【書評:132冊目】人間の基本(曽野綾子)

【精神の貧困には、決して陥ってはならない!】
作家・曽野綾子氏が、『人間の基本』と題して、どんな時代でもどんな状況でも生き抜いていくための哲学と見聞を語りながら、人間の本来あるべき姿を指南する一冊。

■書籍の紹介文

自分の精神状態。
貧弱になっていませんか?

 

本書は、どんな時代も生き抜くためには「人間の基本」が何より大切だと提起し、どのように考えどのように磨けばいいのか、哲学と見聞を語りながら指南する一冊。

 

建築において、土台がしっかりしていないところに、いい家は建ちません。
これと同じように、人間としての基本がしっかりできていないと、いい人間はできません。

 

本書は、人間の基本をとことん追求していきます。
基本とはなんなのか、基本はどうすれば磨けるのか、わかりやすい語り口で示します。

 

時間をかけて、自分と向き合うのに適した一冊です。
心ゆくまで、自分との対話を楽しみましょう!

 

◆人間としての基本を固まる。

人間の基本
曽野綾子 新潮社 2012-3-1
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■【要約】15個の抜粋ポイント

私たち人間の生き方というのは、風が吹いたり、埃が吹き込んだり、暑かったり寒かったり、物が散らかったり、不意の客があったり、時には家の中を鼠が駆け回ったり、あくまでそういう現実空間の中にあるものです。

 

何事につけ「あなた任せ」で生きられる国ではそういう厳しさは失われ、生の本質に対する姿勢の保持の仕方が間違ってきます。

 

「子供一人預けて、たった四千円しか親は出さなくていいんですか?子供を持ったらお金はもらうのではなく、出て行くのが当たり前です。そんなことしたら、ブラジル人は毎年違う父親の子を産みますよ」
(保育費の手当支給を例に、海外から見ればいかに「なんと、何でもしてくれる国なのか」という例として)

 

(震災など)どんな状況でも誰かの支援を待つばかりでなく、自分で考え、自分から動くことも大切です。

 

人間の自由には常に制限や義務が伴う。

 

世の中の常識というものは、自分があるからこそ認められるのです。
自分と常識とが違っていることを十分に分かっているからそれに従える。
大勢の人が言うことだから価値があって正しいと考えるのは間違っています。

 

自分というものを大事にしないで、根拠なく他人と同じことをするというのは、本当に怖いことなんです。

 

人生のあらゆる要素が、その人にとってプラスとマイナス、どちらに作用するかはわかりませんが、どちらも要るものだと私は思います。
希望もいるし、絶望もいる。孤独だけでもへたばるから、時には大勢でお酒を飲んでいい気分になる時もいるでしょう。
両面があって両方とも要る、ということです。

 

善い行いは、受ける側のためにも、与える側のためにも黙っていてあげるのが本当です。

 

できる人には、しっかりした個があるはずです。
個は失ってはいけないけれど、他者をぶっつぶしてはいけないんですね。

 

足元に転がる手榴弾を見て自分ならどうするか。

 

教養とはもしかすると、その人間の肝の据わり方だともいえます。
他人にどう思われようと、自分は自分なのだという強烈な個を備えながら、大切なことを静かに語れる。
肝の据わったひと言、古今の哲学者の言葉、真を突いて笑わざるを得ないようなユーモアなど、ふとした瞬間に垣間見せる、人間総体としての教養と魅力というものは確かにあります。
そしてそれは天性の素質と、勉強によって後天的に取り入れられたものとの二つの要素の果実なんです。

 

人間、幾つになっても緊張感と危機感が必要です。

 

人が生きていく中では、時には本当に悪い目に遭うこともあれば、思いもかけなかった幸運を与えられて、大いに喜ぶこともあるものです。
そのぐらい、いいかげんさをもって生きた方が楽なのです。

 

常時ばかりではなく、非常時にも対応できる人間であるために、その基本となるのは一人ひとりの人生体験しかありません。
強烈で濃厚な体験、それを支える道徳という名の人間性の基本、やはりそれらがその人間を作りあげるのです。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【132-1】何かをする時に「あなた任せ」になっていないか確認する

【132-2】外に答えも求めず、まずは自分で答えが出せないか考える

【132-3】自分は「裏表がある」ことを自覚する

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】人間の基本
【著者名】曽野綾子
出版社新潮社
【出版日】2012/3/1
オススメ度★★☆☆☆
こんな時に生き方に迷ったときに
キーワード教養生き方自己対話
【頁 数】191ページ
【目 次】
第1章 人間本来の想像力とは
第2章 「乗り越える力」をつける教育
第3章 ルールより人としての常識
第4章 すべてのことに両面がある
第5章 プロの仕事は道楽と酔狂
第6章 ほんとうの教養
第7章 老・病・死を見すえる
第8章 「人間の基本」に立ち返る

 

この本が、あなたを変える!

人間の基本
曽野綾子 新潮社 2012-3-1
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曽野綾子さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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