- 2017-1-4
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- ★★★★☆, ことばのチカラ, コミュニケーション, 伝える, 伝える力を身につけたいときに, 日本能率協会マネジメントセンター, 石田章洋
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【おもしろいの正体】
放送作家・石田章洋氏が、
30年のキャリアで考え続ける「どうしたらおもしろい話ができるのか」、1つの解を紹介。
誰もが実践でき、初対面でも話しがはずむおもしろい伝え方の公式は必修。
あなたは、おもしろい人に憧れますか?
あなたは、自分はおもしろくないと思っていますか?
本書は、「どうすればおもしろくなるのか?」という誰もがもつ疑問に、30年間の放送作家人生を通じて考え続ける著者が、1つの解として「キンカン(緊張緩和)の法則」を紹介する一冊。
笑顔。
これがあるところに、「人」も「気」も集まってきます。
いま、あなたは笑顔の集まる中心から遠く離れたところにいます。
いま、あなたは笑顔の中心に遠くから羨ましい視線を送っている存在です。
あなたは、笑顔の集まる中心にいきたいですか?
安心してください。
この本を読み、書かれている公式をくり返し練習するだけです。
気づくと、あなたは笑顔の中心からみんなの笑顔を見ている存在になれることでしょう。
「おもしろい」は誰でも再現できる。
公式さえきちんと理解すれば。
◆おもしろいとはこういうこと。
●”おもしろくない話”の6つの共通点
1.ハイ・テンションで自分も周りも疲れてしまう!
2.ひとつの話がダラダラと長い!
3.ウケを狙いすぎて外してしまう!
4.ウケたいがあまりデリカシーに欠ける
5.「自分をかっこよく見せたい」と考えている
6.「おもしろい話=笑わせること」だと考えている
この本で言う「おもしろさ」も、”funny(おもしろくて笑える)”や”hilarious(超ウケる)”といった滑稽さだけを示す言葉ではありません。
もっと広い意味、”interesting(興味深い)”、”attract(惹かれる)”などといった、幅広い意味での「おもしろい」を含むものであると理解してください。
単に笑える話よりも、もっと奥深い「おもしろさ」を目指していきましょう。
●おもしろい伝え方の公式とは?
空気を読む × 笑いの原理 × 伝える技術
会話における「空気」とは「流れ」のことなのです。
もう少し詳しく説明すると「空気の流れ」とは、「どういう人たちが」、「なんのために」、「どこに向かっているのか」といった、目的や方向性のことです。
「相手を観察して、気を配れ」
人は緊張が緩和された時に笑うのです。
●キンカン(緊張緩和)の法則
1.緊張→緩和(倒置法)
2.自慢→自虐
3.思い込み(予想)→裏切り
4.謎→解決
5.権威→失墜
6.たとえる→結びつく
7.たとえ→ツッコミ(逆も)
8.ノリ→ツッコミ
9.あるある→ツッコミ
自分が映像をイメージすること。
まず、あなたの頭の中のスクリーンに、これから伝えたいと思っている情景を動画で浮かべてみるのです。
要するに、「事実」ではなく「映像」を思い浮かべ、その動きを描写すればいいのです。
ディテールまで具体的に伝えることは、特に体験談を話す時に効果的。
もちろん聞き手にとってどうでもいい瑣末なことまで話す必要はありませんが、最低限、4W1H(「いつ」、「どこで」、「だれが」、「なにを」、「どうした」)を具体的に話すようにすると、一気に伝わりやすくなるはずです。
雑談でも必ず、その場にいる相手と「共有・共感できる話題」を選んでください。
人間も同じで、弱点を見せることは相手を信頼していることを示す行為なのです。
ですから、自己紹介では、初対面の人に「自分の弱点=苦手なもの」を告白するのも効果的。
おもしろいことが起きるのを待つだけでなく、積極的に探す。
その姿勢が、おもしろいことを自然と引き寄せるのです。
落語は耳で聴いた噺家の言葉を脳の中のスクリーンで映像化させて楽しむ芸能です。
聴いているだけで想像力が鍛えられるのです。
緊張の緩和。
この原理を、ぜひとも応用してみてください。
続けていくうちに、必ず相手のリアクションが変わってくるはずです。
やがてあなたの発するちょっとしたひと言で、周囲に笑顔の輪が広がるようになります。
【881-1】「相手を観察して、気を配れ」を意識する
【881-2】伝えることを、頭の中に映像化する癖をつける
【881-3】落語を聴いて、映像化のトレーニングをする
相手を緊張させて緩めよ!自然に。
【書籍名】初対面でも話しがはずむ おもしろい伝え方の公式
【著者名】石田章洋
【出版社】日本能率協会マネジメントセンター
【出版日】2016/12/28
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】伝える、ことばのチカラ、コミュニケーション
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 なぜ、あなたの話は「おもしろくない」のか?
第2章 おもしろい人は空気を読む
第3章 今日から使えるたったひとつの”笑いの原理”
第4章 今より2倍おもしろくなる「伝える技術」
第5章 シチュエーション別 おもしろい伝え方
第6章 今よりもっとおもしろくなる! おもしろい人の習慣
気になったら、今すぐお手元に!
石田章洋さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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