【書評:681冊目】コメントする力(竹田圭吾)

【情報発信をするという意味】
ジャーナリスト・竹田圭吾氏が、『コメントする力』と題して、コメントする機会が増えている情報化社会で、磨くべき「コメント力」と「情報力」の実践的なノウハウを解説する一冊。

■書籍の紹介文

発信する情報に対する反応はいかがですか?
頑張っているのに反応がイマイチ・・・。
そんな人にオススメです。

 

本書は、“情報がありすぎる”現代社会で情報に埋もれることなく、主体的に生き抜いていくために磨くべき、「情報力」「コメント力」の実践的なノウハウを解説する一冊。

 

著者は云います。
情報力とは、いくつもの情報を組み合わせて、そこに意味を読み取ることが目的であり、それをうまくこなすこと
であると。

 

情報が氾濫している現代社会。
きちんとした意識を持っていないと、情報に流され自我がなくなってしまいます。

 

すると、情報に踊らされ、情報を悪用する者達に支配されることにつながります。
こうならないためには、情報ときちんと向き合う力を持つ必要があります。

 

この向き合う力こそ、情報力だと感じます。
ジャーナリストとして、情報と格闘してきた著者の言葉には、独特の凄みが滲み出ています。

 

そんな著者の情報力を高めるための実践的なノウハウを学んでいく。
あなたの情報力も高まり、コメント力もどんどん高まっていくことでしょう。

 

では、どうやってコメント力の向上を把握すればいいのか。
周りの反応が変わり始めることで、知ることができます。

 

【追悼】
2016年1月10日
竹田圭吾氏は、膵臓がんで逝去されました。
51歳でした。
ここに慎んで御冥福を御祈り致します。

 

◆情報力とは、主体性。

コメントする力
竹田圭吾 PHP研究所 2013-8-27
売上ランキング(公開時):13,726
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■【要約】15個の抜粋ポイント

現代人は情報の大海に呑み込まれていると嘆く人がいますが、現実には、多くの人は勝手に飛び込んで溺れそうになっているにすぎません。

 

どんな職業であれ、自分の仕事と関係の深い業種、業界、職種に関するこうした基本的な数字は頭に入っていると思います。
それと同じことを、自分とつながりのある情報の分野に対しても行なうということです。

 

情報を全体像でみるということは、言い換えれば、どんな話題でもかたよらずに体系的にとらえるということです。
そのためには、その話題を近寄った視点から観察する(ズームイン)ことと、逆に引いた視点から観察する(ズームアウト)ことが大切です。

 

メディアや資料ごと、あるいは案件やタスクごとに、情報チェックのための時間を決めてしまうことです。
総量規制してしまうのです。
「このサイトをチェックするのはいまから十分間くらい」とか「この新聞はいまからコーヒーを飲む二十分間で読む」と最初に決めます。

 

情報源の構成を意識することの大切さが象徴されている例は、ツイッターのタイムラインです。

 

どの本を選ぶかはテーマによりますが、基本のパターンとしては、次のうちから三つを選んでそれに該当する本を読みます。
すでに読んだことのある本は、付箋をつけてある部分を中心に再読します。
①網羅的、体系的にそのテーマを採り上げた概論のようなもの
②多角的、多面的、複層的に検証や解説をしたもの
③海外の事例などと比較したもの
④重要ポイントに絞ってリポートや解説をしたもの
⑤批判的な観点から意見を述べたもの
⑥ユニークな視点から分析や問題提起をしたもの

 

発信するターゲットは明確であると同時に、絞り込むことがとても大切です。
絞り込んだターゲットだけを意識し、それ以外の聞き手をあえて切り捨てる勇気も必要です。

 

短くて、シンプルであればあるほどいい。
極端な話、「あれ」とか「これ」とか、数文字で済むならそれにこしたことはありません。

 

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚が反応するような表現を使うことで、読んだ人がストーリーの内容を頭のなかでビジュアライズでき、より伝わり、より印象に残るからです。

 

コメント力の奥義その一は、コメントすることがないときはコメントしないことです。
(略)
奥義その二は、刺さるコメントはめざさないということです。

 

何を「言うか」ではなく、何を「言わないか」

 

情報発信に利用できる独自性=オリジナリティーには、次の四つがあります。
①情報分析の独自性
②体験の独自性
③コンテクストの独自性
④表現の独自性

 

●7つの情報発信する前のチェックポイント
①事実関係に誤りはないか。誤字脱字、用字用語、人や組織や場所の名前、日付やデータの誤りはないか
②似た内容が書いてあるよその情報より、文字表現や内容に工夫があるか。他人のメッセージとの差別化、区別化がなされているか
③そのメッセージはシンプルにおもしろいか。発見があるか
④そこに書いてあることが誰かを傷つけてしまうことはないか
⑤そこに書いてあることが特定の人や組織を必要以上に持ち上げたり、不公平におとしめたりしてはいないか
⑥反論がくるとすれば、どんな反論がくるか。反論にはどうこたえるか
⑦自分が過去に言ったことや書いたこと、この先いつか言うかもしれないこととの整合性はとれているか

 

●ツイッターを利用する理由
①世の中で何が起きているかをチェックする
②自分の頭に浮かんだことをメモ感覚で投稿する
③自分のツイートに対する他の人からのコメントをみて、自分の考えやアイデアを客観的に検証する
④マスメディアのニュースには表れない「ホットな出来事」は何か、その話題に対してどんな意見やスタンスが出ているかを確認する
⑤あとで役に立ちそうな記事、統計、資料などを「お気に入り」にクリッピング
⑥自分でボケたり、他人のボケにツッコミを入れる

 

僕がいえるのは、この本に書いたように、距離を置いて情報と接することと、ほかの人と同じことは絶対に言わない、そのたったの二つである。

 

■【実践】3個の行動ポイント

【681-1】情報を調べるときは時間を区切る

【681-2】五感を意識した表現を考える

【681-3】ツイッターのフォロー構成を見直す

■ひと言まとめ

※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作

■本日の書籍情報

【書籍名】コメントする力
【著者名】竹田圭吾
出版社PHP研究所
【出版日】2013/8/27
オススメ度★★★☆☆
こんな時に伝える力を身につけたいときに
キーワード情報発信インプット記憶法
【頁 数】220ページ
【目 次】
第1章 情報は疑え
第2章 情報は集めるな
第3章 ストーリーで語れ
第4章 付加価値をつけろ
第5章 ボケる技術を磨け

 

この本が、あなたを変える!

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竹田圭吾さん、素敵な一冊をありがとうございます(^^)

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