【”間”の人生論】芸人・映画監督として長年”間”と戦い続けてきたビートたけし氏。”間”をテーマに人生を語った一冊。貴重な芸談に破天荒な人生論を交え語る、この世で一番大事な“間”の話。これは面白い。
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■書籍情報
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【書籍名】間抜けの構造
【著者名】ビートたけし
【出版社】新潮社
【出版日】2012/10/17
【推薦度】★★☆☆☆
【目 次】
第1章 間抜けなやつら
第2章 “間”を制すもの、笑いを制す―漫才の“間”
第3章 お辞儀がきれいな人に落語の下手な人はいない―落語の“間”
第4章 司会者の“間”を盗め―テレビの“間”
第5章 いかに相手の“間”を外すか―スポーツ・芸術の“間”
第6章 映画は“間”の芸術である―映画の“間”
第7章 “間”の功罪―日本人の“間”
第8章 死んで永遠の“間”を生きる―人生の“間”
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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。
本日ご紹介する一冊は【間抜けの構造】
著者は、ビートたけしさん。
説明不要の大御所芸人。映画監督としても、その名は世界的に轟いていますね。
あなたへの質問です。
「あなたは、”間”についてどう感じていますか?」
お笑いの世界、芸能の世界、を生き抜いてきた、たけしさんだからこその説得力で論が展開され、あっという間に読み終えてしまいました!
「間」をテーマにした、ビートたけしさんの人生訓は非常に学びが多いので大変にオススメ!!
思わず笑うところあり、
口あんぐりで考え込まさせられるところあり、
膝を打つ感銘を受けるところあり、
久々にぐいぐい引き寄せられる本に出会えました♪
今あなたがどんな状況にあろうと、強力にあなたを刺激する一冊であることは間違いありません。
必ずお読みくださいね!!
それでは、本編をはじめます。
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■本の抜粋ポイント
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なんでこんなに間抜けな失言をするのかというと、自分がどういう立場にいる人間かがわかっていないからだ。自分を客観視する能力がないからこういうことになる。
討論が上手くなる方法はまだあって、ちょっと長めにしゃべりたいと思ったら、「私の言いたいことは二つあるんですよ」とやる。「三つあります」というと、「おまえ三つもしゃべるのか!」となるから、二つがいい。
芸術家にとっては、「時代と寝る」ことがいいかどうかはわからない。生きている時代に評価されてチヤホヤされて良い思いをしたやつと、生きている間はまったく評価されずに、死んでから評価されることのどちらがいいかとなると、芸術家はやっぱり後者を狙わないとダメなんじゃないかな。
うまい役者は「自分の方が不利だな」と思った場合は、一旦、“間”を外しておいてから、「ほら、自分の方がうまいだろう」という芝居を始めるんだよ
“間”というものを大事にするのは日本の長所でもあるけれど、その一方で、短所もそこにある。“間”を大事にするということは、つまり過剰に空気を読む文化でもあるわけで、そうするとゼロから何かを生み出す能力がどうしても弱くなる。
やっぱり適度に“間”があったからよかったんじゃないかな。結果論だけど。その“間”によって思わぬ転機が生まれて、次々と新しいことにチャレンジできたわけだから
人生というのは“間”だと思った方がいいんじゃないか。我々の人生というのは、生きて死ぬまでの“間”でしかない。生まれたときの“点”と死ぬときの“点”があって、人生はその間のことに過ぎない。見つかるはずのない「生きている理由」を探すよりも、そう思った方が楽になる。おいらなんかはそう思うんだけどね。
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■実践する効果があると感じたポイント
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●人生は、生きた時の点から死ぬ時の点までの”間”なんだということを書きとめておく
●「間抜けだな~」と思うことを暫くの間、書きとめてみる
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■本のひと言まとめ
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間を抜くと、今のあなたはどうなりますか?
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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。
今日はガス欠の一日。
静かに寝たいと思います。
体調管理・・・。
以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!
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■今回紹介した本
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間抜けの構造(ビートたけし)
ビートたけしさん、楽しい一冊をありがとうございます\(^0^)/
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