【感情を未処理の状態にしない】
人気セラピスト・城ノ石ゆかり氏が、常にわき上がる感情のしくみを理解し、適切に処理することで仕事もプライベートもうまくいくと説く一冊。実際のセミナーをマンガ化した意欲作。
今この瞬間、ある感情があなたの中にあります。
それは、どこから来たものですか?
本書は、著者が提唱する”未処理の感情”に気づき向き合う「4nessコーピング」メソッドを、実際のセミナーシーンをマンガ化することで、イメージしやすく解説した一冊。
前著「未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する」の続編です。
合わせて読むことで、より効果が期待できるでしょう。
「やらなきゃいけないことが山積みだ!」
人は、じぶんの外にあることに対しては、タスク管理などを通して処理することに熱心です。
しかし、一番山積みになっていることを忘れています。
それは、じぶんの中で常にわき上がる”感情”です。
この”感情”が、未処理の状態で溜まってしまうと、さまざまな不調に襲われることになります。
うつ病であったり、本当にやりたいことから離れてしまったり、人間関係を悪化させたり・・・。
そうならないために、著者は「4nessコーピング」という未処理の感情と向き合うメソッドを提唱されています。
●「4nessコーピング」を構成する4つのステップ
・気づく(Awareness)
・許す(Forgiveness)
・受け取る(Mindfulness)
・自分の中心に戻る(Oneness)
この本は、このメソッドを学びにきた実際のセミナーシーンをマンガ化しています。
そのため、提唱する「4nessコーピング」がどういうものなのか、とてもリアルに体験することができます。
「最近うまくいかないな」
そんな時は、処理したつもりになっているだけで、”未処理の感情”のまま溜め込んでしまっているかもしれません。
ぜひ、この本のセミナーを受講してみてください。
それだけで、心が軽くなる感覚を味わえることでしょう。
◆感情を、溜め込まない。
未処理の感情は日常の些細なストレスに敏感に反応し、キレる、癇癪を起こす、涙が溢れるといった、現実に作用を及ぼします。
多くの方は、この爆発しそうな感情を抑えるために人生を発展させるエネルギーの7割を使っていると言われています。
●ABC理論(アルバート・エリス博士)
A:出来事(Activating Event)
B:認知・捉え方(Belief)
C:感情(Consequence)
「A」と「C」の間に「B」=BELIEF、その出来事をどう自分に説明するかという認知が存在しています。
私たちの現実にもっとも強く影響するのは自分自身に対するB(セルフのB)です。
現実はセルフのBが大きく反映されていると言っても過言ではありません。
人がイライラするのは2つの理由があります。
ストレスを発散すればある程度消えてなくなるストレスは単なるフラストレーションかもしれません。
でも、
いくらストレスを発散してもなくならないイライラは、昔、自分がやめて手法を相手の中に見たり、自分の傷のありかを相手が教えてくれている時です。
「なぜか気になる」「どうしても気になる」「とっても気になる」といった気になる対象はあなたを表しています。
あなたに種がないものは見えないからです。
コーピングでは「出来ない」は「したくない」と見立てます。
私たちが「出来ない」と言う時には、「したくない」が隠れています。
「わからない」「面倒くさい」「自信がない」といった言葉は大きなヒントです。
この言葉は思考のシャットダウンが起きている証でもあります。
「自分は○○だ」って口に出せるだけで随分と緩むことがあるんです。
成熟した大人にとって「責任を取る」ということは「我(われ)がままに生きる」こととセットです。
何か気づいたり見立てが浮かんだ時はぜひ「書いて」ください。
自己主張する筋肉を育てるステップは以下の通りです。
1.目的にそった主張したい自己があるかどうかに気づく
2.主張する
3.相手に理解してもらえるよう主張する
4.話が通るように交渉する
感情には良いも悪いもありません。
すべてが気づきのヒントとして現れてくれているのです。
あなたがあなたで生きることは一生変えられないのです。
あなたは他の何ものにもなれません。
憧れの人のフリをしても所詮フリ。
二番煎じです。
しかし、あなたがあなたでいることは誰も真似できません。
世界で唯一なのです。
気づきは力です。
気づかないことには変われません。
【1055-1】感情が変化する出来事にあたったら、自分にその出来事を説明する
【1055-2】「気になる」ことを、どんどん書き留める
【1055-3】責任を取り、我(われ)がままに生きる
感情の整理整頓術を身につけよう。
【書籍名】マンガでわかる 仕事もプライベートもうまくいく 感情のしくみ
【著者名】城ノ石ゆかり
【出版社】実業之日本社
【出版日】2017/9/8
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】生き方に迷ったときに
【キーワード】人間関係、自己対話、問題解決
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1話 気づくことですべては始まる
第2話 イライラする原因は
第3話 あなたがあなたの世界を決めている
第4話 本当の自分と出会う
第5話 あなたの人生が始まる
この本で、あなたは今後こそ変わる!
城ノ石ゆかりさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
◎前著「未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する」はこちら!
■メルマガ版も好評配信中■
ブログ版とは構成を変えてお届けしています!
ぜひ購読登録してください(^^)
登録はこちらから
※注意※
PCアドレスでの登録にご協力ください。
携帯アドレスだと未着の場合があります。
■【仲間大募集中!】101年倶楽部■
書評ブロガーの読書術を教えていきます。
読書の質を高めたい方は、ぜひご参加下さい!
■応援お願いします!■
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
コメント
-
2017年 9月 19日
-
2017年 9月 25日
この記事へのコメントはありません。