【書評:1448冊目】1日の仕事を3時間で終わらせるダンドリ術(山本憲明)

【身軽になれば、仕事は速くなる!】
税理士・山本憲明氏が、『1日の仕事を3時間で終わらせるダンドリ術』と題して、思い込み・やらないことをどんどん捨てることで、仕事を加速させる方法を解説する一冊。

■書籍の紹介文

今日やるべきことを書き出してみましょう。
それは、本当にやらなければいけないことですか?

 

本書は、「やらなければ」の思い込みから過剰に抱え込んでしまった仕事を手放すことで、仕事を加速させる方法を解説する一冊。

 

「勤勉」「真面目」「責任感」など。
日本人の労働者としての”優秀さ”を示す言葉は多くあります。

 

しかし、これらの特徴が過度に出てしまうとある悪影響が出ます。
それが、「(これもあれも)やらなければ」という思い込みです。

 

この「やらなければ」に囚われると、仕事量はどんどん増えていきます。
結果、忙しいのに成果も出ない、評価もされない、悪循環にハマっていくのです。

 

この本では、悪循環から抜け出す、悪循環にハマらないための方法を解説していきます。
「やらなければ」から解放された分だけ、身軽になりスピード感も増していくのです。

 

自分が抱え込んでいる「やらなければ」。
これは、誰かにとっての「やりたい」「やらせてほしい」ことかもしれない。

 

であるならば、「やらなければ」を積極的に手放そう。
そんな前向きな気持ちにさせてくれる一冊です。

 

◆誰かの「やりたい」を奪わない。

1日の仕事を3時間で終わらせるダンドリ術
山本憲明 フォレスト出版 2019-5-9
売上ランキング(公開時):19,300
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

お金は、増やすことができる。
失っても取り戻すことができる。
しかし、時間は増やすことができないし、一度失ったら、取り戻すことはできない。

 

たとえば「タスクリスト」を捨て、毎日やりたい仕事、成果が出る仕事だけをやるのも1つの方法だ。
そうしてしばらく経つと「やらないと困る」仕事が浮き彫りになるはずだ。

 

そうした仕事だけをやることだ。
それ以外の仕事は手放すことだ。
自分が「やらねばならない」と思ってきた仕事の大半が“思い込み”だったことに気づくはずだ。

 

「やるべきこと」を減らし「やらないこと」を増やすと、生き方がシンプルになり時間が生まれる。
その時間で、自分の人生について考え、これからやっていくことを決め、実行するべきだ。

 

時間を生み出すなら、まず、自分の人生全体の中で「重要な2割」を考えることだ。

 

人生は選択の連続だ。
選択肢を減らせば、迷う時間が減らせる。
そうすれば、人生は確実にスピードアップする。
選択肢を減らすには、まず「決めてしまう」ことだ。

 

選択肢を減らすもう1つの方法は「自分なりの基準」や「自分のルール」を決めておくことだ。
「待ち時間に何をするか」「外食時に何を食べるか」なども基準を決めておくことだ。

 

●待ち時間をなくす4つの方法
(1)身軽になること
(2)時間に余裕を持つこと
(3)みんなと同じ行動をとらないこと
(4)パラレルワークをうまく利用すること

 

仕事に関して言えば「大きな仕事を任されたい」などと期待しないことだ。
「できるかどうかわかりませんが、任せたければどうぞ」くらいのスタンスのほうが、大きな仕事が舞い込んできたりする。

 

「○○です」と断言できないことは、相手に伝えず、自分の中にとどめておくべきだ。
それがコミュニケーション能力を高める。
結果的に、仕事がうまくいくようになるはずだ。

 

身近にいる優秀な人を目標にして「なぜ」と問いつづけながら、その人の研究をし、どんどん真似をしてみる。
真似できるようになったら、そこに自分の特長を活かしたアレンジを加えていく。

 

何をやるにしても「もし、○○だったらどうなるか」という疑問を持つことだ。
すると「こうやればいいのではないか」というアイデアが出てくる。
それが自分自身の成長につながるのだ。

 

学生時代は、時間割に合わせて勉強していたはずだ。
大人になった今こそ、あえて時間割を作り、時間の配分を“見える化”してみるのだ。

 

単位は2時間にこだわる必要はない。
細かいほうが自分に合っているならそれでもいい。
むしろ、単位が細かいほど“締め切り効果”が働き、仕事が速くできるようになる。

 

大事なことは、時間の単位を決めることだ。
そして、すべてのスケジュールに仕事を割り振ることだ。
こうすることで、自由に使える時間は確実に増えるはずだ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1448-1】その日やるべきことの「重要な2割」を常に意識する

【1448-2】仕事では、断言できないことは伝えない

【1448-3】「もし、○○だったらどうなるか」という疑問を持つ

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】1日の仕事を3時間で終わらせるダンドリ術
【著者名】山本憲明著者情報
出版社フォレスト出版
【出版日】2019/5/9
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード働き方時間術問題解決
【頁 数】212ページ
【目 次】
第1章 身のまわりの「ムダ」を洗い出す
第2章 あなたのまわりは「ムダなモノ」だらけ!
第3章 「ムダな時間」を手放す
第4章 あなたの頭の中は「ムダな気持ち」だらけ
第5章 あなたの仕事を邪魔する「ムダな言葉」を手放す
第6章 言葉の使い方で思考を磨く
第7章 時間の使い方を磨いて仕事の質を上げる

 

この本が、あなたを変える!

1日の仕事を3時間で終わらせるダンドリ術
山本憲明 フォレスト出版 2019-5-9
売上ランキング(公開時):19,300
Amazon Kindle 楽天

山本憲明さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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