【書評:1468冊目】本の『使い方』(出口治明)

【なぜ本を読むのかを知る】
立命館アジア太平洋大学学長・出口治明氏が、『本の「使い方」』と題して、本のおもしろさに気づくと人生は豊かになると提起し、本を読む仕組みづくりに役立つ読書論を解説する一冊。

■書籍の紹介文

本はおもしろい。
この感覚を、あなたはもっていますか?

 

本書は、「本を読むおもしろさ」を語りながら、自分なりの「本を読む仕組み」づくりに役立つ読書論を解説する一冊。

 

日本で指折りの読書家である著者。
その本との付き合い方を、余すところなく語っていきます。

 

読書術に関する本は、無数に出版されています。
ですが、読書の仕方に正解はありません。

 

あたかも正しい方法のように、流行りの読書術に染まる必要はないのです。
そんな読み方をしていては、読む読書ではなく、読まされる読書になり、読書が苦痛になってしまいます。

 

そうならないためには、自分にとって心地よく楽しい方法を見つけるしかありません。
見つけられた人が、いわゆる読書家と呼ばれる本好きになっていくのです。

 

では、どうすれば自分らしい方法を見つけられるのでしょうか。
その一助になる、本を読むことの楽しさ・本の選び方・読み方・付き合い方を語っています。

 

本を読む、読まないは個人の自由です。
ただし、「本を読むおもしろさ」を知った上で、その判断をしてほしいとおもいます。

 

自分なりの「本を読む仕組みづくり」。
きっと、長い人生において”大きな財産”となることでしょう。

 

◆本を読む意味を知る。

本の『使い方』
出口治明 KADOKAWA 2019-6-21
売上ランキング(公開時):42,598
Amazon Kindle 楽天

■【要約】15個の抜粋ポイント

ストックしてある知識や情報の量が多ければ多いほど、思考や直感など脳の活動の精度は高くなります。
だから僕たちは、たくさんの教養を身に付けておく必要があるのです。

 

●本が持つ5つの優位性
①何百年も読み継がれたもの(古典)は当たりはずれが少ない
②コストと時間がかからない
③場所を選ばず、どこでも情報が手に入る
④時間軸と空間軸が圧倒的に広くて深い
⑤実体験にも勝るイメージが得られる

 

まとまった知識は、本から得る。
直近のニュースは、新聞で得る。
そして、百科事典の代わりにインターネットを使う。
それが僕の基本的な使い分け方です。

 

あくまで一般論ですが、「分厚い本に、それほど不出来な本はない」と僕は考えています。
なぜなら、不出来な人に分厚い本が書けるとはまず思えないからです。
分厚い本をつくるのにはお金もかかるので、出版社も、不出来な人にはまず書かせないと思います。
分厚い本が書けるのは、力量のある人です。
力量のある人が書いた本なら、ハズレの確率は低いと思います。

 

古典は、どうして現代のビジネス書よりも優れているのでしょうか。
その理由は、大きく4つあると思います。
①時代を超えて残ったものは、無条件に正しい
②人間の基本的、普遍的な喜怒哀楽が学べる
③ケーススタディとして勉強になる
④自分の頭で考える力を鍛錬できる

 

僕は、古典をあまり読んだことのない人には、次のような本の選び方を勧めています。
①書店や図書館で、薄い古典を「10冊」ほどピックアップする
②タイトルを眺めて、気になる作品を2〜3冊選ぶ
③読んでみておもしろければ、そのジャンルを広げる

 

読書は著者との一対一の対話です。
しかも立派な人と対話をするのです。
誠実に、礼節を持って著者と正面から向き合いたい。
極端なことを言えば、「きちんとネクタイを締め、正座をして本を読む」ぐらいの気持ちです。

 

「納得いくまで読み込んで、わからなければ戻る。それを繰り返しながら、1冊を食べ切る」のが僕の読み方です。

 

本の中で語られている主張には、必ず根拠があります。
そして、その根拠は数字やファクトに還元することができるはずです。
根拠(数字やファクト)をベースに自ら検証して判断すれば、少なくとも本の主張を鵜呑みにすることはなくなります。

 

功利的に本を読んでも、だいたいはうまくいかない気がします。
世の中にそんなにすぐに役に立つおいしい話はありません。
好きな本を読んで、じっくりと体の中に毒が回ってくるのを待てばいいと思います。

 

アウトプットとは、言語化することです。
本を読んだら「自分はどうしてこの本をおもしろいと思ったのか」を言語化しておくと、本の内容を頭の中に取り入れることができます。

 

水泳でも、大きく息を吐く(アウトプット)からこそ、上手に息を吸える(インプット)のです。
まさにインプットとアウトプットはコインの表と裏なのです。

 

優れた本は、実体験に勝るとも劣らない影響を万人に与えてくれるのです。

 

本は、「読まなければいけない」ものではありません。
義務感で読む本ほど、つまらないものはないからです。
本は、楽しむためにあります。
だから、「自分が興味を持てる本」から手に取ってみてください。

 

「今のあなたが一番若い」のですから、今から本を読めばそれでいいのです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【1468-1】分厚い本から読む

【1468-2】興味を持った古典から読む

【1468-3】根拠(数字やファクト)をベースに検証しながら読む

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】本の『使い方』
【著者名】出口治明著者情報
出版社KADOKAWA
【出版日】2019/6/21
オススメ度★★★☆☆
こんな時に読む力を身につけたいときに
キーワード読書術教養アウトプット
【頁 数】256ページ
【目 次】
第1章 本とは「何か」
第2章 本を「選ぶ」
第3章 本と「向き合う」
第4章 本を「使う」
第5章 本を「愛する」

 

この本が、あなたを変える!

本の『使い方』
出口治明 KADOKAWA 2019-6-21
売上ランキング(公開時):42,598
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出口治明さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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【書評:1468冊目】本の『使い方』(出口治明)
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