【書評:2004冊目】あてはめて使うだけ英語の超万能フレーズ78(デイビッド・セイン)

【土台ができると言葉がスラスラ出る】
「AtoZ English」代表/デイビッド・セイン氏が、『あてはめて使うだけ英語の超万能フレーズ78』と題して、基本のフレーズを効果的に習得する学習法を指南する一冊。

■書籍の紹介文

英語を話す。
あなたにとって一番高いハードルはなんですか?

 

本書は、日常の英会話でよく使う「基本フレーズ」を覚えれば、話し始めがスムーズになると提起し、「基本フレーズ」を効果的に習得する学習法を指南する一冊。

 

話し始め。
英語を話すとき、これが一番高いハードルだとおもいます。

 

ここで、最低限の意図を伝えることができれば、気持ちはだいぶ楽になります。
言い出せなかったりというコミュニケーションロスも減るはずです。

 

では、どうすればハードルを超えられるでしょうか。
著者は、英会話でよく使われる「基本フレーズ」を覚えてしまうことだ、と提起します。

 

しばらく離れていて、英語が錆びついている人も安心。
次の3つのステップを用意して、効果的に習得できるように構成されています。

 

STEP1:フレーズ(78個)を覚える
STEP2:ドリル(252問)で練習
STEP3:ロールプレイで実践!

 

苦手意識があるからこそ、過度に慎重になってしまう。
結果、あわあわしてしまって、相手に怪訝な反応をさせてしまいます。

 

これは、とても残念なことですよね。
防ぐためには、本書をくり返し実践して、話し始めのハードルを下げることが一番です。

 

同じような本はたくさん出版されています。
そのなかでも、ここまでスラスラと理解しながら学習できる本は意外と少ないように感じます。

 

気持ちがあるなら、もう遅いなんてありません。
肩の力を抜いて、レッスンを受けてみてください。

 

◆表現の土台を築こう!

あてはめて使うだけ英語の超万能フレーズ78
デイビッド・セイン アスコム 2023-4-27
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■【要約】15個の抜粋ポイント

Nice to meet you.(お会いできてうれしいです/はじめまして)は初対面の表現なので、2回目以降に使うと「忘れちゃったのかな?」と思われるかも。
2度目以降はmeet「出会う」の代わりにsee「会う」を使って Nice to see you. と言います。
最後に again をつけて Nice to see you again. としてもOK!

 

talk と speak の違いは、talk は誰かとの「会話」のやりとりに重点が置かれるのに対して、speak は「話し手からの発信」にフォーカスされることです。
speak はスピーチや演説といった一方的に「話す」場面で使います。

 

初対面では最初のあいさつが肝心。
みなさんなら、はじめて会った人に英語で話しかけるとき、どんなフレーズを使いますか?
※最も一般的な表現
Nice to meet you.(はじまして)
※ビジネスでも使えるフレンドリーな表現
How’s it going?(調子はどうですか?)
※かなりくだけた表現
What’s up?(最近どうよ?)

 

相手が苦手そうなものを「〜は食べられますか?」とたずねるとき、Can you eat sashimi? などと聞くと、「私は当然食べられるけど、あなたはどう?」と上から目線で聞いているようなニュアンスになってしまい、せっかくの気づかいが伝わらないことも。
この場合は Do you like sashimi? と聞いたほうが角が立たなくておすすめです。

 

I’d like のあとに to ではなく名詞を続けると「〜がほしいです」という意味に。
お店などで希望のものを伝えるときの表現になります。
I want + 名詞 よりも丁寧な頼み方です。
例)What would you like?
→ I’d like a cafe latte.
→ I’d like a slice of pizza.

 

ネイティブがよく使う You know what? というフレーズがあります。
これは特に何かをたずねているわけではなく、「あのね…」「ちょっと聞いて!」という意味。
会話をスタートするときにぜひ使ってみましょう。

 

Where can I …? は「私はどこで〜できますか?」が直訳で、自分のしたいことがどこでできるかを聞く表現になります。
海外旅行で場所をたずねるときにとても便利なので覚えておきましょう。
Where can I get …?(どこで〜を入手できますか?)
Where can I buy …?(どこで〜を買えますか?)
Where can I see …?(どこで〜が見られますか?)

 

「扱う」という意味の handle を使って、I can handle it. と言うと、私に扱わせて=私に任せてください、という意味になり、仕事を自分で引き受けるときの頼もしいひとことになります。
I can manage. も「なんとかできますよ」という意味でよく使われる表現です。

 

You can … if you want to. は「よかったら〜していいよ」と相手に提案するひとことです。
「もし」と仮定を意味するifが入ることで、「よければ」というニュアンスの押しつけがましくない言い方になります。
友達に声をかけるときや、店員さんがお客さんに良かれと思って何かを提案するようなときにも使えます。
・You can start drinking if you want to.
・You can try this if you want to.

 

Wish me luck! は試験の本番を控えたときなどに「うまくいくように祈っててね!」という意味で使う定番フレーズです。

 

友達と楽しみな予定について話していて、「楽しみだね!」というとき、よく I を省略して Can’t wait! と言います。
I’m so excited!(すごくワクワクする!)なども同じニュアンスで使われます。

 

Just try to … で、相手に具体的な行動を促す言い方になります。
いい結果になるように「〜をする努力してみなよ」というニュアンスです。
Just try to have a good time.

 

質問の答えがはっきりしないときには I guess so. 「たぶんそうかもね」をよく使います。
「〜と思う」という意味の英語はいろいろありますが、確信度が低い順に guess < suppose << think <<< believe という感じです。

 

What brings you to Japan?
これは、直訳で「あなたを日本に運んだものは何?」、つまり「日本にいらしたきっかけは?」というソフトなニュアンスになり、相手も答えやすくなるのです。

 

会話で大切なのはキャッチボールのようなテンポの良さですが、それをスムーズに行うための救世主が「あいづち」です。
※相手の発言に即答できないとき
Well …(え〜と)
Let me see …(そうですね〜)
※意外な発言を聞いて
Is that so?(そうなの?)
※信じられない事実を知って
No Way!(まさか!)
※強く共感する
Exactly./Totally.(だよね)
※相手に話させる
What do you think?(あなたはどう思う?)

 

■【実践】3個の行動ポイント

【2004-1】フレーズをくり返し音読する

【2004-2】ドリルを満点取れるくらいくり返す

【2004-3】字幕なしで英語のドラマを観る

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】あてはめて使うだけ英語の超万能フレーズ78
【著者名】デイビッド・セイン著者情報
出版社アスコム
【出版日】2023/4/27
オススメ度★★★★☆
こんな時に明日の語学力を磨きたいときに
キーワード英語勉強法グローバル
【頁 数】208ページ
【目 次】
1章 初対面での会話
2章 お願いする
3章 ものをたずねる
4章 状況を説明する
5章 気持ちを伝える
6章 ちょっとひとこと
7章 ロールプレイで実践

 

▼さっそくこの本を読む

あてはめて使うだけ英語の超万能フレーズ78
デイビッド・セイン アスコム 2023-4-27
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デイビッド・セインさん、素敵な一冊をありがとうございました!

※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。

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