとづらのよさ」の理想形だ。
「そとづら」をよくすることで、自分の生活、習慣が少しずつ変わるはずだ。
これだけで、人生は驚くほど好転するものだ。
ぜひ、実践してみて欲しい。
■【実践】3個の行動ポイント
【093-1】穏やかに話すことを心がける
【093-2】相手を主語にして話すように心がける
【093-3】こうなれば自分を好きになる」ということを書き出す
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】人は「そとづら」が9割
【著者名】三枝理枝子
【出版社】アスコム
【出版日】2013/10/12
【オススメ度】★★☆☆☆
【こんな時に】明日の人間関係を良くしたいときに
【キーワード】人間関係、恋愛、引き寄せ
【頁 数】207ページ
【目 次】
第1章 「そとづら力」を上げる「会話術」
第2章 「そとづら力」を上げる「見た目作り」「振る舞い」
第3章 「そとづら」力を上げる「働きかけ」
第4章 「そとづら」をよくすれば「自己」が磨かれる
この本が、あなたを変える!
人は「そとづら」が9割
三枝理枝子 アスコム 2013-10-12
売上ランキング(公開時):ー
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三枝理枝子さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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