【書評:1882冊目】組織で生き延びる45の秘策(池上彰、佐藤優)

【組織で生き残るための教訓を学び取れ!】
ジャーナリスト・池上彰氏と作家・佐藤優氏が、『組織で生き延びる45の秘策』と題して、8人の世界の”巨匠”から学べる教訓をもとに、組織で生き残る秘策を伝授する一冊。

■書籍の紹介文

あなたの所属する(会社)組織。
働き甲斐や風通しは、いかがですか?

 

本書は、田中角栄、トランプ、オードリー・タンなど、8人の世界の”巨匠”の生き様から学べる教訓をもとに、組織で生き残るための秘策を伝授する一冊。

 

自分が人生で経験できることなど、たかが知れています。
だからこそ、後に続く者のために、人は自分の教訓を「書」に書き残してきました。

 

ゆえに、本をたくさん読むことで、自分では得ることができない教訓を学び取れるのです。
本書もその流れを汲む内容です。

 

この本で学べる教訓は、次の8人についてです。
・乃木希典
・田中角栄
・ドナルド・トランプ
・山本七平
・李登輝
・オードリー・タン
・アウンサンスーチー
・ドフトエフスキー

 

著者両氏が、8人の生き様を語り合いながら、読者が学び取るべき”教訓”を示していきます。
得られる”教訓”は、タイトルのとおり、『組織で生き延びること』をテーマにまとめられています。

 

どんな組織であっても、人間社会は理不尽なことだらけです。
だからこそ、多くの人が、組織に留まるか外に出るかと悩み続けています。

 

この「多くの人」とは、わたし達だけでなく先人達も同様です。
ゆえに、多くの教訓が書籍に残されています。

 

本書を読んで、興味の湧く人がいれば、巻末記載の参考文献へと読書を広げてみてください。
きっと、さらなる深い”教訓”が得られるはずです。

 

NHKと外務省、ともに巨大組織を生き、そして抜け出した両氏。
そんな両氏が語る『組織で生き延びる秘策』というのが、おもしろい試みだと感じます。

 

組織で生きるのは、大変なこと。
そこを生き抜いていくための”教訓”は、多く身につけておいて損はありません。

 

◆生き延びろ!

組織で生き延びる45の秘策
池上彰、佐藤優 中央公論新社 2022-7-7
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■【要約】15個の抜粋ポイント

絶対に負ける戦を一生懸命やらない。(佐藤)

 

上司の立場にある人も含めて言うならば、自分が限定合理性の罠にはまっていないかを、常に疑ってみることも大事になるでしょう。
正しいと信じている前提、設定自体、俯瞰して見た時に本当に意味のある正しいものなのかだろうか、と。(池上)

 

会社で仕事を頼まれたら、必ず相手の期待値を超えた成果物を返すようにする。
あるいは、毎回、期限や納期の前に仕上げてさっさと渡してしまう。
そうすれば、嫌な上司に絡まれることも少ないでしょう。(佐藤)

 

利害関係のない友人をたくさん作れ。
学生時代の友達を大切にしろ。
大事な教訓だと思います。(池上)

 

自分に隠れて悪口を言う人間がいるという話を耳にして、気分を害さない人はいないと思いますが、問題はそれだけではありません。
組織の中において、本当に機微に触れる話とか、保秘とかは、往々にして悪口を通じて漏洩するのです。(佐藤)

 

突き詰めると「何事も自分の頭で考える」ということ(佐藤)

 

自分の中に軸がなければ、本を読もう。
自分の仕事と関係ない分野であっても、興味があれば集中して読んでみるのもいい方法だ。
そんなふうに読書を続けていると、自分の中に「もう一人の自分」ができあがり、自身の置かれた立場を別の視点から見ることができるようになる。
自分で自分にアラートを出すこともできるようになる。(佐藤/池上)

 

究極の目標は「自分が生き延びること」です。
たとえ元いた会社が影も形もなくなってしまっても、自分だけは生き延びる。
その中で、できるだけ出世する。
そう割り切ったうえで、表現は悪いのですが、現実的に立ち回ることを考えるべきです。(佐藤)

 

自分たちの限界をきちんと認識しておくことも、すごく重要なことだと思うのです。(佐藤)

 

「自分には理解できないが、理解できないことが自分の限界なのだろう」

 

親の務めは、人それぞれ違う価値観を持っていることを教えること。
多様性に目を開かせることです。(佐藤)

 

逃げない人間が最後には勝つのです。(佐藤)

 

日々の仕事や家庭生活においても、自分を中心に「同心円」を描いてみたらいいのではないでしょうか。
自分にとっていいことは、会社や家庭にとってもいいこと、ひいては社会にとってもいいことなのだ、と。
それを常に確認しながら行動すれば、大きな間違いは起きないと思うのです。(佐藤)

 

『カラマーゾフの兄弟』を読み込むことで、自分がどれに近いのかを客観的に確認しておけば、人の振り見て我が振りが直せるかもしれません。(池上)

 

自分自身の経験は狭い。
修羅場を潜り抜けるためには、世界のレジェンドに学び、本を読んで、想像力を広げるということに尽きるのだと思っています。(佐藤)

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1882-1】悪口は言わない、近づかない、同調しない

【1882-2】自分の限界を認識しておく

【1882-3】古典や偉人の自伝などの本をたくさん読む

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】組織で生き延びる45の秘策
【著者名】池上彰佐藤優
出版社中央公論新社
【出版日】2022/7/7
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード生き方働き方人間関係
【頁 数】280ページ
【目 次】
第一章 乃木希典
第二章 田中角栄
第三章 ドナルド・トランプ
第四章 山本七平
第五章 李登輝
第六章 オードリー・タン
第七章 アウンサンスーチー
第八章 ドフトエフスキー

 

この本で、あなたは変わる!

組織で生き延びる45の秘策
池上彰、佐藤優 中央公論新社 2022-7-7
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池上彰さん、佐藤優さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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