
【効果バツグンの勉強法メソッド!】
オンライン個別指導塾「となりにコーチ」代表・粂原圭太郎氏が、『京大首席合格者が教えるとまらなくなる勉強法』と題して、京大生が実践する、科学的根拠に基づく勉強法を解説する一冊。
■書籍の紹介文
自分の勉強法はこれが一番!
こう自信の持てる方法を、あなたはもっていますか?
本書は、著者および現役・OBの京大生100人のヒアリングをベースに、「いかに勉強を継続させるか」に重きを置いた、科学的根拠に基づく「とまらなくなる勉強法」を解説する一冊。
「モチベーション」「集中力」「時間術」「記憶術」「読書術」・・・。
これらのジャンルを中心に、合計100個の勉強テクニックを学ぶことができます。
勉強法というのは、とても個人差があるものだとおもいます。
と同時に、本当に自分に適した勉強法を理解し実践できている人というのも意外と少ないでしょう。
効果がある方法だと教えられて、結果が出なければ「やり方が悪い」「気持ちの問題だ」と責められる。
こうした嫌な経験をしたことがある人もいるでしょう。
だからこそ、勉強法というのはいつの時代も廃れることなく多くの書籍が出版されるのだとおもいます。
もちろん、この本もそうした一冊です。
自分に適した勉強法というのは、結局、さまざまな方法を自分で試し経験し取捨選択するほかありません。
大事なのは、「合わなければ相性が悪かったんだ」とすぐにその方法を捨てる勇気をもつこと。
うまくいかないのは自分が悪いからだ、と思い込んで方法に囚われないことです。
この本には100個のテクニックが解説されていますが、「よし100個全部学ぶぞ!」とならないでください。
まずは、目次を読んで興味のとまった項目から目を通してみてください。
目にとまるということ自体が、あなたの潜在意識が今欲していることだからです。
そのうえで、試して実体験してみて、自分に合う合わないを判断してみる。
合わなければ「ご縁がなかった」とスパッと捨ててしまい、合うのであれば「末長くよろしく」と吸収してしまう。
これをくり返すことで、本書はあなたの役に立ってくれるでしょう。
効果や成果を焦って力むことがないように、リラックスして勉強法を学んでみてください。
◆京大生はこうやって勉強する!
京大首席合格者が教えるとまらなくなる勉強法
粂原圭太郎 SBクリエイティブ 2025-3-27
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■【要約】15個の抜粋ポイント
モチベーションの上げ方の最初にふさわしいのはこれです。
理想の自分=目標達成後の自分をありありとイメージして酔いしれること。
多くの京大生に共通している方法であり、私自身もやっていました。
(略)
ポイントは「リアルに」「繰り返し」というところで、本当にいま目標達成をしているかのように具体的なイメージを思い浮かべて喜びを感じましょう。
これを、できれば毎日やります。
モチベーションを高く保つには、教材の内容が「ちょうどよい」ことが重要です。
私たちの脳は挑戦を好みますが、それは挑戦の難易度がちょうどよい範囲にあるときの話。
勉強をスタートする前に、30秒でできる簡単な集中力アップ法があります。
えんぴつの先を、なるべく瞬きをせずにじっと30秒ほど見つめるのです。
「面倒くさい」という気持ちをなくして、すぐに集中できるようにするための方法があります。
目を閉じて片足立ちで30秒数える。
これだけです。
やる気はなくても、とにかく手を動かすことが大事です。
むしろ、やる気は手を動かすことで生まれるのです。
1秒でいいからと思って取り掛かってさえしまえば、数分で自然とやる気が出てきます。
テストを作るためには、その勉強内容のどこがポイントなのかを考える必要があります。
学習した内容を積極的な姿勢で復習していることになりますから、記憶に定着しやすくなるのです。
さらに、その問題を解く段階で「思い出す」という作業があります。
記憶は、思い出すことによって強化されます。
「テスト作る→解く」のプロセスを入れることで、学習の効率はアップするのです。
結果的に、短時間で習得できることになります。
アメリカのビジネスや自己啓発の分野でよく使われている決まり文句に「Fake it till you make it」という言葉があります。
「いまは自信がなくても、自信があるように振る舞えば、徐々に本当の自信が身について成功する」といった意味で使われています。
簡単にいえば「できるようになるまで、できるふりをしろ!」ということですね。
勉強習慣を身につけるコツの一つは、勉強している人がたくさんいる場所で勉強することです。
とくに試験等の直前期は「寝る時間を減らせばいい」と考えてしまいがちです。
でも、あえてこう考えてほしいのです。
「勉強して、普段より長めに寝よう」。
今回ヒアリングした京大生の多くがやっていた勉強法が「小学生に教えるつもりで話す」ことです。
学習した内容を、目の前に小学生がいるつもりで自分の言葉で話してみるのです。
学習内容の理解と定着という点では、やはり手書きが圧倒的に勝っています。
勉強ができる人できない人の差はどこから生まれるのか。
あえて一つ挙げるなら、私は「思い出した回数の差」なのではないかと思っています。
(略)
とにかく「思い出してアウトプットする」ことが非常に重要なのです。
覚えたい事柄は、思い出しながら白紙に書き出してみましょう。
あるテーマについて複数の視点から見るために、数冊購入して読み比べるのは読書術の一つです。
京大生が難易度の高い本をさらっと読んでいるように見えるのは、わからない箇所を飛ばしながら読んでいるからかもしれません。
(略)
いまわからなくても、あとで読む箇所が理解を助けてくれることはよくありますし、スピード感を持って読むことで全体の文脈がわかり、理解が進む場合も多いのです。
多くの読書家は、立ち止まりすぎず、スピーディーに読み進めることを自然とやっていると思います。
ミステリー小説やホラー小説など、情報公開の順番が重要となるエンタメをのぞき、本は必ずしも順番通りに読む必要はないと考えましょう。
(略)
まず、目次や索引をチェックして自分が知りたい情報がどこに書かれているか確認しましょう。
関心のある章から読み始めるのも一つの方法です。
■【実践】3個の行動ポイント
【2175-1】「1問/1ページのみでいい」という心づもりで勉強を始める
【2175-2】その日学習したことを、白紙/ノートに思い出しながら書き出すことを習慣にする
【2175-3】週1回以上、書店に足を運ぶことを習慣にする
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】京大首席合格者が教えるとまらなくなる勉強法
【著者名】粂原圭太郎 ・ 著者情報
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2025/3/27
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】学ぶ力を身につけたいときに
【キーワード】勉強法、ヤル気、習慣術
【頁 数】304ページ
【目 次】
第1章 京大生の「モチベーション」の上げ方
第2章 京大生の「集中力」の高め方
第3章 京大生の「時間術」
第4章 京大生の「習慣化」の方法
第5章 京大生の「記憶術」
第6章 京大生の「ノート術」
第7章 京大生の「読書術」
▼さっそくこの本を読む
京大首席合格者が教えるとまらなくなる勉強法
粂原圭太郎 SBクリエイティブ 2025-3-27
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粂原圭太郎さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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