【書評:1306冊目】部下を元気にする、上司の話し方(桑野麻衣)

【ハラスメントなどの対策ばかりで混乱している上司ほど効く!】
コミュニケーション講師・桑野麻衣氏が、「部下を元気にする、上司の話し方」と題して、上司の職場コミュニケーション改善法を詳細に解説する一冊。

■この本の紹介文

部下と接するのが怖い。
そんな風に思ってしまったことがありませんか?

 

本書は、研修講師の立場で多くの部下と上司の”本音”を聴いてきた著者が、部下を元気にし、職場を活気付かせるための、上司のコミュニケーション改善法を解説する一冊。

 

この本のメッセージは、とてもシンプルだと感じます。
それは、「部下をもっともっともっと観察しなさい」というものです。

 

なぜ、観察をするのか。
部下は、もっと上司であるあなたに関心をもって接してほしいと思っているからです。

 

「今だって観察しているよ!」と反発されるかもしれません。
それでも部下とうまくコミュニケーションが取れていないのであれば、「観察している(関心をもっている)」はまったく部下に届いていないのとイコールです。

 

よく観察して、気づいたことを基に、部下と接する。
このことを改めて考えさせられる内容だと、上と下の中間にあたる30代後半のわたしは感じました。

 

若い人ほど、驚くほど冷静に上司や会社を観察しています。
上司であるあなたも、それに負けないそれ以上に部下を観察しましょう。

 

すると、「あっ、ちゃんと自分に関心をもってくれている」と部下は感じてくれるようになります。
こう感じてくれてはじめて、上司であるあなたの言葉が部下に届くようになるのです。

 

ハラスメント研修など、上司に対する目は厳しく鋭くなっているかもしれません。
それを乗り越えていくヒントになる一冊だと思います。

 

関心という名のギフトを部下に贈る。
ここからあなたの上司道がはじまるのです。

 

◆自分が抱いた上司の違和感を部下に味合わせないために。

■本がわかる!15の要約ポイント

私の大好きな言葉に、「型があるから型破り。型がなければ、それは形無し」というものがあります。

 

部下は上司から「自分に深く関心を持ってもらうこと」を求めています。
褒められることを望んでいるわけでも、叱られることを嫌がっているわけでもありません。

 

正しい言葉づかいや敬語を使うということは、部下を尊重することに繋がり、上司である自分自身を表現するものとして非常に効果的です。

 

あなたは部下に対して、堂々と「あなたの力が必要だよ」「あなたのおかげで助かっているよ」といった言葉をかけていますか。

 

上司の言葉や語尾の癖は知らぬ間に部下の頭や心に残っていきます。
小さなことですが、答えをはっきりと伝える場面なのか、相手の答えを尊重したい場面なのかを見定め、語尾にまでこだわってみてください。

 

ぜひ部下に仕事をお願いする時には、任せた理由や部下に期待することを伝えてみてください。
そして、任せたのであればフォローも忘れずに。

 

男性脳というのは、まずはじめに上司に対して「信頼性」を求めます。
(略)
それに対して女性脳というのは、まず初めの段階から「親和性」を求めています。

 

「なぜ」「どのように」と聴くよりも先に「◯◯さんが思っていることを正しく理解したいと思っている」と伝え、その上で「◯◯さんが思っていることをしっかり聴かせてほしい」と部下に対して前置きしましょう。

 

これからは部下に指導した後には、「まず何からできそう?」と一言をかけてください。
部下が本当に理解しているかどうかをその場で見極めることで、結果的にあなたも仕事がしやすくなります。

 

本来であれば上司と部下という関係である前に、他人と他人とのコミュニケーションなのです。
すべてのことをわかりきっているわけではないのに、どちらか一方が質問をして、どちらか一方が質問に答えると役割を固定はできないはずです。

 

あなたは自分自身を元気にする方法をいくつ持っていますか?
部下を元気にする上司は、当然ですが自分のことを元気にするのが得意です。

 

仕事の仕方に限らず、外見や声、話し方などちょっとした変化や改善に気がついたら、すぐに声をかけてみてください。
もし、具体的にどの変化があるかは定かではないけれど、なんとなく雰囲気が違うなと思えば「なんとなく普段と違って見えるけど、何か変えましたか?」と素直に尋ねれば良いのです。

 

●上司と部下の価値観の違いを知る6つのキーワード
(1)自由
(2)正義
(3)愛
(4)安定
(5)学習
(6)貢献

 

最近、初対面の人との出会いをつくれているかな、と常に自分に問いかけてみてください。
自分の持つ印象を客観的に知り、一から他人と人間関係を構築していく緊張感を持ち続ける姿勢は、常に最新にアップデートされた自分を維持することにもつながります。

 

部下を元気にできる上司を目指すのであれば、上司だからこそ”教わる”という立場を体感することが重要です。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1306-1】仕事を依頼するときは、理由と期待をきちんと伝える

【1306-2】初対面の人との出会いを定期的につくるようにする

【1306-3】感謝の気持ちは、きちんと言葉にして形にする

 

■ひと言まとめ

役割の前に、人として向き合おう!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】部下を元気にする、上司の話し方
【著者名】桑野麻衣著者情報
出版社クロスメディア・パブリッシング
【出版日】2018/9/14
オススメ度★★★☆☆
こんな時に明日のリーダー力を磨きたいときに
キーワード指導力人間関係信用残高
【頁 数】224ページ
【目 次】
序 章 型破りな上司と形無しな上司
第1章 男性・女性、年上・若手、論理的・感情的、どんな人でも伝わる話し方
第2章 部下が生まれ変わったかのようにやる気を出し始める、上手な聴き方
第3章 部下を元気にする上司のマインドセット

 

この本が、あなたを変える!

 

桑野麻衣さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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