【書評:1486冊目】すごろく経営学(平野敦士カール)

【流れがわかるとイメージができる!】
経営コンサルタント・平野敦士カール氏が、『すごろく経営学』と題して、お菓子作りが趣味の姉妹のビジネスストーリーをすごろく形式にしながら、経営学の基礎を解説する一冊。

■書籍の紹介文

新しいことに取り組むとき。
どういう流れで進めるか、イメージしていますか?

 

本書は、親しみやすいイラストと分かりやすいすごろく形式を用いながら、ビジネスのスタートからゴールまでの流れを一貫して解説する一冊。

 

<ストーリーの概要>
主人公は、お菓子作りが趣味の姉妹、チヨコとクルミ。
文化祭で出したお店が繁盛したことをきっかけに、手作りお菓子を販売するビジネスを始める。
2人は、元パティシエで経営者のおじいちゃんのアドバイスを受けながらビジネスを大きくしていく。

 

学問としてではなく、実際のビジネスの流れに沿って経営学の基礎を学べる。
これが本書の特徴であり価値です。

 

うまく表現されているなと感じたのが、すごろくのルートが度々分岐していることです。
ひとつの選択によって、その後の道が決まってしまう”意思決定の重さ”を理解させてくれるからです。

 

また、ビジネスのスタートからゴールまでを一気に追うことができます。
そのため、ビジネスとは何なのか、会社とは何なのか、仕事とは何なのか、を考えるのにもいい機会となるでしょう。

 

さらに、全体を把握して、そのとき必要な部分を、深く掘り下げていく。
こうした感覚を養うのにも、有用な一冊だとおもいます。

 

全体の流れがわかると、”つながり”を意識することができます。
先を見通しながら「今やるべきこと」を考えられるようになるのです。

 

専門的な本を読むよりも、経営学への興味を持たせてくれる。
そんな、楽しみながら読める一冊です。

 

◆経営学って、おもしろい!

すごろく経営学
平野敦士カール SBクリエイティブ 2019-7-6
売上ランキング(公開時):6,651
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

ビジネスのはじまりは、好き・強み・ニーズの3つが必ず重ならなきゃダメじゃ。

 

経営とは「お金を出してもらい、それを使って商品やサービスを作り、儲かったお金でさらに良い商品やサービスを作り、さらに儲ける」サイクルじゃ。

 

販売チャンネルの選択は超重要じゃ。
商品の特性や自社のブランド、ターゲットの特性など、さまざまな条件を考えて自社の商品に本当に合った販売チャンネルを決めるのじゃ。

 

始めたばかりの事業では、改善に時間がかかるとお客さんも離れてしまう。
なるべく早く、元手をかけずに改善したものをお客さんに提供し、その反応からさらなる改善につなげる。
これがリーンスタートアップの重要なポイントじゃ。

 

セグメントは、自社に意味のある切り分け方を考えること、
ターゲティングは、その層に対してどのようなアプローチが有効かを考えること、
ポジショニングは、お客さんに商品をどのように思ってほしいかを考えるのが重要じゃ。

 

商品がお客さんにどんな利益を与えるのかをはっきりさせることじゃ。
その利益からお客さんがコストを引いて、価値が残っていれば満足して買ってもらえる。
この満足を顧客満足(CS=Customer Satisfaction)というんじゃ。

 

DAGMAR理論とは、売上につながるまでのお客さんの認知レベルを5段階に分け、これを1つずつクリアすることが売上につながるとする考え方じゃ。
・未知
・認知
・理解
・確信
・行動

 

固定費のリスクを取らず、現状維持のままビジネスを大きくするのは難しい。
ただ、それで関係者の生活が成り立ち、自分たちのビジョンやミッションが実現できるなら、スモールビジネスもひとつの正解なんじゃ。

 

会計上の収支だけでなく、現金の流れもきちんとおさえておかねば、ビジネスは厳しい。

 

コモディティ化→新商品→コモディティ化のスパイラルはビジネスの宿命じゃ。
このスパイラルから抜け出すためには、簡単に真似できない技術や原料の獲得、あるいはビジネスモデル自体を差別化することじゃ。

 

●地位別競争戦略
・リーダー:他社の良い商品をすぐに模倣。大量投入しさらなるシェアの拡大を図る
・チャレンジャー:リーダーの参入していない市場を見つけだす差別化戦略
・フォロワー:リーダーの模倣品を低価格で出す
・ニッチャー:独特の市場のシェアを守り、別の市場も探す

 

アライアンスのメリットは、M&Aよりリスクが少ないところじゃ。
タピオカブームが去ったとき、買収していたら、その事業部なり子会社は残るが、アライアンスなら提携を解除するだけでいい。
一蓮托生で潰れるリスクを回避じゃ。

 

起業家が目指す出口(Exit)は上場と売却の2つじゃがVCが目指しているのも同じ場所。
起業家が自社を成長させ株式公開する。
そうするとVCの持ち株も一気に高値がつく。
企業売却したときでもVCは売却益を得られるのじゃ。

 

企業が儲けたお金で社会的支援をするのがCSR、
社会的支援そのものが企業の利益になるのがCSV

 

VCが融資するのは、伸びている業界で革新性のあるビジネスだけじゃ。
それ以外の数多くの起業家を支援するのがエンジェル投資家と呼ばれる個人投資家じゃ。
最近では起業家と投資家をつなぐマッチングサービスもあるんじゃ。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1486-1】これから取り組むことの全体の流れを掴む

【1486-2】一歩先をイメージしながら行動する

【1486-3】選択したら、そこに全力を傾ける

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】すごろく経営学
【著者名】平野敦士カール著者情報
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2019/7/6
オススメ度★★☆☆☆
こんな時にビジネス理論を深めたいときに
キーワードビジネス理論ビジネスモデル教養
【頁 数】192ページ
【目 次】
STAGE0 プロローグ
STAGE1 ビジネスのはじまり
STAGE2 ちいさな一歩
STAGE3 分かれ道
STAGE4 ゴールはどこに?

 

この本が、あなたを変える!

すごろく経営学
平野敦士カール SBクリエイティブ 2019-7-6
売上ランキング(公開時):6,651
Amazon Kindle 楽天

平野敦士カールさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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【書評:1486冊目】すごろく経営学(平野敦士カール)
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