【書評:1372冊目】読書する人だけがたどり着ける場所(齋藤孝)

【人に読書が与えられた意味を知る。】
明治大学教授・齋藤孝氏が、読書の効能を改めて示しながら、読書する人だけがたどり着ける場所を明らかにする一冊。読書とは、人間にとってのディープラーニングである。

■この本の紹介文

『なぜ、読書は存在するのでしょうか?』
こう問われたら、あなたはなんと答えますか。

 

本書は、読書する効能や読み方を改めて示しながら、読書を続けることでたどり着ける場所を目指すことを促す一冊。

 

なぜ、人は書物が生まれてから脈々と読書を続けているのか。
読書をすることで、どこにたどり着こうとしているのか。

 

こんな哲学的なテーマへと、思いが膨らむ一冊。
読みながらワクワクと想像がひろがっていく感覚を覚えます。

 

たどり着く場所は、読書でないとたどり着けないのか。
便利なインターネット情報ではたどり着けないのか。

 

こうしたあたり前の問いにもきちんと答えています。
そのうえで、『読書』を提唱します。

 

なぜ、【ネット情報<読書】という結論なのか。
あなたがそれを理解したとき、読書はしないという選択肢はなくなるでしょう。

 

読書を遠ざけている人こそ、読んでほしい内容です。
また、読書している人には、さらに読書が楽しくなるブックガイドとして有用です。

 

AIは、ディープラーニングを加速度的に続けています。
翻って、われわれは何をするべきなのでしょうか。

 

◆章末のブックガイドはオススメ!

読書する人だけがたどり着ける場所
齋藤孝 SBクリエイティブ 2019-1-8
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■本がわかる!15の要約ポイント

本を読まないのは、ホモ・サピエンスとしての誇りを失った状態。

 

せめて寝る前1時間は読書にあててはいかがでしょうか。
すると、毎日少しでも深い時間を過ごすことができます。

 

読書の楽しみは、その本のワールドをじっくり味わうことです。
いわば「味読(みどく)」です。
深い世界に触れて、それを楽しむ心が必要なのです。
そういう心がないと、それだけの時間とエネルギーを割けないでしょう。
誰もが本来持っている知的な欲求に基づき、深い世界に触れて楽しむという心を持つことが最初です。

 

一流の認識力の持ち主の本を読むと、私たちの認識力も磨かれていくのです。

 

読書は自分と異なる視点を手に入れるのに役立ちます。
意識したいのは「著者の目」になることです。
自分と違う見方だなぁと思っても、いったんは著者の目になったつもりで本を読む。
著者の目で周りを見てみる。

 

本を読んでいてはっとする部分があったら、きっと自分の経験と何かつながりがあるはずです。
それを放置して読み進めてしまえば、どこではっとしたか、なぜはっとしたのか忘れてしまうもの。
だからメモしておくことをおすすめします。

 

思考を深めるには、対話をするのが一番。
だからおすすめしたいのは本を読んだら人に話すことです。

 

知識と認識はセットです。
知識なしで頭だけ鍛えようと思っても難しい。
知識が増えると認識力も高まるという関係にあります。

 

あるテーマについて知りたい場合、続けて5冊ほど読むとかなり知識が得られます。

 

自分が悩んでいるのは辛いものですが、他人の悩みは勉強になります。
文学にはたいがい悩んでいる人が出てきます。

 

「マイ名言」を見つけるつもりで本を読むのもいいでしょう。

 

人が生きる意味を問いながら、その深みを掘っていくのが人生の醍醐味です。

 

仏教も東洋の精神文化をつくってきた大きな柱ですから、仏典も必読の古典です。
(略)
せっかく東洋に生まれたのです。
東洋思想にきちんと触れないまま、表層的な部分だけ触れるというのではもったいない。
自分のルーツを探る旅のような気分で、読書してほしいと思います。

 

一流の本を書くには才能が必要になるでしょうが、本を読むのには才能は必要ありません。

 

違うタイプの作家のものを読んだり、違うジャンルの本を読んでいると、同時にいくつかの視点を持てるようになります。
バランスがとれるようになるのです。
そうしたバランスのとれた視点が身についていると、どっぷりひたりながらも批判的に読む、ということができるようになります。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1372-1】「思考力を高める名著10」(P.85〜)の本を読む

【1372-2】「現代に必要な知識が持てる名著10」(P.116〜)の本を読む

【1372-3】「人生を深める名著6」(P.154〜)の本を読む

 

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】読書する人だけがたどり着ける場所
【著者名】齋藤孝
出版社SBクリエイティブ
【出版日】2019/1/8
オススメ度★★★★☆
こんな時に読む力を身につけたいときに
キーワード教養読書術最高の自分
【頁 数】192ページ
【目 次】
序章 なぜ、いま本を読むのか
第1章 読書をする人だけがたどり着ける「深さ」とは
第2章 深くなる読書浅くなる読書何をどう読むか
第3章 思考力を深める本の読み方
第4章 知識を深める本の読み方
第5章 人格を深める本の読み方
第6章 人生を深める本の読み方
第7章 難しい本の読み方

 

この本が、あなたを変える!

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齋藤孝さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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【書評:1372冊目】読書する人だけがたどり着ける場所(齋藤孝)
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