【シェア読書:952冊目】せめて25歳で知りたかった投資の授業(三田紀房)

【投資の勉強に投資しよう!】
漫画家・三田紀房氏が、賃金が大きく増える見込みがない若者に向けて、「投資」と向き合うことをすすめる一冊。せめて25歳で知りたかったの通り、20〜30代に向けて授業する。

■この本の紹介文

投資。
あなたはどのように捉えていますか?

 

本書は、20〜30代の方々に向けた「投資の入門書」として書かれた一冊。
投資漫画『インベスターZ』のエピソードを多数引用し、「投資」と向き合うマインドを醸成していく。

 

ゼロ金利を通り越して、マイナス金利の時代。
金融機関にお金を預けていても、1円も増えないのです。

 

わたしたちがお金を借りると、金利分を上乗せして返済しますよね。
それなのに、わたしたちからお金を借りる(預金名目)金融機関は、なぜなんでしょうか。

 

この矛盾している話を、きちんと「矛盾している」と認識できる目を持つことが大事である。
これがこの本の「核」だと感じます。

 

預けるだけでお金が増える時代は、もう戻ってこないかもしれません。
今こそ、「投資」を学びはじめましょう!

 

投資は、長期戦
はやく始めれば始めるほど、効果は絶大です。

 

◆投資は、早く始めるべし!

■本がわかる!15の要約ポイント

「新しい何かを始めたい!……でも、いまはまとまったお金がない。だから、うちの会社の権利を売ることにしました。いいアイデアは持っています。いい技術も、人も揃っています。そんなわが社の将来に賭けて、株(会社の権利)を買ってくれませんか。お返しは、ロケットのビジネスで儲けが出たら必ずします」
こうして資金を集めることで、企業は思い切ったチャレンジができ、更なる成長を遂げることができるのです。

 

何を目安に企業を選べばいいのか。
きっかけとしてわたしが提案したいのは「応援したいかどうか」という物差しです。
人に勧められたからでも、儲かりそうだからでもなく、応援したい企業の株を買う。
株式投資の最初の一歩を踏み出す際に、ぜひ取り入れて欲しい考え方です。

 

彼(トマ・ピケティ)の主張は端的に言うなら、
「賃金が増えるスピードよりも、金融資産(株式など)が増えるスピードの方が速かった」
というもの。
長期に及ぶ投資のリターンがいかに強大なものかを表した分析結果だといえるでしょう。

 

モノであふれた現代。
ゼロから、まったくの新しい商品をつくりだすことは難しくなってきていますが、これらの事例をみると、発想を転換して新しい市場を生むことは決して不可能ではないことがわかります。

 

もったいないーこんな言葉が頭をよぎったとしたら、これこそ「罠」です。
『インベスターZ』でも、孝史が投資部主将の圭介からキツく言われたのは、「5%下がったら売れ。法則を自分の上位に置き、感情をなくせ」というルールでした。

 

どんな優良株であっても、上がるか下がるかは誰にもわかりません。
常にどちらに転ぶかわからない状況で進んでいきます。
こればかりはどんなに訓練を積んでもどうにもなりません。

 

新しい技術、ビジネスを生み出すキッカケは、常に課題に直面したときです。
背負った課題を乗り越える技術を生み出せたとき、日本は世界に先駆けて新たなビジネスを提供するチャンスを得ることができるはずです。
日本が次に世界をリードするのは、これらの課題をクリアする技術、ビジネスモデルではないでしょうか。
投資の芽は、そこにあります。

 

歴史や哲学からの学びを総動員しながら、自分の頭で考えるしかないのです。

 

モノが売れない時代とは言いながらも、ヒット商品が途絶えることはありません。
なぜ売れているのか。
まず乗っかってみてその理由を考えるのもトレーニングです。
体験すると、いろいろなことが見えてきます。

 

一つのことを掘り下げる。
投資にたとえるなら個別株への投資です。
一回の投資で複数の企業に投資する「分散投資」という手法もありますが、まずは、一つのことを深く掘り下げる姿勢を基本とされるのをおすすめします。

 

プロがやっている方法で、あなたにもすぐ実践できるものがあります。
自分の家の周りからで構いませんので、マンションや一戸建て、雑居ビル。
これらのポストを見てみてください。
そうすると、人が住んでいるのか、テナントが入っているのか、あるいは空き家なのかが一発でわかります。

 

危機は来ないに越したことはありませんが、もしそうなったとしても冷静でいられるかどうか。
投資家としての、器の見せどころです。

 

いざとなってからあたふたしないよう、日ごろから備えておくことが大事です。

 

大きな財産を築いた本多静六の人生は、貯金も執筆も、常に「コツコツ」と供にありました。
才能はマネできませんが、この姿勢は、誰にでもマネのできるものだと思います。
こんな人生を送った伝説の投資家が日本にいたことを忘れないでください。

 

どんな世の中になっても、自分の頭で考え、自分の足で歩ける人が強いということです。
そのとき、何が大切になるか。
「情報」が生命線になるはずです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【952-1】『インベスターZ』を読む

【952-2】歴史・哲学書を読む

【952-3】応援したい企業を1つ選び、株を購入してみる

 

■ひと言まとめ

投資は、経験値がすべて!1日でも早くはじめよう。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】せめて25歳で知りたかった投資の授業 (星海社新書)
【著者名】三田紀房
出版社講談社
【出版日】2017/1/26
オススメ度★★★★☆
【こんな時に】お金と賢く付き合いたいときに
【キーワード】金融リテラシーお金資産形成
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 投資が「怖い」のはなぜ?
第2章 投資はこんなに「単純」だ
第3章 一般投資家が知るべき「プロ」の考え方
第4章 お金だけじゃない! 投資があなたにもたらすもの
第5章 投資で「自由」を勝ち取ろう!

 

気になったら、今すぐお手元に!

 

三田紀房さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

本日もお読みいただきありがとうございました!

 

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