【書評:067冊目】ハイブリッドに考える思考​の技法(高津尚志)

【「選択」の前に「掛け合わせ」の可能性を!】
ビジネススクールIMD日本代表・高津尚志氏が、『ハイブリッドに考える思考の技法』と題して、無理に選択せず、どちらも生きる最適解を探る思考法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

なにかを選択するとき。
無理に選択肢の1つを選んでいませんか?

 

本書は、二項対立したとき、「どちらか片方を選択する」のではなく、掛け合わせて、どちらも生きる新たな最適解を探る思考法を解説する一冊。

 

エンジンとモーター。
相容れない動力を”掛け合わせた”のが、ハイブリッドカーです。

 

このように、複数の異なるものを組み合わせて、新たな価値を生み出す。
それが、著者が提唱する『ハイブリッド思考』です。

 

考えてみれば、世の中はどれか1つの選択で割り切れる単純なものではありません。
さまざまな要素が複雑に絡み合って存在しています。

 

つまり、掛け合わせて物事を考えるほうが、本来相性がいいはずなのです。
にも関わらず、われわれはどれか1つを選ぼうとしてしまいます。

 

このあたりの思考の癖を解しながら、ハイブリッド思考を説いていきます。
選択した後になって、後々、別の選択肢のことを後悔する。

 

ハイブリッド思考を身につけることで、こうしたことは減っていきます。
ぜひ、考える範囲を広げるためにも学びましょう!

 

◆掛け合わせて考えろ!

ハイブリッドに考える思考の技法
高津尚志 かんき出版 2013-5-25
売上ランキング(公開時):ー
Amazon

■【要約】15個の抜粋ポイント

複数の異なるものを組み合わせて、新たな価値を生み出すことを、この本では「ハイブリッド思考」と呼ぶ。
トヨタのプリウスは、まさにその思考が具現化されたものだ。

 

「どちらか片方を選択する」のでなく、掛け合せて統合的に生かし、大きな価値、ほかには真似できない価値を生み出そうとするのが「ハイブリッド思考」だ。

 

人は、そもそもそれぞれの中に多様性がある。
外交性・内向性のように、相反する要素も、一人の人間が必ず両方を持っている。
人によってその度合いが異なるだけの話だ。

 

本人の「持ち味」を活かすことはとても大事だ。
しかし、人の持ち味は「文系・理系」などで分けられるほどシンプルなものではない。
もっと複雑で、奥深く、またおもしろいのだ。

 

アイデアを次々と出すのが得意な人がいる一方、意見をまとめるのが得意な人もいる。
アイデアをどんどん広げ、議論を発展させる「拡散型」の人と、それをきゅっと結ぶ「収束型」の人がいるのだ。

 

新しいことを生み出そうという時には、どちらのアプローチも欠かせない。
新しいことを始める時には、アイデアがたくさん出たほうがいいからだ。

 

イノベーションのプロセスで最も重要なことは、「拡散と収束を併せ持つこと」だ。
まずは十分に拡散する。
嵐を起こす。
そして、それを目的に照らして絞り込み、まとめ上げる。

 

人の成長を阻ぶのは、多くは固定的な観念、視点だ。
同じモノの見方や考え方をしていると、新しい気づきを得ることができず、自分が作った枠から出たり、枠を大きくすることができないからだ。

 

自分の中にいかに「異質」を持つ習慣を持つかだ。
つまり、自分と「異質」とのハイブリッドの機会づくりを心がけることが重要だ。

 

毎日、朝6時に起きて、通勤電車の中で英語学習ソフトを聴く。
週2回、1時間ランニングする。
月1回、必ず担当顧客を回る。
毎朝、同じオフィスに向かい、同じ時間に帰る。
同じ友達と飲む。

 

こうした習慣が固定化すると、偶発的なおもしろいことに出会うチャンスを逃す弊害が出てくる。
しかし、習慣化された生活の中でも、おもしろいことに出くわしている人はいる。

 

そういう人は「偶発性を習慣化」する術を知っているのだ。
偶発性を習慣化するのは、矛盾のようだが、それこそが、自分のリズムを守りつつ、おもしろいことが起こるような生活を送る秘訣だ。

 

日常の中に、普段とは違う人、モノ、コトと出会える習慣を埋め込むということだ。

 

たとえば、英会話で言えば、固定的なメンバーのレッスンではなく、日によってメンバーが変わるレッスンに通うとか、地域の外国人との交流イベントに参加すれば、日本人や外国人との出会いが広がる。

 

習慣を少しだけ変えてみる。
そんな小さな心がけが、いつしかあなたの固定的な思考や行動を大きく変えてくれるはずだ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【067-1】選択する前に、選択肢を掛け合わせできないか考える

【067-2】「拡散」→「収束」を意識して物事を考える

【067-3】習慣に少し変化を加えてみる

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】ハイブリッドに考える思考の技法
【著者名】高津尚志
出版社かんき出版
【出版日】2013/5/25
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に考える力を身につけたいときに
キーワード思考問題解決交渉術
【頁 数】240ページ
【目 次】
1 掛け合わせて最適解を見つケる「ハイブリッド思考」
2 思考と行動が変わるハイブリッド10
3 ハイブリッド思考を仕事と人生に活かす技術

 

この本が、あなたを変える!

ハイブリッドに考える思考の技法
高津尚志 かんき出版 2013-5-25
売上ランキング(公開時):ー
Amazon

高津尚志さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

■お知らせ

■【仲間大募集中!】101年倶楽部■
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!

■応援お願いします!■

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

Summary
Review Date
Reviewed Item
【書評:067冊目】ハイブリッドに考える思考​の技法(高津尚志)
Author Rating
21star1stargraygraygray

関連記事

コメントは利用できません。

人気著者も多数収録!

PR



ページ上部へ戻る