【書評:1305冊目】社内政治力(芦屋広太)

【6×5で組織を生き抜け!】
マネジメントコンサルタント・芦屋広太氏が、仕事の自由度をあげるには「社内政治力」をもつことが一番だと提起し、身につけておくべき社内政治力を1つ1つ具体的に解説する一冊。

■この本の紹介文

社内では綺麗事は通じない。
このように思ったことはありますか?

 

本書は、「6つの社内政治力」と「5つのダーク・マネジメント」を身につけることで、仕事の自由度があがり社内を上手に生き抜く最良の方法だと提起し、それぞれの身につけ方を解説する一冊。

 

6つの社内政治力とは、具体的につぎのことです。
(1)社内調整力:関係部門に反対されず、協力してもらえる力
(2)部下掌握力:部下が自分の思うように動く力
(3)上司懐柔力:上司との関係を良好に保ち、支援してもらえる力
(4)社内人脈力:社内に敵を少なくし(味方を多くし)、支援してもらえる力
(5)権力操り力:社内・社外権力者との関係を強くし、話を通すことができる力
(6)社外人脈力:社外での活動力、社外人脈を持つことで、社内発言力を強める力

 

5つのダーク・マネジメントとは、具体的につぎのことです。
(1)同盟作戦:多数派工作
(2)諜報作戦:情報を使っての誘導
(3)囲み攻め:会議において数で押す
(4)兵糧攻め:相手のリソース供給停止
(5)水攻め:権力者から高い圧力を加える

 

「6つの社内政治力」は正攻法の力、「5つのダーク・マネジメント」は文字通り裏の兵法といえます。
社内で生き抜くには、この両方をバランスよく身につけることだと説きます。

 

社内、というより、社会が綺麗事だけで成り立っているわけではありません。
であるならば、個人レベルでも社内政治力とダーク・マネジメントの両方を持ち合わせ、場面に応じて必要な力を発揮できるようになるべきだと理解できます。

 

力の身につけ方と力の使い方。
この両方を効果的に学べるのが、本書です。

 

◆時に、手段を選ばず。

■本がわかる!15の要約ポイント

社内政治力には「社内調整力」「部下掌握力」「上司懐柔力」「社内人脈力」「権力操り力」「社外人脈力」の6つの力がある。
ただし、これらだけでは不十分だ。

 

手段を選ばず、荒っぽく人を動かす力も必要だ。
つまり権謀術数、「ダーク・マネジメント」だ。
たとえば「部下に言うことを聞かせる」「上司に認めさせる」「周囲に自分の力を認めさせる」などだ。

 

基礎は戦国時代の戦い方だ。
「同盟作戦:多数派工作」
「諜報作戦:情報で誘導」
「囲み攻め:会議において数で押す」
「兵糧攻め:リソース供給停止」
「水攻め:権力者から高い圧力を加える」だ。

 

仕事には、利害対立がつきものだ。
だから、社内調整が絶対必要なのだ。
面倒がらずに行うべきだ。
これは非合理的作業ではない。
仕事を成功に導くプロセスの一環として必要な極めて合理的な作業だ。

 

●社内調整のステップ
ステップ1:関係者の利害の把握
ステップ2:利害分析
ステップ3:利害調整

 

「働き方改革」の目的は、無駄な作業を止めて効率的な仕事をし、できた余裕をより付加価値の高い仕事に回すことだ。
それを実現するには、部下に社内政治力を身に着けさせることだ。

 

リーダーが戦略を考え、それを部下と共有し、部下を育て、チームで均質な仕事をすることが大切だ。
そのためにすべきことは5つだ。
(1)最初から答えを教えること
(2)部下を自分のコピーロボットにすること
(3)部下をルールでがんじがらめにすること
(4)手取り足取りダメ出し教育の徹底すること
(5)部下の思想までコントロールすること

 

上司に好かれるには、ネガティブ特性を排除し、ポジティブ特性に変える。
ネガティブ特性とは「話が長い」「説得力がない」「表面的」などだ。

 

上司の好みがインセンティブだ。
部下がインセンティブを示し、上司を動かすのだ。
たとえば「情報、専門分野の知見、社内・社外人脈」などがこれにあたる。
これを「上司への提供価値」と呼ぶ。

 

まずは提供する素材の価値を認めてもらうことが上司を味方につけるコツだ。

 

誰が社内の主要部門の重要ポストに配属されるのかなどを見る。
また、キーパーソンの交友関係、派閥、社内人脈を調査する。
そうすればパワーバランスが分かる。

 

価値があるのは「価値ある情報」「価値のある専門分野の知見・ノウハウ」「価値のある社外人脈」なのだ。
権力者は、提供されるものの価値が高いほど、その人間を信頼し、頼るようになる。

 

提供価値が高くて他の人間と差別化できているほど、権力者にアピールできる。

 

人脈化するには定期的に会って価値交換をすることだ。
SNSは、これが効率的に行えるツールだ。
すでに自分の友人になっている人を起点に、人脈に加えたい人が可視化できているからだ。

 

人脈維持の場合、投稿にコメントすることで、会っていない場合でも、多くの人と会話ができる。
コミュニケーションが多いほど相手に好意を持つ「単純接触効果」はSNSでも生じるのだ。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1305-1】戦国時代の兵法を学ぶ

【1305-2】ネガティブ特性をポジティブ特性に変えて人を見る

【1305-3】価値交換を意識して、人に会う

 

■ひと言まとめ

切れる手札を多くもつ。

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】社内政治力
【著者名】芦屋広太
出版社フォレスト出版
【出版日】2018/9/22
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日の仕事力を磨きたいときに
キーワード人間関係働き方組織改革
【頁 数】232ページ
【目 次】
第1章 7つの社内政治と5つのダーク・マネジメント 社内政治家力
第2章 利害を見極め、パラーバランスを掌握する 社内調整力
第3章 戦える部下になるように思考を改造する 部下掌握力
第4章 やっかいな上司を丸め込み、時に失脚させる方法
第5章 情報が勝手に集まる社内ネットワークのつくり方 社内人脈力
第6章 権力者の向きをちょいと変えさせるコツ 権力操り力
第7章 社内世論を一変させる社外からの飛び道具 社外人脈力

 

この本が、あなたを変える!

 

芦屋広太さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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