【書評:1654冊目】Think Smart(ロルフ・ドベリ)

【思考の健康診断をしよう!】
スイス人作家/ロルフ・ドベリ氏が、『Think Smart』と題して、「誤り」を避ければ「幸福」は手に入ると提起し、誤りを減らすための”52の思考法”を指南する一冊。

■書籍の紹介文

難問を解決しようと考えるタイプ。
難問を避けようと考えるタイプ。
あなたは、どちらのタイプですか?

 

本書は、「幸福」を求めるのではなく「誤り」を避けることで、逆説的に「幸福」が手に入ると提起し、誤りを減らすための”52の思考法”を指南する一冊。

 

前著につづく、思考に関する本です。
【書評:1453冊目】Think clearly(ロルフ・ドベリ)

 

人は、常に思考しています。
同時に、錯覚であったり錯誤であったり、さまざまな影響を受け続けています。

 

そして、知らず知らずのうちに、我流の思考へと凝り固まっていく。
結果、意図せずに「誤った」答えを導き出す自分になっていってしまうのです。

 

こうならないためには、思考のチェックをするほかありません。
このチェックに本書は最適であり、『思考の健康診断』ともいえる本です。

 

収録されている”52の思考法”に触れることで、思考の凝り固まり具合を把握できます。
思考の健康を保つために、どこをケアすればいいかがわかります。

 

幸福を求めても、幸福になれる確率は変わりません。
一方で、不幸を避けると不幸になる確率は下がるので、逆説的に、幸福になれる確率を上げられます。

 

いかにして、後者の思考を持つか。
徹底的に学ぶのに、ここまで学びやすい本はなかなかないとおもいます。

 

思考は、カーナビのようなもの。
良い方向にも悪い方向にも、自分を導いてしまいます。

 

ぜひ、悪い方向に行くのを避ける方法を身につけましょう。
そうすれば、良い方向へと進むことができるわけです。

 

◆誤りへと誘う罠から抜け出せ!

Think Smart
ロルフ・ドベリ サンマーク出版 2020-1-22
売上ランキング(公開時):1,708
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■【要約】15個の抜粋ポイント

行動に「理由を添える」だけで、その行動は周りからの理解と譲歩を得やすくなる。
驚くべきことに、その理由が意味をなしているかどうかは重要ではない。
「○○なので」というだけで、その行動が正当化されるのだ。

 

私たちは、自分の知らないところでつくられたもの、つまり「ここで発明されていない(Not Invented Here)」ものについては、なんでもネガティブに評価してしまう。

 

何かに「時間」と「労力」を費やしたときには、必ずその「結果」を見るようにしよう。
距離を置いて、「結果」だけを見る。

 

あなたのものの見方が主流だと思い込まないようにしよう。
あなたと意見が異なるからといってその人を愚かだと考えてはならない。
意見の違う人に対して懐疑的になるのではなく、まず、自分自身に対して懐疑的になろう。

 

最初に頭に浮かんだ答えが正解だと思い込まないようにしよう。

 

現状と、選択肢をひとつ示されると、私たちは現状とその選択肢だけを比較してしまいがちだ。
だがその比較方法は間違っている。
手間をかけて、必ずまた別の選択肢と比べるようにしよう。
そうでなければ、あなたはそのうち誰かにうまく言いくるめられてしまうだろう。

 

調査結果を見るときは、それが事故を起こしたドライバーに関する調査でも、倒産した会社についての調査でも、重い病気の患者に関する調査でも、慎重になって、何かしらの理由でひっそりと調査から離脱した対象者がいないかどうかをすぐにチェックしよう。
そういう対象者が含まれているようなら、その調査はゴミ箱行きにしてかまわない。

 

誰かが「平均」という言葉を使ったときには注意しよう。
その背後にある分布を探ったほうがいい。

 

”突出した”情報はあなたの思考や行動を大きく左右する。
一方で、目立たず、ゆっくりと展開する地味な要素については、私たちはほとんど注意を払わない。
目立つものに惑わされないようにしよう。

 

言葉は、思考の鏡だ。
思考が明瞭であれば発言も明瞭になるが、思考が不明瞭であれば発言は無駄話にしかならない。

 

「ねたみ」は、いったん発生してしまうと、取りのぞくのは難しい。
けれども「ねたみ」を避けることならできる。
まず、「人と自分を比較する」のをやめることだ。

 

ある分野ですばらしい能力を発揮できたとしても、別の分野でも同じ能力を発揮できるわけではないことに気をつけよう。

 

最低限の情報で生活するよう心がけよう。
そうすれば決断の質は上昇する。
知らなくてもいいことに価値はない。
それを知ったところで無価値なものは無価値なままだ。

 

ものごとの原因はひとつではなく、いくつもあることをあなたはすでに理解しているはずだ。
まずは紙を一枚用意して、考えられる要因をすべて、円や線を使った網目状の図にして整理することからはじめよう。

 

重要な知識は実践を通して得られるもの。
書かれた文字に畏敬の念を抱くのはやめたほうがいい。
さあ、読書はこれくらいにして、あなたも本当に自分のためになる何かを始めよう。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1654-1】かけた「時間」「労力」ではなく、「結果」をみる

【1654-2】他人と比較しない

【1654-3】仕事・生活に直接影響しない情報を遮断するよう努める

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】Think Smart
【著者名】ロルフ・ドベリ
出版社サンマーク出版
【出版日】2020/1/22
オススメ度★★★★☆
こんな時に考える力を身につけたいときに
キーワード思考問題解決自己対話
【頁 数】318ページ
【目 次】
・新年の抱負が達成できないわけ【先延ばし】
・「理由」がないといらいらしてしまうわけ【カチッサー効果】
・比較しすぎると、いい決断ができなくなってしまうわけ【決断疲れ】
・「自分は大丈夫」と錯覚してしまうわけ【注意の錯覚】
・自分でつくった料理のほうがおいしく感じるわけ【NIH症候群】
など52章

 

この本が、あなたを変える!

Think Smart
ロルフ・ドベリ サンマーク出版 2020-1-22
売上ランキング(公開時):1,708
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ロルフ・ドベリさん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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