【生き残るのはSTEAM人材】
早稲田大学ビジネススクール客員教授・成毛眞氏が、AIが人間の能力を超える時代は早晩到来すると提起し、AI時代を生き残る人生戦略としてSTEAMという最強の武器を薦める。
中学校で勉強した数学や理科の授業。
その内容をどれくらい覚えていますか?
本書は、AIやロボットが本格化する時代は予想以上に早く到来すると提起し、これからの時代を生き残る人生戦略として「STEAM」という考え方を紹介する一冊。
AIやロボットが本格化すると、人はそれを使う側と使われる側に否応なしに選別される時代になるのです。
その選別に感情はなく、一度選別されたその後の運命は・・・想像に難くありません。
ちなみにSTEAMとは、
「サイエンス(科学)」
「テクノロジー(技術)」
「エンジニアリング(工学)」
「アート(芸術)」
「マスマティクス(数学)」
の頭文字です。
これからの時代を「生き残る」「使う側」になれる人材とは、この「STEAM」の知性を身につけた人であると、この本は最新の動向と世界のトップエリートのエピソードを元に説いていきます。
この本は、読むととてもワクワクします。
と同時に、「このままで大丈夫か?」と自然と働き方を考えさせられる。
あなたは、AIに使われる側を選びますか?
あなたは、ロボットに使われる側を選びますか?
◆読み逃しなきように。必読。
STEMとは、
サイエンス(科学)の「S」
テクノロジー(技術)の「T」
エンジニアリング(工学)の「E」
マスマティックス(数学)の「M」
を並べた造語だ。
資源に恵まれず頭脳勝負を求められるアジアで生き抜こうとする人材には、しっかりと開発、設計、製造までを見通せる力が求められる。
三角関数も二次方程式もわからない人が、これから急速に社会に浸透してくる人工知能(AI)やロボットを「使う側」に回れるとはとても思えない。
あなたはAIに「使われる側」になりたいだろうか?
「ブラタモリ」は地学(地球物理学)と郷土史(歴史学)を同時に学習する番組に仕上がっている。
学校教育も大人の学びも、この方向にするとよいのかもしれない。
今やアメリカの教育界でSTEMは常識になっているが、これに「A」を加えた「STEAM」という言葉も生まれている。
Aはアート(芸術)のAだ。
近未来を見据えてサイエンスやテクノロジーに関心を払わないでいると、街灯が電気化される前日に、ガスランプに火をともす仕事を選択するような悲劇に遭遇しかねない。
企業は次のレベルに進化しても、一個人たる社員が置いてけぼりを食らい、脱落してしまう可能性は高い。
この先は、会社やそれをとり巻く環境の変化に敏感な人だけが生き残れるということだ。
2015年12月には、野村総合研究所が10〜20年後、今ある仕事の約49%がAIやロボットなどに代替されるという試算を発表した。
楽であることに身を委ねるという選択は、AIに使われる側になることに直結する。
仕事を離れてもなお古い思い込みにとらわれ、間違った判断をし、その結果、さまざまな面で損をしかねない。
サイエンス系のおすすめ番組ベスト3は、いずれもNHKだが、以下の通りである。
「サイエンスZERO」
「コズミックフロント☆NEXT」
「モーガン・フリーマン 時空を超えて」
ザッカーバーグは今のところ宇宙関連のビジネスに乗り出していないが、アマゾンとテスラ・モーターズのCEOが、かつて愛読していた物語の世界に進出していることは注目に値する。
●残酷な10年後に備えて今すぐ読みたい本(3冊だけ抜粋)
・スーパーヒューマン誕生! ー人間はSFを超える (NHK出版新書 480)
・AIの衝撃 人工知能は人類の敵か (講談社現代新書)
・アテンションー「注目」で人を動かす7つの新戦略
何事もそうだが、VRも実際に体感するとしないのとでは、距離感がまったく異なるものになる。
STEAMにアンテナを立てていないビジネスパーソンは、この先、現状維持さえ難しくなる。
大切なのは、実感だ。
実感してから理解する。
それを遊びながら、楽しみながら繰り返していれば、この先、時代にとり残されることはない。
「どうやったらもっと滑らかな画面表示ができるだろう」
「こういうデータをとるには、どんなセンサーが必要だろう」
と考える人も出てくるかもしれない。
こうした”ふとした疑問”こそが、イノベーションのきっかけなのだ。
【886-1】STEAMそれぞれの基礎的な本を書店で探す
【886-2】「サイエンスZERO」「コズミックフロント☆NEXT」「モーガン・フリーマン 時空を超えて」を視聴する
【886-3】最新テクノロジーの展示会に行く
ただ「凄いね〜」では、生き残れない!
【書籍名】AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である (SB新書)
【著者名】成毛眞
【出版社】SBクリエイティブ
【出版日】2017/1/6
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】明日の仕事力を磨きたいときに
【キーワード】教養、勉強法、キャリアアップ
【頁 数】216ページ
【目 次】
第1章 “今ある仕事がない世界”がやってくる!?
第2章 これからは STEMが必須
第3章 学校では教えてくれないSTEMは読書に学べ
第4章 マーク・ザッカーバーグはSF小説に発想を得る
第5章 役に立たなそうな「妄想力」が役に立つ時代
第6章 不透明な5年後のために今すぐ読みたい本
対談:ホリエモン(堀江貴文)
対談:すずかん先生(鈴木寛 文部科学大臣補佐官)
気になったら、今すぐお手元に!
成毛眞さん、素敵な一冊をありがとうございます\(^o^)/
本日もお読みいただきありがとうございました!
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