【シェア読書:045冊目】未来が変わる働き方(慎泰俊)

【厳しい時代の働き方】投資のプロと世界の貧困を削減するNPO代表という2つの顔をもつ慎泰俊氏が、こんな時代だからこそ”真直ぐに生き抜く”ことで未来が変わると提示する一冊。そのための一歩を本書から。

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1分間紹介文
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本日ご紹介するのは、「働き方」に関する一冊。

 

著者は、慎泰俊さん。
「投資のプロ」としての顔と、「貧困撲滅を目指すNPO代表」としての顔。
二つの顔を持ち、別々の景色を楽しんでいる方です。

 

本書は、本業をベースにしつつ、パートタイムとして別の顔を持つことの意味・意義・方法について紹介した一冊。
著者が実体験してきたことを元に、非常に示唆に富んだまとめ方をしている。

 

「自分を変えるには、環境を変えること、付き合う人を変えること」とよく言われます。
もちろんその通りであり異論はありません。

 

しかし、本書を読むと、今いる環境、今見ている景色の「見方、捉え方を変えるだけでも、まったく同じ効果があるのだ」という希望が湧いてくる。

 

何かを投げ出したいと思っているあなた。
ぜひ、この本を読んでみてください。
あなたは何かを受け取るはずです。

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本がわかる!15の要約ポイント
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日本では金融機関にお金を借りたり預けたりすることは当たり前だけれど、世界の半分の人々はそういった機会から取り残されている。
世界には金融機関を利用したことがない人が30億人以上いる。

 

●アクションを起こす前に立ち止まって考える3つの理由
(1)自分のアクションの意義を考えられる機会は行動始める前意外にあまりないから
(2)自分が本当にやりたいことを選ぶことができたら、厳しい局面も乗り越えられる可能性が高いから
(3)事前に考えることは、自分のことをよりよく知るきっかけになるから

 

自分に正直になるために、僕が使っている方法が1つある。
それは、自分が死ぬときの風景をイメージすることだ。
迷ったときはいつも自分の終わりの風景を考える。
終わりの風景を思い浮かべた後、自分が今からこれをやって後悔しないと思えるのなら、それはやることにしている。

 

僕は、今までの人生を通じて色々なことをやってきたのだけれど、一つ決めているのは、始めたからには、ある程度の成果が出るまでやること。
別に成果は目に見えるものでも、そうでなくてもよいが、自分が納得できるまでちゃんと取り組むことだ。

 

これまでは、パートタイムの10人が1時間ずつかけても、フルタイムのひとりの10時間の仕事にかなわなかった。
でも、今はそのルールが変わろうとしているのだと思う。

 

あなたが社会貢献に興味をもったとき、正義感を胸に抱いて、それをやるには何かを犠牲にしないといけないと思うかもしれない。
給料や周りの目も気になってしまうかもしれない。
会社を辞めてNPO活動を始めるのは大きな決断だから、なかなかできないという人もいるだろう。
でもパートタイムであれば、会社を辞めたり、何かを犠牲にしなくても始めることができる。

 

まず、自分ことがちゃんとできない人が、他のことにも手を拡げようとするのは、正しいように思えないからだ。
厳しいことを言うと、本業でパフォーマンスが上げられないのに、本業をおろそかにしてパートタイムのアクションをしていたら、それは給料泥棒ではないだろうか。

 

●自分の時間をつくり出すための三つのポイント
(1)自分にとって大切なことを見分けること
(2)スケジュール調整してまとまった時間をつくること
(3)日頃の仕事の効率を上げること

 

●仲間をつくるための三つのポイント
(1)人が大切にしているものを提供できる組織をつくること
(2)コアメンバーとサポートメンバーのバランスをうまくとること
(3)仲間と一対一で信頼関係を積み上げること

 

●組織の動きを飛躍的に高めるための四つのポイント
(1)ポジションを明確に決めること
(2)課題解決の好循環をしっかり回すこと
(3)組織の中に流れる情報をオープンにすること
(4)便利な技術を使いこなすこと

 

●著者お薦めの会議の流れ
(1)議題を全員に募る
(2)事前に議題を全員で共有しておく
(3)現状とこれからのアクションプランを報告する
(4)具体的なアクションに落とし込む
(5)必要に応じて討議する
(6)議事録シートをアップする

 

組織づくりにおいて、これまで述べてきたことは、次のようにたとえられる。
正しいポジショニングは、明確な羅針盤を持つこと。
課題解決のプロセスは、道を示す地図を手に入れること。
情報のオープンな共有は、仲間とつながる性能のよいトランシーバーをつかうこと。
ライフハックは、必要な道具を揃えること。

 

僕が組織を運営していくうえで一つ決めていることは、最後のひとりになっても活動を続けること。
言いだしっぺである僕は、それを宣言したうえで、実際の行動で示していく必要がある。

 

パートタイムの活動であっても、社会により大きなインパクトをもたらし、世界をよりよい場所にすることができる。

 

何よりも大切なのは、自分自身のアクション

 

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これをやろう!3つの実践ポイント
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【045-1】人生でやりたいことリストを作成する

【045-2】できそうなことから、行動にうつす

【045-3】迷ったら、自分の終わりの風景をイメージしてみる

 

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今回のまとめ
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あなたは、何をやっている人ですか?

 

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本日紹介した書籍情報
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【書籍名】未来が変わる働き方
【著者名】慎泰俊
【出版社】ディスカヴァー・トゥエンティワン
【出版日】2013/2/16
オススメ度★★☆☆☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】働き方稼ぐ力生き方
【頁 数】217ページ
【目 次】
世界をよりよい場所にしたいと思っている人へ
Part1準備編:本業とパートタイムの二軸で働く
Part2実践編:パートタイム組織でアクションを起こす
未来へ宣言
影響を受けたオススメ本

 

気になったら、今すぐお手元に!
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慎泰俊さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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