【書評:1307冊目】最強の人脈術(平野敦士カール)

【学問としての人生100年時代の人脈術】
社団法人プラットフォーム戦略協会代表理事・平野敦士カール氏が、社会学的なネットワーク理論と経営学的なプラットフォーム戦略に基づく「最強の人脈術」を考察する一冊。

■この本の紹介文

名刺集めと異業種交流会でしょ、また・・・。
新しい人脈本を見つける度にそう思っていませんか?

 

本書は、最先端の科学的な理論である「ネットワーク理論」と著者の専門である「プラットフォーム戦略」に基づく、資産としての人脈の構築方法を考察する一冊。

 

「人脈」を科学的な視点で捉える。
これが本書を読み始める前に意識しておくべき大切なことです。

 

ネットワーク理論は、社会学・数学・心理学など様々な分野の学者が日夜研究を重ねている世界最先端の学問。
一方、プラットフォーム戦略は、経営学や経営戦略に広く用いられている先端理論。

 

この2つの理論を用いて学問的に「人脈」を考察している点が、とても新鮮な刺激を与えてくれます。
と同時に、「この本は重要だぞ!」と脳が自然と反応する感覚を覚えました。

 

「異業種交流会」「名刺集め」などの”旧来の”人脈本とはまったく毛色が異なります。
人脈とはここまで深いものなのかと驚くと同時に、その深さに探究心をそそられます。

 

「名刺交換はたくさんした」「SNSのフォロワーや友達もたくさん増やした」
でも、新しいビジネスの話に発展もしなければ、繋がった理由すらも忘れてしまっている。

 

いろいろ試したけど人脈構築の悩みが解消されない人ほど、本書はオススメです。
自分が人脈と捉えていたものが、おおいにひっくり返されることでしょう。

 

くり返しくり返し読みたい。
そう思わせてくれる良書です。

 

◆小手先の人脈術からの脱却。

■本がわかる!15の要約ポイント

あなたにとっても、相手にとっても、相互にビジネス上の価値をもたらす可能性があるネットワークを「人脈ネットワーク」と呼ぶのです。

 

ネットワーク理論とは、ある人の友人関係などその人と他人との関係性に着目して、その人自体を理解しようとする学問なのです。
言い方を変えれば「つながりを分析することで対象となる人やものを理解する」学問であるともいえるでしょう。

 

グラノヴェッター(アメリカの社会学者)は、「強い人脈ネットワーク内の情報は既知のものであることが多く、それに対して弱い人脈ネットワークから得られる情報は、未知でかつ、重要なものだからである」という仮説を構築しました。
つまり、「価値ある情報の伝播には、家族、親友、同じ職場の仲間のような強い人脈ネットワーク(強い紐帯)よりも、多少知っているような人や、友だちのその友だちのような弱い人脈ネットワーク(弱い紐帯)のほうが重要である」ことを発見したのです。

 

ビジネス上の人脈ネットワークを構築するうえでは、意図的にスケールフリーネットワークにならないよう、自らと異なるさまざまな考え方をする人たちと交流することを心がける必要があります。

 

強い結びつき(友情など)はいくつもの小さなクラスタをつくり出し、ネットワークを分断する一方で、「弱い紐帯の強さ」はそれをブリッジとしてつなぎ、結果的に情報伝達効率のよい大きな「スモールワールド」ネットワークが構築される、ということになるのです。

 

●成功するプラットフォームの三条件
(1)フリクション(行動の阻害要因)をなくす存在になっているか
(2)「場」の自動増殖機能が活発か
(3)クオリティコントロールがなされているか

 

人脈ネットワークにおいて重要なことは、「数より質」であり、偉い人や有名人とのつながりよりも、同僚は知らないが自分だけが知っている人との関係(ブリッジ)を有することで、他の会社との関係を結びつける仲介力が増し、自身の存在価値を高められる、ということでしょう。

 

ランチは、一緒に仕事をしてみたい人と自分との「波長」を確かめられる場でもあります。

 

ランチ以外でも、アライアンスという考え方はとても大切です。
あなたがもし人に何か教えてあげられることがあるならば、友人や知人に対して無料でかまわないので小さな会合を開いてみましょう。
趣味の手芸でも、料理でも、掃除の仕方でも、何でも大丈夫です。

 

自らの経験を踏まえても、SNS全盛のいまだからこそ、インターネットだけでなく、リアルなフェイス・トゥ・フェイスの交流も含めることで、より高い効果をあげられることは間違いないでしょう。

 

大切なことは、あなたの目的に合致した人に届けることであって(広告収入を増やしたい人は別として)、ページビューを増やすこと自体は必ずしも重要ではありません。

 

ブログなどのマイプラットフォームの目的を考えるとき、私が提唱しているのがトヨタの「5WHY?」ならぬ「3THEN(それで?)」です。
これは、自分の目的を明確化するためのフレームワークです。

 

「ローマは一日にして成らず」という諺がありますが、地道な情報発信がやがて「マイプラットフォーム」の構築につながっていくのです。

 

「お上が大丈夫といっているから信用できる」の世界から、「全員が認めているから信用できる」という世界へと大きく変わってきている、という言い方もできるでしょう。

 

そこで個人として必要とされる態度は、企業に「しがみつく」のではなく、周りから必要とされることは何かを考え、貪欲に新しいことを学び変化していく生き方、つまり「単一の人生」から脱却するということです。

 

■これをやろう!3つの実践ポイント

【1307-1】自分だけの「ブリッジ」構築を目指す

【1307-2】目的を明確化するときは「3THEN(それで?)」を活用する

【1307-3】「タテ社会の人間関係」を読む

 

■ひと言まとめ

日本的な人脈から世界標準の人脈へアップデートせよ!

 

■本日紹介した書籍情報

【書籍名】世界のトップスクールだけで教えられている 最強の人脈術
【著者名】平野敦士カール著者情報
出版社KADOKAWA
【出版日】2018/9/29
オススメ度★★★★☆
こんな時に生き方に迷ったときに
キーワード人脈術信用残高社会
【頁 数】240ページ
【目 次】
第1章 なぜ人脈がお金よりも資産になるのか
第2章 これが世界標準のネットワーク理論だ
第3章 プラットフォーム戦略という最強の武器
第4章 理論から実践へ
第5章 超実践「マイプラットフォーム」のつくり方
終章 日本の硬直したネットワークを打ち破ろう

 

この本が、あなたを変える!

 

平野敦士カールさん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/

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【書評:1307冊目】最強の人脈術(平野敦士カール)
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