
【小さな積み重ねが一生の財産となる】
作家・有川真由美氏が、『なぜか好かれる人の小さな習慣』と題して、積み重ねることで自然と人間関係が良好になっていく、心がけひとつでできる88個の小さな習慣を解説する一冊。
■書籍の紹介文
自然と人から好かれる人。
あなたは、どんな人物を想像しますか?(細かく人物像を書き出してみてください)
本書は、「なぜか好かれる人」とはどういう人なのかを紐解きながら、彼らの共通点から見えてきた、積み重ねるほどに好かれる人になっていく小さな習慣を88個解説する一冊。
『好かれようとすると、好かれない。好きになると、好かれる』
この本の最終盤に出てくる一節です。
著者は、これを”人間関係の真実”だと述べています。
この境地に至ることができれば、アナタは自然と人から好かれる魅力的な人になれると説きます。
そのうえで、境地に至るために積み重ねてほしい習慣を88個提示していきます。
「挨拶は自分からする」「相手のいいと思ったところを褒める」など、どの習慣も心がけひとつで実践できる「小さな習慣」になっています。
88個と聞くと、多い!と思うかもしれません。
ですが、関連や繋がりを感じられるものも多く、読んだ印象から多さは気になりません。
さらに、解説も1つの習慣に対して見開き1ページの分量とコンパクトです。
「今日はこの習慣を1日意識して取り組もう」など、携帯性を活かした活用が有用だとおもいます。
「今日からわたしを好いてください」と言われても不気味なだけですよね。
ではなく、「あの人はいつも魅力的だな」と自然と相手が思ってくれることが「好かれる」ということです。
そのためには、心を整え、行動を変え、習慣を積み重ねていくしかありません。
そして、積み重ねが相手のハードルを超えたとき、あなたは相手から”好かれる”存在になるのです。
実現するためには、積み重ねあるのみ。
積み重ねるのは、もちろん著者が提示する88個の”小さな習慣”です。
◆人間関係の基本が学べる。
なぜか好かれる人の小さな習慣
有川真由美 毎日新聞出版 2024-12-2
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■【要約】15個の抜粋ポイント
挨拶はあれこれ考えず、ひと言「おはようございます」「おつかれさま」などと言えばいいだけ。
時間も手間もかからず、簡単かつ確実に人間関係をいい方向に導いてくれます。
いつでも、どこでも、だれに対しても、自分から声をかけたいものです。
高価なものを身につけるよりも大切なことは、自分への手入れを惜しまないこと。
自分を整えて大切にすれば、他人からも大切にされるのです。
なぜか好かれる人が意識してやっている習慣で、もっともわかりやすいのが、相手の名前をすぐに覚えて、会話のなかにちりばめることです。
これからすることに対して励ましたいときは「がんばって」より、「楽しんで」「リラックスして」「応援しているよ」「あなたなら大丈夫」など、相手の気持ちを楽にしてあげられる言葉をかけてはいかがでしょう。
自分を大切にできないと、人から大切にされることもないのです。
自分を幸せにして、自分を好きになると、自然に人からも好かれ、応援されます。
迷ったら、「どっちの自分が好きか?」と問い続けてください。
「きっとあの人は〜だ」と決めつけそうになったら、「いや、そうともかぎらない」と思い直す癖をつけてください。
(略)
「人間とはそんなに簡単にわかるものではない」と心得ているから、相手に興味をもって相手をわかろう、理解しようとする姿勢になっていくのです。
「どうして嫌なのか」と考えると、自分が不快だと感じることや、心地いいことも見えてきます。
他人を観察して知り、自分を知れば、「どうつき合えばいいか」も見えてくるわけです。
話に加われない人がいたら、「○○さんはどう?」「どう思った?」などと振る習慣をもつだけで、みんなが心地いい空気ができていくのです。
相手の負担にも、自分の負担にもならない、5分以内でできる小さな親切を、ちょこちょこするのがいいのです。
少し手を貸す、情報を提供する、声をかける、ついでの買い物をする、人を紹介するなど、5分でしてあげられることは意外に多くあります。
「おかげさま」「お互いさま」を口ぐせにしていると、人はみな、つながりの中で相互に支え合いながら生きていることを実感し、人を大切にする振る舞いになるのです。
「〜してあげる」と言っているうちは、心を開いてわかり合うことはできません。
シンプルに「〜しましょうか」「〜します」「〜できます」と変えるだけで、あなたの株はぐんと上がり、「面倒見のいい人」という印象になって慕われるはずです。
「大丈夫ですか?」と聞くと、人によっては「大丈夫です」と答えてしまいます。
「なにをしたら?」と聞くと、「じゃあ、○○してください」とスムーズ。
「直感」と「直観(経験から生み出される”ひらめき”)」を信じることは、自分を信じて、軽やかに生きることなのです。
どんな時間でも、永遠に続くことはありません。
一つひとつの瞬間を愛おしむように味わっている人は、だれから見ても魅力的で、好きにならずにはいられないのです。
■【実践】3個の行動ポイント
【2150-1】「自分が言われたらどう思うか」を常に意識して発言する
【2150-2】褒めすぎだ!と思うくらいまで、自分を褒めるハードルを下げる
【2150-3】その時、その場を全力で楽しむことを心がける
■ひと言まとめ
※イラストは、イラストレーターの萩原まおさん作
■本日の書籍情報
【書籍名】なぜか好かれる人の小さな習慣
【著者名】有川真由美 ・ 著者情報
【出版社】毎日新聞出版
【出版日】2024/12/2
【オススメ度】★★★☆☆
【こんな時に】明日の人間関係を良くしたいときに
【キーワード】人間関係、習慣術、引き寄せ
【頁 数】208ページ
【目 次】
◇CHAPTER1 「明るく感じのいい人」は好かれる
◇CHAPTER2 「一緒にいて心地いい人」は好かれる
◇CHAPTER3 「自分を大切にする人」は好かれる
◇CHAPTER4 「相手に興味と理解を示す人」は好かれる
◇CHAPTER5 「気配りのできる人」は好かれる
◇CHAPTER6 「言葉に愛と敬意のある人」は好かれる
◇CHAPTER7 「なぜか魅力的な人」は好かれる
▼さっそくこの本を読む
なぜか好かれる人の小さな習慣
有川真由美 毎日新聞出版 2024-12-2
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有川真由美さん、素敵な一冊をありがとうございました!
※当記事の無断転載・無断使用は固くお断りいたします。
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2025年 1月 30日
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