
【頼れるほどに心は軽くなる!】
作家・写真家/有川真由美氏が、『頼るのがうまい人がやっていること』と題して、「人に頼れること」は人生を充実させる鍵だと提起し、「頼る力」を磨くための実践的な方法を解説する一冊。
■書籍の紹介文
人を頼ること。
あなたは得意ですか?
本書は、頼ることができるようになるほど心が軽く気分もラクになると提起し、頼ることの重要性と「頼る力」を磨く実践的な方法を解説する一冊。
「自立」「自己責任」「自力」・・・。
なんとなく、自分一人でなんでもできないと認めてもらえない、そんな空気が社会を覆っているように感じます。
しかし、可能性は無限大かもしれませんが、わたし達はスーパーヒーローではありません。
できることもあれば、できないこともあります、当然です。
にも関わらず、あの変な空気がわたし達を苦しませます。
できないこと・苦手なことをできる人に頼りたいのに・・・、なかなか頼る勇気が出ない。
変な空気のせいで、「頼るのは恥ずかしいこと」「頼られても相手も迷惑だよね」と、”頼りたいのに頼れない沼”にハマっていきます。
結果、仕事に人生に、どんどん停滞していってしまうのです。
でも、思い出してみてください。
あなたも、だれかに頼られたことを「嬉しい」とおもった経験があるはずです。
そう、人は誰かに頼られると「嬉しい」と感じる生き物なのです。
頼られて「嬉しい」、頼まれごとを完了させて喜ぶ相手をみて「嬉しい」とおもうのです。
つまり、「人に喜んでもらうこと」が好き。
それが人間本来の姿なのです。
であるならば、頼ること・頼られることをもっと積極的に行うことが人間関係にとって重要なはずです。
頼り頼られることは”信頼”の証、積極的に頼り合うことが豊かな人生を醸成していくのです。
そのためには、頼り頼られることが”あたりまえ”だという感覚を取り戻すことが急務です。
変な空気に毒された自分を解放し、豊かな人生を醸成していくために。
そこで、読みたいのが本書。
「頼るとは本来どういうことなのか」から頼ることの重要性、もたらす効果までを語りかけるような口調で説いていきます。
合わせて、毒された自分を解放するための実践的な方法を解説していきます。
日々の生活で意識したり習慣にしたりすることで、頼り合うマインドが培われるように構成されています。
『人』という字は、|と|が互いに支え合って『人』となる。
よく言われることですね。
人は、一人では生きていけません。
頼るところは頼り、頼られた時は正直に向き合うことで、人は社会は成り立っています。
「最近、頼ってないな」「最近、頼られていないな」。
そんな心の傷を少しでも自覚しているなら、ぜひ本書を読んでみてください。
◆「もっと頼っていい」と赦そう。
頼るのがうまい人がやっていること
有川真由美 秀和システム 2025-4-25
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■【要約】15個の抜粋ポイント
複雑な社会で生きる大人こそ、「一人でできてあたりまえ」ではなく、「一人でできなくてあたりまえ」。
頼るために必要なのは、そこにポジティブな意味をもたせること。
ほんとうは頼ることこそ強さであり、相手への信頼。
頼り合う空気は、自分でつくれるとわかれば、「ちょっと手伝って」と言うハードルはいくらか低くなるのではないでしょうか。
「一度断った相手が、次も断るだろう」というのも勘違い。
ある研究では、最初に断った相手に別の頼みごとをしたとき、引き受けてくれる確率は高まるとか。
誰でも断ることへの罪悪感が多少はあるので、「今度は引き受けよう」と思うのです。
頼む側は断られることも前提で頼む、頼まれる側は正直に応じることで、頼りやすい関係になるはずです。
「ありがとう」を忘れないのも、頼って生きる礼儀
頼みごとをするのに、「相手がいまどんな状態か?」タイミングを見るのはとても重要。
時間の余裕、心の余裕があるときは、人にもやさしくなれるし、頼みごとも受け入れやすいのです。
人にものを頼むことに苦手意識がある人は、小さなことであってもなかなか声をかけづらいもの。
ですから、誰でもすぐにできて、「そんなの、お安いごようです」と快く引き受けてくれるような、ものすごく小さな依頼から練習を始めましょう。
頼みごとに応じてもらったときも、「すみません」ではなく、ぱーっと明るい表情で「ありがとう」「よかったー!」「嬉しい!」と言ってみませんか?
気持ちも晴れやかになり、相手の「お役に立てて嬉しい」と喜ぶ顔が見られます。
「いつもありがとう」「おかげさまで助かった」「あなたがいてよかった」と、日々感謝の気持ちを伝えていれば、人間関係は悪いことにはなりません。
「ありがとう」は、相手を「有難いほど貴重な存在」とする最上級の肯定ですから。
●”助けてもらい上手”な人の8つの特徴
(1)人との会話を楽しんでいる
(2)まわりの支援を断らない
(3)仕事や趣味に一生懸命
(4)出会いを大切にする
(5)誰にでも平等に接する
(6)人のためになにかをする
(7)なにもなくても感謝を示す
(8)完璧でない
あいさつは言葉を交わし、頼りになる人を増やしていく最大のチャンスなのです。
約束を守るということは、言葉と行動を一致させること。
だから、守れない約束はしない、適当なことを言わないことも大事。
●ほんとうの”感謝上手”がしている3つのこと
(1)「Doing(行為)の感謝」だけでなく「Being(存在)の感謝」が大事
(2)”あたりまえのこと”にも感謝
(3)一見、ネガティブなことにも感謝
”頼れる関係”というのは、「ここにいてもいい」という安心感だけでなく、もう少し突っ込んだ「ここでは頼ってもいい」という安心感のあるつながりが必要なのです。
まわりの人を、ただ気にかける。
困っていたら助ける。
幸せを一緒に喜ぶ・・・。
そんな人としてあたりまえのことが、とても大切なのです。
人との縁というのは、狙ってできるものではなく、偶然の産物。
だから、積極的に動けば動くほど人と接する機会が多くなり、同じ目的をもった人や、価値観が似ている人、助け合える人など、自分に合った人が見つかりやすくなります。
人は「自分を喜ばせること」より「人に喜んでもらうこと」のほうが好きで、元気になれる。
頼ること、頼られることの”化学反応”で生まれる偉大な力を信じられたら、夢や目標は叶っていくはずです。
■【実践】3個の行動ポイント
【2183-1】頼ることができたときは、「ありがとう」と伝える
【2183-2】挨拶をきちんとする
【2183-3】守れない約束はしない
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】頼るのがうまい人がやっていること
【著者名】有川真由美 ・ 著者情報
【出版社】秀和システム
【出版日】2025/4/25
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】自分を変えたいと思ったときに
【キーワード】マインド、苦手克服、人間関係
【頁 数】192ページ
【目 次】
第1章 「頼ること」への心のブレーキを外しましょう
第2章 頼れるようになるスモールステップ
第3章 「頼るのがうまい人」がやっている習慣
第4章 頼りっぱなしの心地いい〝居場所〟のつくり方
巻末特典「頼るのがうまい人」の頼み方 実践編
▼さっそくこの本を読む
頼るのがうまい人がやっていること
有川真由美 秀和システム 2025-4-25
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有川真由美さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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