【シェア読書:029冊目】世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業(狩野みき)

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【考える力】Wonderful Kids主宰・狩野みき氏が、ハーバード大学の提唱するメソッドやクリティカル・シンキングをもとに、著者の実体験を踏まえ、ビジネスで使える「考え抜く力」を伝授した一冊!



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書籍情報
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【書籍名】世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業
【著者名】狩野みき
【出版社】日本実業出版社
【出版日】2013/7/1
【推薦度】★★★☆☆
【対象者】考え方を変えたいときに
【頁 数】222ページ
【目 次】
1 「自分の意見」の作り方
2 理解を深める
3 視点を増やして発想を広げる
4 未来のシナリオで現実的な選択肢を手に入れる
5 上手に「意見を交換する」ために欧米人が持っているルール
Last Lesson 「?」に気づくことが「考え」のはじまり

 

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本書を読む理由
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・書店で売れているなと感じたため

・TED出演者の著者ということで興味をもったため

 

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1分間紹介文
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本日ご紹介するのは、「自分で考える力」に関する一冊。

 

答えが見えない現代社会。
「自ら考える力」
「考えたことを周りに発信する力」
この2つの力の重要性は増し続けています。

 

今までは”常識”という名のレールがひかれていて、そのレールに乗ることだけに努力を重ねていれば良かった。

 

ただ、すでにあなたが日々の生活で感じているように”常識”は形骸化し、何が正しくて何が正しくないのか、誰にも分からなくなってきている。

 

この答えなき世界を歩いていくには、
自分で考え、自分で行動し、自分で検証し、また考える
これを愚直に繰り返すしかないのだ。

 

しかし、そう言われたあなたは当然思う。
「考えるっていったい何をどう考えればいいのか?」と。

 

その方法の一端が、本書には書かれています。

 

あなたは自分で考える生き方を選択しますか?
あなたは他人が考えた生き方を選択しますか?

 

じっくり考えてください。

 

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Key Phrase(15の気に入った一文)
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課題に自分なりの答えを出す。想定外の事態を乗り切るべく、新たなシナリオを見つけ出す。自分の意見に説得力を持たせる。いずれも「きちんと考える」ことができなければ、うまくいかない。

 

「自分の意見の作り方」には、3ステップがある。これは米ハーバード大学の教育プロジェクトも、その重要性を唱えているものだ。

 

最初に「あること」について、自分はどれだけ理解しているのか確認する。「理解していること」を確認することで「理解できていないこと」が明らかになる。

 

次に「あること」について理解できていないことは何かを把握し、「理解できていないこと」を解決するために調べる。そうすることで、理解が深まる。

 

最後のステップで、自分の意見を持つ。ここで大事なことは「あること」に対する理解を深めること抜きに、いきなり「意見を持つ」ことはNGだということだ。

 

「なんとなく」考えるのではなく「自分はこういう根拠がある。だからこう考える」という風に根拠を意識する。これができれば、自分の考えを持ち、自分自身に自信を持つこともできる。

 

「理解していること」と「理解できていないこと」を書き出し、リストを作る。

 

自分は賛成の立場だとしても「自分とは違う視点から見たらどうか」を考える。

 

誰か別人になりきって、その人の気持ちになって考える。なりきる対象は、じっくり考えたいと思っている情報の内容に利害関係のある「スルーできない人」に限られる。

 

私が、欧米人、特に英米人から学んだものをベースに考えた「意見を交換するルール」をいくつか紹介したい。それは、意見を言って反論された時、言い返す時の3つのルールだ。

 

まず、意見を言う時のルールとして「この世に絶対的に正しい意見などない」ということを理解しておくことだ。日本人は、知らず知らずのうちに「どこかに正解があるはずだ」と思う傾向がある。

 

次に、反論された時のルールだ。まず、反論=人格否定ではないことを心得るべきだ。誰でも、否定的なことを言われれば不愉快だ。

 

最後に、反論への言い返し方のルールについてだ。まず「わかったつもり」はNGだ。相手の反論の中でちょっとでも「よくわからないな」と思うことがあったら、必ず質問するべきだ。

 

鍵になるのは、相手を尊重することだ。言い方も「○○というのは△△ということですか、教えていただけますか」といった表現を使うなど、工夫してみることだ。

 

とことん考え抜けば、必ず自信を持つことができる。互いにそのような姿勢で意見を戦わせることができれば、その議論はきっと実りの大きなものになるはずだ。

 

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Take Action(実践ポイント)
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【029-3】「この世に絶対の答えなどない」と理解する

 

【029-2】何かを伝える時は、「5歳児に説明する」つもりでシミュレーションする

 

【029-1】物事の対する理解を曖昧にしない

 

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今回のまとめ
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考えることは苦しいことかもしれない。
でも考え抜いた後の自分は、もの凄くいい顔をしていると思う。

 

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編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。

 

今日は、立秋だそうです。
暦の上では秋か〜と気分だけでも涼しく・・・といきたいところですが、
立秋は一年で一番暑い日でもあるとのこと(・_・;)

 

その通りの全国的猛暑日でしたね(~_~;)アツイ!!
暑いのは嫌いではないですよ。
ただ、朝晩くらいは涼しさが欲しいと思った今日一日でした。

 

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

読書習慣の専門家
米山智裕

感謝!

 

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今回紹介した本
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世界のエリートが学んできた「自分で考える力」の授業

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狩野みきさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^0^)/

 

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読了までの時間
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01時間22分。
通勤時間にて。

 



 

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