【書評:1820冊目】私を苦しめてたのは、「素直じゃない私」だったかもしれない。(有川真由美)

【素直な心、素直な人に、幸せは寄ってくる!】
作家・有川真由美氏が、『私を苦しめてたのは、「素直じゃない私」だったかもしれない。』と題して、素直な人の思考や行動を示しながら、素直な心の磨き方を指南する一冊。

■書籍の紹介文

あのときは素直じゃなかったな…。
どんな思い出が浮かんできますか?

 

本書は、「素直な心」を取り戻すには、素直な人の言葉や行動を実践するのが一番だと提起し、素直な人の具体的な考え方・言葉・行動を指南する一冊。

 

これほど、”言うは易く行うは難し”な在り方はない。
「素直」という言葉に触れると、いつもこのようにおもいます。

 

自分は素直だ、素直でありたい、素直でいよう。
いつも心の中でおまじないのように唱えているのに、いざというときに・・・・。

 

失敗の数、後悔の数、だれもがすべてを思い出せないほど経験しています。
それでも、「素直な心」をわたし達は磨き続けないといけません。

 

なぜなら、素直さの欠如はありとあらゆるものをブロックしてしまうからです。
思い、アイデア、人間関係、チャンスなど、文字どおり”あらゆるもの”をです。

 

そして、これら”あらゆるもの”はあるものに通じています。
それは、『幸せ』です。

 

つまり、素直さが欠如すると、その分だけ、幸せを遠ざけてしまうのです。
言い換えれば、素直であること=幸せでいること、ともいえるわけです。

 

だからこそ、わたし達は「素直な心」を磨き続けなければならないのです。
失敗や後悔する機会を減らし、素直でいることが自然体の状態を目指すのです。

 

著者は、そのためには「素直な人」の考え方や行動を真似るのが一番だと説きます。
くり返しくり返し真似ていくことで、「素直な心」が育っていきます。

 

結果、どんなときでも「素直な自分」でいられる境地に達することができます。
本書には、「素直な人」の言葉や行動を”88個”まとめられています。

 

見開き1つで1テーマになっているので、くり返しくり返しに最適なつくりになっています。
要諦を押さえた読みやすい解説と、暗記しやすく実践しやすいワンポイント行動で構成されています。

 

1日1テーマなど、自分が取り組みやすい形で鍛錬していくのがいいでしょう。
”88個”のテーマを暗唱できるくらいになったとき、「素直な自分」がそこにいることでしょう。

 

◆素直こそ、幸せへの道。

私を苦しめてたのは、「素直じゃない私」だったかもしれない。
有川真由美 主婦の友社 2022-2-18
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■【要約】15個の抜粋ポイント

素直な人は人に対する”恐れ”があまりなく、心がオープンです。
素直に相手を認めたり、尊重したり、ほめたり、助けたり、感謝したり……と、自然に”愛”を与えることができます。
わだかまりがあっても自分から手放すので、心が曇りません。
愛される人になりたいと思うなら、まずは、相手を認める言葉から始めるといいでしょう。

 

いま、私には「自分の行きたい道が、いちばん自分を幸せにできる道」という確信があります。
そして、自分を縛っていたのは、じつは”人の目”ではなく、それを気にしていた自分自身の心だったと思うのです。

 

●ためらわずに自分の意見を言うコツ
(1)まずは相手の意見をちゃんと聞いてから
(2)主語を「あなた」ではなく「私」に
(3)意見が通らなくてもよしとする

 

自分の幸せや、自分の成長に責任があるのは、自分だけ。
ですが、自分一人で生きていくことはできません。
「うまくいかないのは自分のせい。うまくいったことはみんなのおかげ」という心もちでいるといいのではないでしょうか。

 

短所を克服するつらい努力よりも、長所を磨いていく楽しい努力に時間を使いましょう。
それが素直に自分を受け入れ、自分を生かしていく道だと思うのです。

 

人のためと考えれば、「もっと打ち合わせの段取りをよくしよう」「資料をみんなが取り出しやすくしよう」「連絡を密にしよう」など、できる工夫もあるはず。
誰かのためになろうとすることで、自然に心は前を向くのです。

 

素直に「教えてください」と言える人は、素直に助けてもらったり、アドバイスをもらったり。
さらに素直に「ありがとうございます」と感謝するため、まわりからも愛されて、自然に情報やサポートが集まってきます。

 

素直になれない人は「どうしたら相手が喜んでくれるか?」と考えてみるといいでしょう。

 

素直な人は、自分の気持ちを素直に伝えつつ、相手のことは相手にゆだねられる人。
だから、器が大きく、あたたかい印象があるはずです。

 

ほしいものを明確にするクセができると、心で求めていたものも意外にあっさり手に入ることを実感します。
モノ、人、情報、チャンスなど「そう、これがほしかった!」と最善のタイミングでやってきます。
思うのは自由。
ほしいものを天に投げておきましょう。

 

「これはやらない」と決めると、ものすごくラクになり、大切なものが見えてきます。
自分のほんとうに行きたい方向に足を進められるから、誇りをもてるのです。

 

重要なのは、大切なことや大切な人を、大切にすること。
そんな素直な気持ちを大切にするためにも、それ以外のものは手放すことが必要なのです。

 

●効果的な”自分ほめ”
(1)あたりまえのことをほめる
(2)自分の特性をほめる
(3)結果ではなく、プロセスをほめる
(4)成長をほめる
(5)生きていることをほめる

 

楽しんでいる人は、「楽しいことをしているから楽しい」ではなく、どんなことも、どんな状況でも「楽しもうとするから楽しい」のです。

 

たいへんなことに直面したとき、悩みがあるとき、泣くのか、笑い飛ばすのか、自分で選べるのだと自覚しておくだけでも、状況は変わってくるかもしれません。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1820-1】「どうしたら相手が喜んでくれるか?」を口癖にする

【1820-2】「これはやらない」というものを書き出す

【1820-3】「どうやって楽しいもうか?」を口癖にする

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】私を苦しめてたのは、「素直じゃない私」だったかもしれない。
【著者名】有川真由美著者情報
出版社主婦の友社
【出版日】2022/2/18
オススメ度★★★★☆
こんな時に自分を変えたいと思ったときに
キーワード生き方人間関係恋愛
【頁 数】216ページ
【目 次】
1 結局、素直な人がいちばん愛される
2 結局、素直な人がいちばん成長できる
3 結局、素直な人が仕事でいいポジションを得られる
4 結局、素直な人は恋愛もうまくいく
5 結局、素直な人はほしいものを手に入れていく
6 結局、素直な人は明るい気持ちになれる
7 結局、素直な人は人生を楽しんでいる

 

この本が、あなたを変える!

私を苦しめてたのは、「素直じゃない私」だったかもしれない。
有川真由美 主婦の友社 2022-2-18
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有川真由美さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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