【3000回緊張して気づいたこと】
まるっと空気を掴むMC・丸山久美子氏が、「あがりの源である緊張は、チャレンジしている証拠」と説き、上手にあがりを隠して人前で堂々と話すコツを、イラスト付で解説する。
緊張したりあがったりするとき。
そのとき、あなたは何をしようとしていますか?
本書は、緊張を排除するのではなく肯定することで克服した著者が、「治せないなら隠してしまえばいい!」という切り口で、誰でもプロっぽく、人前で堂々と話せるテクニックを解説する一冊。
『緊張は、チャレンジしている証拠』
このひと言は、金言である。
今まで、あがりや緊張をしたシーンを思い出してください。
経験値がない(少ない)ことに、取り組もうとしたときではありませんか?
緊張は、ダメな自分の姿ではないのです。
緊張は、チャレンジしようと向かっていくカッコイイ自分の姿なのです。
だから、恥じることも自己嫌悪になる必要もないのです。
筋トレのときに感じる心地よい筋肉への負荷のように、充実感をもって楽しんでいいのです。
・・・
という文章が書けるくらい、”緊張を、前向きに捉えられるようになる”ことこそが、本書の最大の価値です。
「緊張している自分? 頑張っているね〜、偉いぞ!」と言える勇気をもらえます。
こう思えるだけでも、充分だと思います。
でも、どうせなら、周りから「この人、緊張しないで話せて凄いな〜」と思われたいのが、人というものですよね?
安心してください。
著者が(身を削って?)ゴリラ顔も厭わず、写真付きで、誰でも簡単にプロっぽく見せれる「あがりを上手に隠す」テクニックを教えてくれます。
『緊張は、チャレンジしている証拠』
チャレンジを後押しする、ちょっした武器をぜひ学び取りましょう!
あがり症に悩む、緊張しいな人すべてに届いてほしい一冊です。
◆緊張する自分を、褒めてあげよう!
「あがり」の前には、必ず「緊張」が発生しているのです。
緊張して緊張して緊張して・・・どうしようもなくなったときに「あがり」が発生します。
つまり「あがり」の正体は、おびただしい数の「緊張」です。
緊張を何度も感じるということは、どうなるかわからなくて不安を感じながらも、逃げずにチャレンジし続けている証拠なのです。
手の動きや、体の向き、表情など、体のパーツをちょっとして使うだけで、中身では緊張していても、見た目には緊張していないように見えるのです。
私も、いまだに、しっかり準備運動ができていない状態で話しはじめると、冒頭で派手に噛みます。
噛むと一気に恥ずかしくなり、「あがり」を引き起こすこともあります。
そうならないためにも、しっかりベロの準備運動をして、カッチカチの状態から柔らかくなるようにほぐしておく必要があるのです。
セリフを覚えたい場合や、本番で忘れそうで不安な場合は、移動中に何度も目で見るより、耳から聞くほうが、より覚えることができます。
緊張してガチガチに硬くなった喉のままでは、話しにくい上、大きな声も出せません。
本番前に、しっかりとほぐしてあげましょう。
ほぐすと言っても、喉を揉むことはできません。
そこでオススメなのが、アクビです。
必死に猫背になり心臓を守っている体へ、肩を動かし胸を開くことで「危険じゃないよ〜、大丈夫だよ〜」と教えてあげるのです。
司会者から名前を呼ばれるまでは、ジャケットのボタンを「わざと」開けておいてください。
●スッと見える立ち方
①出番が近づいてきたら、コッソリ椅子を後ろに引く
②椅子に浅く腰掛ける
③左右の足を少しズラしておく
人前で手が震えやすい人は、あえて、手を後ろに組んでしまいましょう。
「改めまして!みなさん!こんにちは!」
非常にシンプルですが、この決めゼリフには、ものすごい威力があります。
何と、場の空気をいったんリセットして、一気にガシッと掴むことができるのです。
手のひらを”外側に向けて”話すだけです。
緊張すると自分に向いてしまう手のひらを、あえて外側に向けてください。
拍手は「するもの」ではなく「贈るもの」です。
丸めた手のひらの間に相手への想いを込めて鳴らすことで、温かみのある贈り物に変わります。
この拍手こそが、場を盛り上げる拍手です。
今日からは、テレビを見て面白いと感じたら顔に出してみましょう。
わざと上下の歯を離して口を開け、下まぶたを上げて笑うのです。
笑い声を出すと、さらに顔を動かしやすくなります。
「緊張は、チャレンジの証拠」です!
これからも、一緒にチャレンジしていきましょう!
【1096-1】緊張している自分を褒める
【1096-2】普段から、肩を回し胸を開くよう心がける
【1096-3】話すときは、手を外側に開く
緊張は、頑張る君への、褒めサイン。
【書籍名】上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法
【著者名】丸山久美子
【出版社】同文舘出版
【出版日】2017/12/8
【オススメ度】★★★★★
【こんな時に】伝える力を身につけたいときに
【キーワード】あがり症、苦手克服、話し方
【頁 数】192ページ
【目 次】
1章 あがりとの付き合い方
2章 移動中にできる!準備運動編
3章 本番直前!現場でできる! 準備運動編
4章 いよいよ本番! 登場シーン編
5章 いよいよ本番! スタート編
6章 笑顔の作り方
この本で、あなたは変わる!
丸山久美子さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
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