- 2015-10-5
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- ★★★☆☆, 人間関係, 伝える, 信用残高, 日本能率協会マネジメントセンター, 明日の人間関係を良くしたいときに, 角田陽子
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【気配りに気を配る意味を知る】
ホテルコンシェルジュ・角田陽子氏が、『心をつかむ上質な気くばり』と題して、人間関係がよくなり周りからも信頼される、そんなさりげなくも心地よい気くばりの作法を指南する一冊。
もくじ
■書籍の紹介文
気くばり。
どんなときに、感じますか?
本書は、20年以上にわたり名門ホテルで「気くばり」を追求してきた著者がたどり着いた、さりげなくも心地よい「気くばりの作法」を指南する一冊。
著者はいいます。
『気くばりとは、日々の生活の何気ないひと言や行動を少しだけ変えること』だと。
なにか特別なことをやる必要はないのです。
日常の1コマ1コマをどれだけ大事に生きていけるかが、問われているのです。
めまぐるしく過ぎ去っていく瞬間を、大切にしながら丁寧に生きていく。
これは、行動ではなく、心が問われているというわけです。
相手に心地よく感じてもらったり感動したりしてもらうには、心をつかまなければなりません。
つまり、気くばりやおもてなしを感じてもらうには、まずは自分の心を磨かなければならないのです。
その心の土台があって、そこから生み出される行動によって、相手ははじめて感動するのです。
心の土台のない行動は、決して感動を生みません。
では、どうやって心を磨いていくのか。
その”作法”が、この本には詰まっています。
”作法”に従い、ひとつひとつを大切に丁寧に生きていく。
これを続けることで、相手の心をつかむ土台となる”心”が出来上がります。
◆気くばりの本質を知る。
心をつかむ上質な気くばり
角田陽子 日本能率協会マネジメントセンター 2015-8-29
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■【要約】15個の抜粋ポイント
コンシェルジュにとって大切な「おもてなし」という言葉。
これは、「人をもてなす」から生まれたといわれますが、ほかに「裏表がない」という意味があるともいわれます。
要望に応えられるかどうかよりも、目の前の人が何を感じるかが大切
本業の仕事の質を高めていくことが、何より大切な気くばり
「簡単な仕事こそ丁寧に」というのは、どんな仕事にも共通する心構え
ちょっとした手間ひまが、もっと便利でもっと心地よい対応につながり、お客さまの心をつかむことにつながるのだと思っています。
仕事を任せてもらえることは、信頼の証拠。
そして、信頼は自分の仕事ぶりを見てもらうことでしか得ることができない、とても尊いもの
気くばりのこもったコミュニケーションの基本は、相手の話をしっかり聞くこと。
相手の発する言葉、表情、雰囲気、仕草すべてを全身全霊で受け止めるように聞きます。
自分が想像する以上に、私たちは勝手な常識や思い込みにとらわれて判断している
伝えるべきことを伝えないのは不誠実なこと
「いま、5分ほどお話できますか?それとも何分後かにかけ直しましょうか?」
意識しながら実践し、間違ったことは見直してまた実践する。
このくり返しで、誰を前にしても恥ずかしくない言葉遣いをマスターしましょう。
「この人は私に何を望んでいらっしゃるのだろう」ということに重きを置いて考える
気くばりのゴールはどこかといえば、「積極的に行動する」ことにあると思っています。
いま目の前にいる大切な人と真剣に向き合うこと
自分の内面・外面を磨くために時間をとることは、仕事をするうえでも、生きていくうえでも大切なことです。
自分を磨くうえで大切なことは、「謙虚でありながら、積極的に」いることだと思っています。
■【実践】3個の行動ポイント
【613-1】簡単な仕事こそ丁寧に行う
【613-2】相手の話をしっかり聞く
【613-3】いま目の前にいる人と真剣に接する
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】心をつかむ上質な気くばり
【著者名】角田陽子
【出版社】日本能率協会マネジメントセンター
【出版日】2015/8/29
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】明日の人間関係を良くしたいときに
【キーワード】人間関係、伝える、信用残高
【頁 数】224ページ
【目 次】
はじめに 些細な気くばりが心をつかむ瞬間
1章 心をつかむ気くばり10の原則
2章 簡単な仕事こそ丁寧に! 上質な気くばりの基本と心構え
3章 気くばりができる人の五感を使ったコミュニケーション
4章 気くばりが伝わるコンシェルジュのメール、電話術
5章 感動を生み出す気くばりの磨き方
この本が、あなたを変える!
心をつかむ上質な気くばり
角田陽子 日本能率協会マネジメントセンター 2015-8-29
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角田陽子さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)
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