【170冊目】プロ弁護士の武器と盾になる話し方(木山泰嗣)

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【話が通る、話が通らないは、話し方次第!】気鋭の弁護士が送る、リーガルトーク。説得力・交渉力・防御力などどんな場面でも通用するコミュニケーション方法を紹介。話し方の強化に最適な一冊!!

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■本の概要
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【書籍名】プロ弁護士の武器と盾になる話し方
【著者名】木山泰嗣
【出版社】PHP研究所
【出版日】2013/12/5
【推薦度】★★★☆☆
【目 次】
第1章 プロ弁護士が見た、頭のいい人の21の言い方
第2章 攻撃から身を守り、真実を引き出すための話し方
第3章 味方を作るための話し方
第4章 予期せぬ質問や批判に対処する方法

 

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■本の紹介文
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本日も、ご覧頂きありがとうございます。
米山智裕です。

 

本日ご紹介するのは、「話し方」に関する一冊。

 

著者は、木山泰嗣さん。
弁護士。リーガルトークを中心にコミュニケーションスキルに関する本を多数出版されています。

 

本書は、”実践に即した”話し方のスキルを体系的にまとめます。
シーンごとに範例が出ており、実践イメージがすぐに湧きます。

 

「ここで話を整理しておきましょう」
「念のため確認をさせてください」
など、今すぐ活用できるフレーズが多数出てきます。

 

章末にまとめがあったり、忙しい人でもポイントを押さえやすくなっている点が心強いです。

 

ちょっとした表現によって結果に差が出るのがビジネスコミュニケーション。
ぜひ本書でスキルアップをしましょう\(^o^)/

 

それでは、本編をはじめます。

 

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■読書ノート
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話し方には「盾」になる部分と「武器」の部分がある。「盾」とは、まわりの人を大切にしながら、気が合わない人にも平等に接し、コミュニケーションを進めていく話し方だ。

 

一方で、新しい企画を提案したり、相手のおかしな点に対して反論したり、そうした「攻め」の姿勢が必要になることもある。これは話し方の「武器」の部分だ。

 

「武器」の部分は、テクニックも必要だ。話し方を磨くことが必要になる。まず基本的な「盾」の話し方を身に付け、その上で「武器」になる話し方を身に付ければ、理想的だ。

 

矛盾とは、論理的な反駁手段だ。論理的に相手を説得する法律家は、「矛盾をつく」ことを頻繁に行う。「今の話は○○と矛盾していませんか」「先ほどおっしゃっていたことと違いますよね」などだ。

 

矛盾を指摘してばかりの人は、まわりから嫌われる。大事なことは、いつも人の矛盾を指摘するのでなく、相手から攻撃や批判を受けた時だけ使うことだ。

 

何かを隠している発言を直感したら「もう少しゆっくりしゃべっていただけませんか」「少しゆっくりめで話してもらえると助かります」「初めて聞くお話なので、ゆっくりお願いします」と言う。

 

ゆっくり話してもらう方が、相手にプレッシャーがかかる。また、話しに間ができることで、スキもできる。話を聞く側からすると、突っ込みどころをとらえて、質問しやすくなる。

 

「でしょ」「そうなりますよね」と、自分が優位になるように話す人がいる。「うん、うん」と聞いていると、相手のペースに飲まれてしまう。考える余裕もなく、どんどん話が進んでしまう。

 

実際にあなたも「そのとおり」と思うならいいが、疑問がある場合は「よくわかりません」「企画の趣旨が不明瞭です」「理解できないのですが」と言えばいい。

 

こう返すと、相手はペースを崩される。反対されたわけではないから、反論することもできない。「わからない」と言われたら、わかるようにしなければならなくなる。

 

優等生ほど「わからない」と言えない。だが「わからないもの」は「わからない」のだ。わからないことには「わからない」と言うべきだ。論旨不明の発言を明らかにさせるのだ。

 

他人を否定せず自分の意見を言うなら「補足いたします」という言葉が便利だ。「補足いたします」と言って、自分の意見を言えば、前に話した人の意見を否定することなく、恥をかかせることもない。

 

質問を受けたら「ありがとうございます。いい質問ですね」「ありがとうございます。みなさん関心がおありのことだと思います」など、相手の質問をほめるクセをつけるといい。

 

人から指摘されると腹を立ててしまいがちだ。特に、服装や見た目、話し方などを腹が立つものだ。しかし、相手はあなたのために指摘をしてくれているのかも知れない。感謝するべきだ。

 

また、会議などで、議論の内容に批判や反論を受けることもある。その時「なるほどな」と思うなら「鋭いご指摘だと思います」「素晴らしいご指摘ありがとうございます」と相手を称えてしまう。

 

「できる人」は確認するクセがついている。そもそも、確認をすること自体が当然だと思っている。だから、堂々と普通に応対できるのだ。

 

反対に、確認「できない人」は、聞かれて即答できないこと、聞かれて知らないことがばれるのがダメだと思っている。それが怖いので、適当にしゃべってしまい、あとから調べて冷や汗をかくのだ。

 

即決せずに、後回しにする方法も上手に使うべきだ。「すぐには回答できませんので、検討事項とさせてください」「××の点については〇〇です。○○の点については、検討します」といった具合だ。

 

大事なことは、相手から強い求めがあっても、社会の常識として、難しい問題や、検討を要することについては、即答しなくてもいいと考えられていることだ。

 

即答を避けることが嫌われたり、責められたりするのは「逃げている」と思われるからだ。これまでの答えに付加して、前向きな回答をする方法もある。それは条件を付加して回答するというものだ。

 

「わかりました。では、確認がとれたらご連絡します」というように条件をつけた上で、条件がクリアできたら回答することを約束するのだ。これなら相手は悪い気がしないはずだ。

 

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■実践ポイント
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●取り上げた項目を紙にまとめ、実践して自分の力にする

 

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■まとめ
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ビジネスはコミュニケーション。
常に磨いていくべきスキルである。

 

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■編集後記
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本日もここまでお読み頂きありがとうございました。
ご覧いただいたことに感謝いたします。

一段と寒さの厳しい一日。
ヒートテックも限界なほどです(・_・;)
明日は雪予報あり。早めに行動しましょう!

以上、本日も本との出会いに感謝し、編集後記とします。
次回もよろしくお願いします!

 

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■今回紹介した本
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